限界を超える

あけましてございます。今年もよろしくお願いいたします。

昨年末から師によるヨーガの真髄伝授のクラスが始まり、毎週土曜日に師から直接アーサナ・瞑想をご指導いただける機会に恵まれています。
そのクラスの初回、不思議な感覚がありました。私には少し緊張があったと思うのですが、師が部屋に入って来られ、クラスを始めますと言われた瞬間、突然嬉しさで胸が震えました。アーサナが始まってもその歓びは続きました。師のリードする声を聞いていると、緊張していたはずの体はいつの間にかリラックスしていました。

体の力みが抜けると何と呼吸のしやすいこと!アーサナ中は息を吐ききることがとても大切ですが、呼吸ってこんなに吐けるんだ〜と思う程に長く吐ききることができました。そして、吐ききった時にはアーサナの形がどんどん深まるのです。
「あれ!?私ってこんなにパシチモッターナ(前屈)前に行ったっけ?しかも痛くない!私の限界ってどこなの?」と本当に不思議でした。

アーサナが終わってから、これまでの自分のアーサナと、その日のアーサナの違いを考えてみました。一番違っていたのは体の力みです。これまで私はアーサナによって限界を超えないといけないと思っていたのです。苦しい形の中で呼吸を吐ききることを繰り返し、もう限界だと思うところからさらに何呼吸かを行なうことで自分自身の限界を超えていけると思っていました。しかし、苦しいと心が言い出す頃には体は力みます。そしてさらに力ずくで限界を超えようとしていたのです。

しかし、師のクラスを受けた時の感触は、私が今まで限界だと思っていた範囲を有に超えていきました。そしてそこには特に苦しみも痛みもありませんでした。ただ呼吸、吐く息によってどんどん超えていったのです。そして吐く息を吐ききるために必要なのは、力ではなく、むしろ反対に力んでいないことが必要だったのです。

これまでも、アーサナに力みは必要ないと頭では分かっていました。しかし、「限界を超える」という言葉に執われるがあまり、無意識に力んでいたのだと思います。

「限界を超える」とは、「ここが限界だ」などと私の心が決めるものではなく、呼吸に集中し、完全に吐ききれていれば、体の力みが取れ、自然と超えいくものだと分かりました。
ここだけの話、ときどきですが、アーサナの後に筋肉痛になることがありました。しかし、師のクラスの後にはまったく筋肉痛にはなりませんでした。筋肉痛の原因もやはり力みだと理解しました。

私はアーサナを始めて10年になります。新しい気付きを頂き、新たな気持ちでこれからも精進していこうと思います。

 


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