アーサナの効果は日常に現れる


患者さん向けに行っているクラスに、熱心に通ってきてくださる方々がいます。
クラス後はお話をする時間がそんなに長く取れないのですが、それぞれ治療に来られた時にクラスの感想などを伺うようにしています。
今回は2人の方のエピソードを紹介します。

2年前から通われている60代の女性。
この数ヶ月ご両親の介護に忙しくなり、お休みすることが増えていましたが、家で少しずつ実践されていると聞いていました。
先日の治療の際に呼吸と心の状態についてお話したら、すごくよく分かります、と深く頷かれました。
クラスに通う前の自分だったら、もっとイライラして両親に辛く当たっていたと思う。最初は苦しくて呼吸ができないことも多かったけれど、だんだん呼吸がしやすくなって、気持ちが落ち着くことが増えた、と穏やかな表情で話してくれました。
介護をする側もされる側も、慣れないうちは戸惑うことばかりだと思います。
それまで当たり前にできていたことができなくなる辛さ。その立場にならないと実際のところは分かりませんが、そのストレスは計り知れないものがあると思います。それを見ている家族は、元気だった頃の印象が強くてついひと言余計なことを言ってしまったり。
どうしてこんなことになってしまったのだろう?お互い葛藤や苦しさを感じることが度々起こるようです。
この方はアーサナによって少しずつ呼吸が深まり、ひと言を言いそうになったらひと呼吸待つ習慣がついたと感じたそうです。

 

9ヶ月前から通われている50代の女性。
かなり厳しい症状のある疾患に罹られて、1年前から治療院にこられていますが、最初は肉体的にも精神的に追い込まれていくのをただ見守ることしかできませんでした。アーサナをすれば、何かのきっかけになるかもしれないと、タイミングをみてクラスにお誘いし、それからほぼ毎週クラスに参加してくれるようになりました。
アーサナは苦しくて辛いし自分では全然できていない気がするけれど、終わった後がスッキリするからまたやってみようと思える、とよくおっしゃいますが、回数を重ねるごとにできる形が増えて、驚くほどです。3ヶ月ほど前からはほぼ毎日家でもアーサナをするようになったそうで、その頃から変化のスピードは目を見張るほどに。
中でも一番変化したのは表情です。お会いした頃はあまり笑顔を見ることができなかったのですが、今ではとっても素敵な笑顔を見ることが多くなりました。
花が咲いたような明るい笑顔に、私はいつも元気をいただいています。

 

蕎麦の花

アーサナを始めると形ができるかできないにとらわれがちですが、地道に真剣に実践を続ければ、確実に変化は起こります。
そしてこのお2人のように、その効果は日常に現れます。

ヨーガをするのに年齢や性別は関係ない。特別なことはする必要がなく、とにかく継続することが大切。
みなさんの変化を見て、改めてヨーガの素晴らしさを実感する日々です。

 

ハルシャニー


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