ヨーガの実践

ヨーガ・アーサナ

アーサナ実践編・大切なこと

□“アーサナを始めるにあたって”
食後2〜3時間経ってから、空腹状態で行ってください。寝起きは体が十分ほぐれていないので、また入浴後は心泊数が上がっているので望ましくありません。トイレも済ませてから始めてください。
凹凸のない、若干弾力のあるカーペットの上、もしくは、マット、ラグ等の上で行います。できるだけゆったりとした服装で裸足になり、腕時計、アクセサリー等は外します。

□動作
すべての動作は、呼吸を伴いゆっくりと行います。力まずにおちついた気持ちで一つひとつの動作を大切にしてください。

□視線
より正しく、より深く完成ポーズに近づいていくためには、視線による導きがとても大切です。また、視線が定まると姿勢も安定します。最初から正しい視線を覚えてください。

□呼吸
口を閉じ、鼻でゆっくりと呼吸します。完成ポーズでの呼吸は、とくに重要です。吐く息に意識を集中して、ゆっくりと吐ききり、吸うときは意識せず、自然に入ってくるのに任せるようにします。こうして呼吸に集中し、そして毎日行うことで、アーサナ中はもちろん、日常の呼吸も自然に長く深く変化していきます。アーサナの大切な役割のひとつは、呼吸を変化させることにあります。

□集中
アーサナは、雑念との闘いでもあります。続けるうちにより深い集中力が身につきます。まずは呼吸に意識を集中します。完成ポーズでは、刺激を感じるところに、痛いとか、つっぱるといったことを考えず、ただ気持ちをそこに置いておくような感じで集中してください。

□“アーサナが終わったら”
2〜3時間は、できるだけ食事をしないようにしてください。直後の入浴もできるだけ避け、あまり動きまわらず、静かに座っているのが理想的です。

□初めのうちは
できるところまでを完成ポーズとし、そこで呼吸してください。体が慣れてきたら、最後の1、2呼吸は、少し無理をして自分の限界を越えることで、より深い完成ポーズに近づいていきます。そうすることによって結果的に柔軟性はつきますが、アーサナは、けっして柔軟性を競うものではありません。より強い刺激によって深い集中感を得、その状態(苦しい)における深い呼吸(自然にできるようになる)によって、呼吸を変化させることが大切です。
また、アーサナを始めてしばらくすると体が痛くなることがあります。これは、“まず悪いところが出てくる”アーサナの効果といわれています。無理せず続けることでやがて解消されます。体を本来あるべき姿に戻すための入り口と考えてください。

□食事
私たちは、食物から栄養を、空気から酸素を体内に取り入れて生きているとされていますが、実際には、食物、空気を介して、プラーナを摂取して生きているとヨーガは説きます。アーサナにおいては、大気中から直接プラーナを体内に取り入れ蓄積するため、必然的に食事量は減り、呼吸もゆっくりとしたものになります。アーサナをした後すぐに食事をすると、せっかく取り入れたこのプラーナが消化エネルギーとして使われてしまうため、2〜3時間は食事をしないほうが望ましい、むしろ必要ないとされています。
食べすぎは、消化エネルギーを費やすためかえって疲れます。アーサナを始めるのを機会に節食を心がけ、季節の野菜、豆類などの植物性たんぱくを中心とした食生活にされると理想的です。

□女性の方々へ
生命を宿し、誕生させるという偉大なはたらきを担っている女性の身体の特徴として、生理・妊娠があげられます。それらの心身の負担を和らげるのに、日常的にアーサナを行っていることが大いに役立つでしょう。

  1. 生理中、基本的には行わないでください。
    アーサナの経験が1年以上で、心身ともに不快感がない場合、行っても構いませんが、アーサナ中、不快感を感じたときにはポーズを戻し、シャヴァ・アーサナをしてリラックスしてください。
  2. 妊娠中は行わないでください。(妊婦のためのアーサナもありますが、必ず正しい指導者のもとで行ってください)
  3. ハラ・アーサナのポーズを戻すときと、身体が逆向きとなるサルヴァーンガ・アーサナの際、人によっては子宮あたりから音が出ることがあります。これはちょうどスポイトのように真空状態となった子宮に空気が吸い込まれ、出ていく際に音が生じるためです。自然現象ですから何も心配はいりません。

 

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