バクティ・サンガム〜至福に浸る聖母アーナンダマイー・マーのキールタン


8月のバクティ・サンガム「女神を讃える」シリーズの第5回目は、インドの聖女シュリー・アーナンダマイー・マーを取り上げました。今回も講師のジャヤデーヴィーさんがとても興味深いお話をして下さいましたので、少しご紹介したいと思います。

アーナンダマイー・マー(1896~1982)は、東ベンガルに生まれました。まるで少女のような本当に愛らしく美しいお姿が写真でいくつも残されています。パラマハンサ・ヨガナンダ著『あるヨギの自叙伝』の第四十五章「ベンガルの〝至福に浸る聖女〟」にはヨガナンダと出会った時の祝福に満ちた様子が書かれているので、ご興味のある方はぜひ読んでみて下さいね!!

 

アーナンダマイー・マーはバラモンの家に生まれましたが生活は決して裕福とは言い難く、七人の弟妹がいたため学校教育を受けられたのは約二年程だったそうです。
しかし、彼女は大覚者シュリー・ラーマクリシュナと同様、無学でありながら子どもの頃から驚くほど聡明でした。後にアーナンダマイー・マーの存在が世間に知れ渡り、たくさんの信奉者が常に彼女のもとへ訪れるようになりましたが、その中には実業家、芸術家、学者やジャーナリスト、政治指導者、王や王妃までもが含まれていたそうです。
インド哲学やヨーガの聖典などと聞くと、とてつもなく難解でとっつき難いものように感じてしまいがちですが、シュリー・ラーマクリシュナやアーナンダマイー・マーのように無学でありながら神の叡智を実際に体現された聖者のお話に触れるたびに、真理を悟ることと学識の有無は本当に関係がないのだなぁと、改めて教えられます。

 

ジャヤデーヴィーさんのお話の中で、今回一番印象深かったのは、アーナンダマイー・マーが詠唱されているキールタンを聴いた時、その声に釘付けになり、心の底から感動を覚えたと声を詰まらせて話されていたことです。(YouTubeで調べると聴くことができます)
そのキールタンは、ただ〝He Bhagavan(おお、主よ)〟と、バガヴァン(真実なる者、神)への呼びかけだけがずっと繰り返されるものなのですが、アーナンダマイー・マーが見ているもの、彼女の魂にある神が、御名を持ち、声となり、歌となって、響きわたっていく、そこにはただ〝神〟それだけしかない…。
お話を聞きながら、いつか私もそんな境地でキールタンを歌えるようになりたい!と心からそう思いました。

 

バクティ・ヨーガは、誰もの中にある愛の力を使って神なる者、純粋なる者、自分の本質と一つに結ばれていくヨーガの道です。そして、その方法の一つがキールタンです。バクティ・ヨーガ、そしてキールタンの醍醐味を一緒に味わいましょう!
次回のバクティ・サンガムは9/15(日)13:00〜、江戸川印度文化センターにて開催します。今期最終回となりますので、たくさんキールタンを歌いたいと思います!ぜひ、ご参加下さいね。

参加申込、お問い合わせはこちら

 

シャルミニー


継けることで必ず変容は起こる


治療院に来てくれている患者さん向けのクラスに、1年半ほど通ってくれているOさん。

数ヶ月前からシールシャ・アーサナの練習をするようになっていました。練習の度に私には無理と言っていましたが、練習は順調に進み、ここひと月ほどは足を伸ばす状態に挑戦していました。

クラスでお会いする印象では、Oさんは心身ともに良い状態に見えていたのですが、先日しばらくの間気持ちが塞ぎ込んでどうにもならない状態に陥ってしまったそうです。苦しくて何もする気になれず、家族にも当たってしまう。そんな自分に苛立ちさらに落ち込むという悪循環。それを断ち切りたくて、藁をもすがる思いでアーサナを始めたところ、シールシャ・アーサナで足が真っすぐに伸ばせて、しばらく保持できたとのこと。嬉しくてこの喜びを誰かに伝えたい、と真っ先にご主人に報告したら、良かったね、と一緒に喜んでくれたそうです。家族との関係も、練習し続けていたシールシャ・アーサナも、いろいろ一気に解決してすごくスッキリしました、と満面の笑みで話してくれました。

この方の場合、厳しい状況を打破したいという真剣な必死な思いが一点集中の状態を生み、シールシャ・アーサナの成功に繋がったのではないかと思います。

 

同じクラスに3年ほど通い続けてくれているSさん。

Sさんはクラスでしかアーサナできないのが課題でした。きつい形はすぐに戻してしまうことも多く、毎日実践すること、少しずつでも自分の限界を超えることの大切さを話してはみましたが、ご本人がやろうという気にならないとどうにもならないもの。とにかくクラスではリラックスして楽しんでもらおうと、ご自分のペースで無理のないように実践してもらっていました。

先日治療院に来られた際に、夜中何度も目が覚めてしまうと訴えられました。治療することで対応はできるけれど自分ですぐに対応できた方がいいから、1個だけでもアーサナをやってみてはどうかと提案しました。すると、寝る前にやろうとしたけれど、寝落ちしてしまうのが心配でできなかったとのこと。アーサナは1日のうちいつ行っても効果は同じだから、気が向いたら昼間のちょっとした時間にやってみてください、と伝えました。

そして次のクラスでお会いしたら、嬉ししそうに駆け寄って来られました。

あの後、私が伝えたことを気になりつつもなかなかやる気が起きず。でもやれてないことがどんどん気になってきて、昼間にアーサナしてみたのだそうです。結果、その夜は一度も目覚めることなくぐっすり眠れたそうで、家で自分でアーサナしても効果があるんだと驚かれていました。

ご自身と向き合って得られた今回の体験は、何よりも大きな気づきがあったと思います。

 

 

 

 

 








アーサナの目的は堅固で快適な身体を作ること。その目標に向かって進む課程で、心も変容していきます。

このお2人のクラスでの体験談は、それをしっかり物語っています。
いつどんなタイミングかは分かりませんが、続けて実践して行くことで必ずその変容は起こります。

これまで以上に素敵な笑顔になったお2人から溢れる歓びで、私もすっかり満たされました。

ハルシャニー


一点集中!シールシャ・アーサナ 頭立ちの形


シールシャ・アーサナ(頭立ちの形)は、頭と両肘の3点で逆立ちする形です。

 

 

①手を組み、ひじをついて頭頂を床につける。

②足を真っすぐに伸ばす。

集中ポイントはサハスラーラ・チャクラ。頭頂の部位です。

 

 

こうして文章で説明すると非常にシンプルな形ですが、実際に行うには基本的なアーサナをしっかり行った上で少しずつ練習していきます。

①の体勢から上半身と下半身を折りたたむように近づけていきますが、この際、身体を前屈させるパシチモーッターナ・アーサナ(背伸の形)の要素が必要になります。十分に膝の辺りを胸に引き寄せたら、膝を曲げて頭と背骨が真っすぐの状態になるまで膝を上げていきます。

②に移行するには上半身の柔軟性が必要になります。特に肩甲骨周辺が硬いと、①の体勢を正しく作っても②へ移行する間に肘が浮いてしまうこともあります。そのために、ブジャンガ・アーサナ(コブラの形)で背骨の柔軟性を高めることも必要です。

これはシールシャ・アーサナに限ったことではありませんが、1つのアーサナを完成させるためには、その形だけを練習するよりも他のアーサナもバランス良く行っていくことで、より速やかに完成に近づくことができます。

シールシャ・アーサナは頭頂と両肘の3点で全体重を支えるため、首に負担がかかります。練習は無理しすぎず、焦らず気長に行うようにしましょう。

 

私は練習し始めた頃、後ろに倒れそうになる感覚が怖くて身体全体を真っすぐに保つことがなかなかできませんでした。

当時のクラスで、「身体全体が真っすぐになるポイントでは、ふわっと軽くなる感じがする。手のひらに棒を乗せてバランスをとってピタッと立たせるような状態」と教わり、その感覚をイメージしながら練習を重ねました。

そしてある日、身体がふわっと軽くなる感覚が突然やってきました。これか!と思ったのもつかの間、気付いたらマットの上に転んでいました。怖くて転ぶことすらできなかったのですが、初転びを経験して転ぶことが怖くなくなり、以前よりも積極的に練習に臨めるようになりました。次第にふわっと感じる状態を長く保てるようになり、頭頂の部位にしっかりと刺激を感じるようになりました。

 

 

効果としては、身体が逆さになることで、通常重力に従って下垂しがちな内臓が重力に逆らって上に上がる状態になり、消化器官の働きが活性化されます。

また形を保持するために集中力がかなり必要になるので、一点集中の訓練にもなります。


正しい形で身体が安定すると呼吸も安定します。形を保持し続けるには集中状態に持続が必須で、次第にバランスを取ることすら意識しなくなり、頭頂の部位一点にのみ刺激がくるようになります。慣れてくるといつまでもその状態でいられるような感覚になります。

アーサナにおいても身・口・意の一致が不可欠となりますが、このシールシャ・アーサナはそれを強く体感できる形だと思います。

完成させるまでに時間がかかる場合もありますが、地道に練習することで完成に近づくことができます。

途切れることのない一点集中状態を、シールシャ・アーサナで体感してみてください。

 

ハルシャニー


バクティ・サンガム~カーリー女神を讃えるキールタン


女神を讃えるシリーズ4回目の先月のバクティ・サンガムはカーリー女神にまつわるお話とキールタンを歌いました。

カーリー女神はとてもインパクト(!?)があるので、ご存知の方も多いかも知れませんね。
“カーリー”とは”黒い”という意味があり、その名の通り黒い肌をしています。そして、生首または髑髏のネックレスに切り取った腕の腰巻き、手には大きな刀剣と血が滴る生首を持っています。血走った目を見開き、口から真っ赤な舌を出して、夫であるシヴァ神を踏みつけている姿で現されます。な、なんだかインドの女神さま、スゴイですね…(汗)

カーリーの様相にみんな歓喜しました!

カーリー女神も前回ご紹介した聖典『デーヴィー・マーハートミャ(女神の素晴らしさという意味)』に登場します。ドゥルガー女神同様、悪魔アスラ族の軍勢(人間の煩悩や無知の象徴)と壮絶な闘いを繰り広げます。実はカーリー女神は闘いの最中、敵に激怒したドゥルガー女神の額からぬっと出てきたんですよ!!だから、カーリーはドゥルガーの化身でもあります。カーリー女神については以前のブログでも紹介しているので、是非こちらも読んでみて下さいね。

そんな何だか恐ろしげな女神さまですがインドではポピュラーな女神で、特にベンガル地方では信仰が厚く、カルカッタには有名なカーリー寺院があります。かの大覚者シュリー・ラーマ・クリシュナはカーリー女神をいつも「マー(母さん)」と呼び、まるで生きているかのように心から慕い愛し、その深い信仰心についには彼の前にカーリー女神が姿を顕したといわれています。

今回のキールタンはカーリー女神とドゥルガー女神を讃える『Jai Ma/ジャイ マー(女神に勝利あれ)』を歌いました。 この日は初参加の方もおられたのですが、とても興味深そうにお話を聞かれ質問をされたりしていました。キールタンは初体験だったそうですが「とても楽しかったです!」と声を弾ませて感想をお話して下さいました。

たくさんの人と一緒にキールタンを歌うと一人一人の声が響き合い、神の御名がどこまでもどこまでも広がって、それだけがこの世界すべて、そして私自身を満たしているように感じます。胸の奥から歓びが自然と溢れ出して、本当は歓びを得るための何かを自分の外に探す必要は何一つないのだということに気が付きます。なぜなら、私たち誰もの本質は”歓びそのもの”であり、唯一必要なのは”それに気付く”ことだけなのです。少しでも多くの人とこの歓びを分かち合えるといいなぁと思います!

歓喜の中で 主よ 歓喜とともに〜♪

次回のバクティ・サンガムは今週日曜日8/18 13:00~です。どなたでもご参加いただけます!
詳細、お申込はこちら

シャルミニー


畑仕事で足りたるを知る


今年も、夏の初めに丹波にあるヨーガ仲間のご実家にお邪魔して、微力ながら畑仕事のお手伝いをしました。私自身は、畑や作物を育てることについて詳しいわけではなく、土いじりをしていると何となく心が落ち着くなあと感じていて、緑豊かな丹波に時々行きたくなるのです。
今回は、初めて丹波に伺う仲間と一緒です。

この日は曇り、少し風もあって、外で作業するにはちょうど良いお天気です。畑では、よく手入れされた作物が元気に育っていました。聞こえてくるのは、会話しているように鳴いている鳥の声と、遠くの方で農作業をしている車のエンジン音だけ、とても静かです。普段は土に触れる機会がない私たちは、早速草引きのやり方を教えてもらい、作業開始です。

元気に育つ作物と一緒に作業中

始めてからしばらくは、草の根っこまできれいに抜けると気分が良くて、「あ~、私の煩悩もこんなふうに根こそぎ取り除くことができたら、どんなにすっきりするだろう」などと都合のいいことを考えたりしていましたが、やがてそんな思いも浮かばなくなり、目の前にあるやるべきこと、草引き作業を淡々と進めていくだけになりました。

淡々と作業中
淡々と作業中

気が付くと、畑もすっかりきれいになり、私の心の中の不要な思いもなくなっています。抜かれた草は風雨にさらされて、肥やしになったり虫の住みかとなったりします。あらためて、この世に生まれたもので無駄なものはひとつもない、動物も植物も、すべてのものが過不足なく存在しているなあと感じられ、感謝の気持ちが湧いてくるのでした。食事のとき、大切に育てられた野菜を丁寧に調理してみんなで美味しくいただいていると、この当たり前のことが、とても贅沢に感じられました。日常の喧騒を離れて、大自然の中で自分に素直になれたような気がします。

共に作業をした仲間は帰宅してから、お料理本「さまらさの台所」を見直し、このとき感じた思いにぴったりの言葉があったことを教えてくれました。
「知足 -大いなる祝福に感謝する」
いつもの生活に戻っても、自然の恵みのありがたさを忘れずにいたいと思います。

採れたての野菜

マイトリー


さまらさの台所 〜とうもろこしいろいろ〜


今年の関東地方は梅雨が長く、ほとんど晴れ間がない天候続きでしたが、ようやく太陽がしっかりと姿を見せてくれるようになりました。

7月28日(日)に開催された「さまらさの台所」の当日は台風の影響が心配されましたが、強烈な真夏の日差しが降り注ぐ1日となりました。

参加者は12名、うち初めての方が5名という賑やかでフレッシュな顔ぶれ。

 

今回のメニューは、そんなとうもろこしを使った3品。

・とうもろこしと枝豆のかき揚げ

・コーンポタージュ

・焼きとうもろこしご飯

 

夏野菜といえばトマトやピーマンや茄子などがイメージされますが、とうもろこしも夏を代表する野菜の1つ。近年は白い品種を見かけることも増えましたが、定番の黄色い品種は見るだけでも元気になれる鮮やかさです。

 

近所の八百屋さんで用意していただいたとうもろこしと枝豆

2班に分かれて調理に取り掛かりました。

みんなで手分けして作業中、奥ではとうもろこしの皮を使って小舟(お皿)を作ってます。
中学の同級生やお友達同士で参加してくださいました。

焼きとうもろこしご飯はまずコンロでとうもろこしを炙る作業から始めました。

会場の調理室の火力が業務用並みで、ドキドキしながらもみんな楽しそうでした!

とうもろこしをこんがり焼いてご飯と一緒に炊いていきます。
気分は屋台の焼きとうもろこし〜

水につけて置いたお米と合わせて、後は炊くだけ。シンプルなレシピなので、気温の高い真夏にも作りやすい献立だと思います。

芯を一緒に入れて炊くことで旨味が増します。

コーンポタージュも作り方は簡単。

とうもろこしの実と芯をひたひたの水で茹でて、茹で汁と牛乳を合わせてミキサーにかけるだけ。こちらは冷やしても温かくしてもおいしくいただけます。

とうもろこしの色が黄色く鮮やかになるまで茹でます。…もう少しかな。

とうもろこしと枝豆のかき揚げは、海苔に乗せて揚げていきます。

少しドキドキしながら揚げものにもチャレンジ!みんな見守ってます。

かき揚げを調理中にご飯が炊き上がり。炊きたての状態でバターを混ぜました。

バターの香りが食欲を刺激します

盛り付けも完了、みんなでいただきます!

とうもろこしメニューに加えて、ちょうど前日に届いたヨーガの仲間が丹波「さまらさファーム」で作っている元気な夏野菜も一緒にいただきました。

グルバイが作ってきてくれた、なすの梅煮と伏見とうがらしの揚げ浸しを添えて。

アーサナ・瞑想クラスに通われていて、さまらさは初参加のOさんは、食事の身体への影響を考えて今回参加されたそうです。普段自炊する機会が少ないとのことでしたが、積極的に調理に参加されていました。ご飯とスープは自宅でも作ってみたいとのことでした。

また、とうもろこし好きのご主人のために、夏は毎日のようにとうもろこしを茹でている、と笑って話しておられた方も、「茹でる」「蒸す」以外のレパートリーが増えたことや、調味料の少なさ、塩少々だけでこんなに美味しい!ことに喜んでおられました。

今回はとうもろこしを、実も、芯も、ヒゲまで(!)いただいたのですが、みなさんそのことに目からうろこだったようです。いつも捨ててしまっている芯を、ご飯と一緒に炊いたり、スープで一緒に茹でることで出汁を取ることができたり、甘みが増すことや、ヒゲをカリカリに炒ってお塩で味付けして、ご飯に載せたら、香ばしくて美味しかったりと、驚きの声がいろいろ出ていました。

「さまらさの台所」はヨーガの料理教室、一般的な料理教室のように、こだわったレシピや技術をお伝えしているわけではありません。

「さまらさ」とは、「等味」「至福の味わい」といわれます。食材も私たちの命も等しい存在で、作る人も食べる人もともに歓びを味わえるように、という意味が込められています。

旬の食材を使うのは、自然の恩恵を受けて生き抜いた作物が成長して、最も生き生きしている状態だから。旬の食材を食することで、単に舌や胃袋を満足させるだけでなく、作物が持つ生命力が私たちの身体を滋養する薬のような役割もあり、身体と心を元気にしつつ浄化してくれます。

私たちの本質は純粋な意識そのもの。その乗り物である身体を滋養して快適に保つことで、心が清らかで軽快な状態となります。それを維持して身体がしっかり浄化され、心がすっかり純粋になったとき、本来の自分の姿が自ずと現れます。

これからしばらくは蒸し暑さが続くと思われますが、手っ取り早く冷たいジュースやアイスなどで身体を冷やすのではなく、夏野菜が持つ身体から熱を取り去る効果をうまく活用して、この暑さを軽やかに乗り切りたいものです。

ハルシャニー


夏の1dayヨーガ合宿@相模湖たねまめ 2019


先週末の7月14日(日)、神奈川県相模原市にある『古家カフェ+ギャラリー たねまめ』さんで、「夏の1dayヨーガ合宿」が開催されました!

朝8:30にJR中央線の相模湖駅に集合。時折小雨の降る天候で、緑がよりみずみずしく感じられる風景の中、車でたねまめさんに向かいました。

今年で3回目となる合宿には、12名が参加。相模湖、新宿、吉祥寺のクラスに通っている人たちが一堂に会するのはこの合宿だけ。今回初参加の人もいたので、それぞれ簡単な自己紹介をしました。

自己紹介の後は、まず最初のプログラムであるヨーガ・瞑想クラス。

朝早めの時間はまだ身体が硬い状態だと思いますが、みなさん真剣にアーサナに取り組んでいました。

初めてシールシャ・アーサナや浄化法に挑戦した人もいて、写真撮影していても集中感がどんどん増していくのを感じました。

アーサナと浄化法をしっかり行った後の瞑想

続いては、キールタン。
『Jaya Bolo Sītā Rāma』と『Śrī Kṛṣṇa Govinda』の2曲を歌いました。
『Jaya Bolo Sītā Rāma』は昨年師の御誕祭で捧げるために練習を重ねた歌でもあるので、久しぶりに大勢で一緒に歌えてただただ幸せでした。
『Śrī Kṛṣṇa Govinda』は賛美歌のような荘厳な雰囲気がある歌。途中からみんなで声を合わせて何度も繰り返しクリシュナの御名を唱えていくうちに、みなさんより一層良い表情に。

キールタンが初めての人も何度も歌っている人も一体となり、歓びが溢れ出てくるようなひと時でした。

そして、お待ちかねのランチタイム!
通常営業の時のたねまめさんのランチでは食べられない、マハーヨーギー・ミッション特製ランチです!!

今回も野菜たっぷりのメニューの数々!バイキング形式で各自お皿に取り分けていきます

たねまめさんのお食事は見た目の美しさはもちろん、いろんな味を楽しめるように工夫してくださっていて本当に素晴らしいです。
食べている間中、「おいしい!」が飛び交っていました。

ビーツのスープ、大豆ミートの肉味噌、ナスと車麩の甘酢あん、インゲンとパプリカのスパイス炒め、八角とメープルシロップを使ったゴボウ炒め、トマトのコンポート

食後はお庭を散策したり、少しお昼寝をしたり、しばし休憩。

一息ついた後は、円座になってヨーガのお話をしました。
ヨーガの目的は、真実・本当の自分を知りそれを実現すること。
ヨーガを実践することで、少しずつ自分が変化していることを実感しているという話や、人生の目的がヨーガにあると気づけたことが良かったという話。ともにヨーガの道を学ぶ人たちの経験談はとても励みになります。

瞑想は30分間。瞑想の対象として、「真理」「本当の自分」「神」の3つが挙げられます。対象が特に決まっていない人は、今回は「本当の自分」を対象として、年齢や職業等の何らかの条件をすべて取り払った、そのものの自分に集中していく方法に取り組みました。

たねまめさんの空間の持つプラーナのおかげか、いつも以上に集中しやすかった、あっという間に感じた、などという感想がありました。

最後は作務の時間。
ヨーガといえばアーサナや瞑想をイメージする方が少なくないと思いますが、日常に置ける働きそのものもヨーガの1つとされており、カルマ・ヨーガ(=働きのヨーガ)と呼ばれています。このカルマ・ヨーガは目の前のことに集中して淡々と行うことが大切。
本来はお庭の草取りをする予定でしたが、雨天のため使わせていただいたお部屋をみんなで掃除しました。
掃除が終わった後の室内はより一層静まった雰囲気になったような気がしました。

掃除が終わる頃にきなこちゃん登場
見事なマールジャーラ・アーサナです

1日かけて様々なヨーガの味わいを楽しめるのも合宿の醍醐味。

始まる前はいろいろと盛りだくさんだから最後までしっかり集中しようと臨みましたが、始まってしまえばそんなことはすっかり吹き飛んで、みなさんと楽しく過ごすうちにあっという間に終わりの時間が来てしまいました。

                                        

初めて合宿に参加されたOさんからいただいた感想を紹介します。
「アクティブなみなさんと1日を過ごしてとても楽しかったです。
キールタンがすごく楽しくて、先生の伸びやかな声が素敵で心が解放されて幸せだなーと感じました。声を出すって気持ちがいいですね。突然の参加なのに、温かく迎えいれてもらってありがとうございました」

3年連続参加のHさんは、今回初めて雨が降る天候だったけれど、晴れている時にはないしっとりとした空気の中で過ごすのが心地良かったそうです。

そしてこちらも3年連続で、今回は京都から参加来られたCさんの感想です。
「気持ちの良い、満たされたひと時を過ごせました。みんなと静かな澄んだ空間でアーサナや瞑想を深めることができました。まさに夏休みの(楽しい)特訓ですね!ありがとうございました。ジリジリとほふく前進のように少しずつですが、「気づき」を目指して進んでいくぞ!!と決意を新たな新幹線の中でした」

最後にたねまめさんのオーナーSさんからは、こんな言葉をいただきました。
「雨の中しっとりとヨーガに浸った1日。
何よりお出しするお食事を美味しいと言って召し上がっていただけることが嬉しく、また来年も頑張ろうと思うのでした。ご参加の皆さまありがとうございました。作務で綺麗にしていただいて、この家も喜んでいるようです。また来年も楽しみにしています」
そんな風に感じていただけて私たちもとても嬉しいです。

1人で黙々とヨーガに取り組む時間はもちろん大切ですが、こんな風にたくさんの人たちと一緒に過ごしながらヨーガを深めていく場では、1人だけではけして経験できない学びが散りばめられています。

このような機会を持てたこと、参加できたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。

ハルシャニー


雲の上に見たもの——真理は永遠に輝く太陽



梅雨空が続きますね。どんよりしたした日が続くと気分まで沈んでしまいがちですよね。だんだん太陽が恋しくなってきました☀

雨の日や雲が立ち込めている日に、いつも思い出す光景があります。
学生の頃、初めての海外旅行で飛行機に乗った時のことです。飛行機は雲を突き抜けて、とても高い高度を飛んでいました。眼下には一面に広がる真っ白な雲。生まれて初めて目にしたその光景は、この世のものとは思えないような美しさでした。本当に神様や天使がその辺りを歩いているんじゃないかと、思わず本気で探しそうになってしまいました。笑
何時間も同じ景色を見ているうちに、雲の上はずっと晴れている!ということにはたと気がつきました。もちろん知識としては知っていましたが、それを実際に自分の目で見たのは初めてだったので「やっぱり、本当にそうなんだー!」と感動して得心したのでした。

 

雲がない場所では、怖いくらい遥か下に青い海やどこかの国が見えました。今この真下の地上は晴れているんだなとか、この雲の下は曇りだったり雨が降っているんだろうな…などと、ぼんやり考えていると、ふと「人の心の中にも雲があるのかもしれないな…」という思いが浮かびました。そして〝雲の上はいつも晴れている〟ということに、その時なぜか不思議な安心感を覚えたのです。

今、私はお天気が悪い日にいつもこの日のことを思い出しながらこう思います。
「この雲はまるで私たちの心を曇らせている”無知”の象徴のようだな。どんな嵐の日でも雲の上では太陽がいつも明るく輝いているように、”真理”は日々容易く変化する私たちの心の動きとはまったく関係なく、常にそれだけが在り、永遠に光輝き続けているんだな」と。

そして、初めて雲の上の景色を見た日のように、やっぱりそれを絶対に自分で確かめたいと思うのです。

シャルミニー


今年もやります!1dayヨーガ合宿@相模湖たねまめ



今日から7月!沖縄は梅雨明けしたようですね☀️もう、あっという間に夏がやってきますね!
さぁ!MYM東京は今年も「1dayヨーガ合宿」を開催します!!!
時は7/14(日) 、場所は昨年一昨日と同じ、神奈川県相模原市にある湖と豊かな緑に囲まれたとっても素敵な場所にある『古家カフェ+ギャラリーたねまめ』さんです!

 

縁側fに佇むあずきときなこ(猫さん)。お待ちしております。

 

アーサナ(ポーズ)や浄化法、呼吸法、インドで古くから伝わる歌キールタン。また、お庭の草とりやお掃除など、汗をかいて動いてみると意外と心も体もすっきりとする!と好評だった作務(働きのヨーガ)。そして途中で少し休憩をとりながら・・・
最後にはせっかくの合宿なのでみんなでじっくりとヨーガのお話や少し長めの瞑想にもチャレンジしてみたいと思います!今年も、たねまめのオーナーさんが作る100%植物性オーガニック食材のみを使用したとっても美味しいと大好評のランチ付きです。楽しみ! 昨年の合宿の様子は→こちら

合宿のスケジュールと詳細はこちらです。

 

雑多な都会での生活や慌ただしく過ぎていく日常から少し離れて、静かな緑の中でヨーガに浸る一日を一緒に過ごしましょう!
どなたでもご参加いただたけます。お問合せ、お申込みはこちらまで。※申し訳ありませんが、定員になり次第締め切らせていただきます。

 

合宿お待ちしてまーす!(相模湖メンバーの方の畑で大豆の種まきしました)

メンバーの方の畑で大豆の種まきしました。合宿お待ちしてまーす!

 

シャルミニー


バクティ・サンガム〜インドの女神に親しもう!



4月から始まった「バクティ・サンガム」女神を讃えるシリーズですが、インドの神さまや女神の名前は聞いたことがあるけれど詳しいことはよく知らないな、という方も多いのではないでしょうか。今日はこれまでのキールタンに登場した女神について、講師のジャヤデーヴィーさんがいろんなお話をして下さったので、少しご紹介したいと思います!

『Jai Durga Lakshmi Saraswati / ジャイ ドゥルガー ラクシュミー サラスワティー』
このキールタンには3人の女神の御名がでてきます。シヴァの配偶神のドゥルガー、ヴィシュヌの配偶神ラクシュミー、ブラフマーの配偶神サラスワティーです。
※ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァはトリムルティー(三神一体)といわれ、それぞれにブラフマー=創造、ヴィシュヌ=維持、シヴァ=破壊/再生を司る神です。

ドゥルガーという名前は〝近寄りがたい者〟という意味があり、戦いの女神、勝利の女神と呼ばれています。トラやライオンに乗り、10本の腕それぞれに神受の武器を持つ勇ましい姿であらわされます。そんなにたくさんの武器を持ってドゥルガーが戦っている相手とはアスラ族の悪魔の軍勢!悪魔の軍勢は倒しても倒してもどんどん増え、壮絶な戦いが繰り広げられます。これは聖典『デーヴィー・マーハートミャ(女神の素晴らしさという意味)』に書かれている物語なのですが、その一場面である水牛の姿をしたマヒシャという悪魔を討ち取った姿がミニアチュール(細密画)などにも描かれています。優美でありながら恐ろしい女神として、今も多くの信仰をあつめるインドでは有名な女神です。

 

 

水牛の姿となったアスラ(悪魔)と闘うドゥルガー

 

ラクシュミーは美と豊穣・富の女神です。蓮華の上に立ち、四本の腕のうち二本には蓮の花を持ち、一本の腕の手からは豊かさの象徴としての黄金が流れ出していて、二頭の白象をともなって光輝くような美しい姿であらわされます。日本では吉祥天として知られています。

サラスワティーも四本の腕がありヴィーナという弦楽器と数珠、ヴェーダ(聖典)を持って蓮華の上もしくは白鳥に乗っている姿であらわされます。聖なる河とされるサラスワティー河の化身ともいわれており、才色兼備で芸術や学問を守護する女神だそうです。日本には弁財天として伝わっています。サラスワティーの夫ブラフマー神はどこにいても美しい妻を見ていたくて、前後左右頭頂に5つの顔を作り出したという逸話もあるそうですよ😄

 

 

インドの神さまは仏教とともに日本にも伝わっているので、実は日本ととてもご縁が深いのです!ちなみに日本ではブラフマーは梵天、ヴィシュヌは仏陀、シヴァは大黒天です。面白いですね!

 

キールタンは神の御名を繰り返し歌い讃えます。神そのものであるといわれる神の御名には、たとえ私たちがそれを知らずに口にしたとしても大いなる何かを感じさせる計り知れない力があります。ですが、それぞれの神に親しむことでイメージが膨らみ、そしてその御名を讃えることでもっと神を近くに感じることができるようになります。
「私たちが神に一歩近づけば、神は喜んで十歩私たちに近づいて下さる」と師から教わったことがあります。私たちの拙いよちよち歩きの一歩を神は純粋に喜ばれて、まるで母親が我が子にそうせざるを得ないように、十倍も私たちに近寄ってきて下さるというのです!私はこの教えが大好きです!
皆で一緒に神を想い、キールタンを歌って百歩も千歩もどんどん神に近づいていきましょうー!!!

次回のバクティ・サンガムは7/21日(日)です!
詳細、お申込みは→こちら

 

トリルティー(三神一体)とその女神トリデーヴィー(三人の女神)

シャルミニー