『ヨーガの福音』を読んで


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この本を初めて手にしたのは、今から10年近く前になります。改訂版が発売され、久しぶりに読み返しました。ぱらぱらと頁をめくっていると、以前、とても好きだった一節が目にとまりました。
タイトルは「試練」。「愛と慈悲」の項目に含まれています。

    肉体が死ぬまで試練はずっと続くのだ。
    進めば進むほど、試練は大きいかもしれない。
    だが、神はおまえを信頼して重荷を与えるのだ。
    そして同時に、成長するに従って、 困難な仕事も淡々とこなしていけるようにもなるものだ。

これを読んだとき、「そうか、試練は死ぬまで続くのか。無くなることはないんだ…」と現実の厳しさに凹みそうでしたが、「神はおまえを信頼して」と書かれているのが、救いでした。このフレーズが好きで、何だかほっとする、知らず知らずのうちに心の拠り所にしていたように思います。
一方で、この「試練」が、なぜ「愛と慈悲」の項目におかれているのか不思議で、「実践」ではないのか、と勝手に思っていました。

そして今、この一節を読んでみてふと(神が与えてくれるものは全て愛なのでは?)という思いが浮かんできました。
「重荷」と感じているのは私のちっぽけな心だ。そんな心のことを気にかけるより、神は、常に信頼して与えてくれていること、一点の疑いもなく全てを受け入れ、見返りを求めることなく与え続けてくれていること、それが愛であり、慈悲であるとやっと気づいたのです。
神が私を信頼してくれているのだから、恐れるものは何も無いのだと言えるような気がします。
私も神を信頼して、もっともっとたくさんの仕事をしていきたい。神から与えてもらった何分の一かでも、神に捧げることができるように。
『ヨーガの福音』、これから読み始める方たちにも、一番のお気に入りがきっと見つかるはずです。

マイトリーマイトリー写真


思い出の中から苦しみだけが消えていくこと


先日、京都からグルバイ(兄弟弟子)の男性が牟尼草庵に来てくれました!
普段京都でゆっくりお話する機会がなかなかないので、嬉しい機会となりました。

彼がヨーガに出会ったのは7年前。
私はその頃月一回京都のクラスに通っていました。初めて一緒にクラスに参加した時、ふと視界に彼が一所懸命にアーサナに取り組んでいる姿が入ってきて、気安く声が掛けられないような必死な印象を受けました。
今回聞いた話によると、ヨーガを始める一年半ほど前に様々な出来事が起こり、私がクラスでお会いした頃は苦しみの真っ只中だったそうです。
その後ヨーガの実践を続け、その苦しみがなくなった今、いつもこの上ないタイミングで良い変化が起きており、それは常に見守り導いてくださっている師の存在はもちろん、ともにヨーガの道を歩む仲間の存在によるものが大きかった、と話されていました。

今の彼には最初にクラスで会った頃の印象は全くありません。軽やかでありながら、何にも揺るがない軸がある。そんな印象です。→彼の寄稿したブログはこちら

チャイタニア来庵コーヒー

朝コーヒーを淹れてくれるチャイタニア

私も自分自身の身に起こった変化のことを思い返すと、あまりに絶妙なタイミングで物事が起こり、苦しみから解放されてきたと感じています。人それぞれ抱えている悩みや苦しみはそれぞれですが、ヨーガを学び実践し続けることでそれらを捨て去ることが可能です。後でその時のことを思い出そうとしても、一体何がそんなに苦しかったのか忘れてしまっているほどに。

その後いろんな話をしましたが、ところどころでみんなで大笑い。気づけば3時を過ぎていました。
苦しみがはがれ落ちると人はこんなにも晴れやかに笑えるのだと、みんなを見ていてつくづく感じた夜でした。

チャイタニア来庵1

ハルシャニーハルシャニー


わたしが本当のヨーガに出会うまで一「最初のきっかけは健康のため!」


こんにちは!シャルミニーです。
今年の3月17日のブログで、マハーヨーギー・ミッションNYの私の憧れのヨーギニー、アーナンダマーリーさんの紹介をさせていただきました。→こちら
幸運にも偶然、アーナンダマーリーさんとお会いすることができて、いろんなお話をさせていただいたのですが、実はその日、アーナンダマーリーさんから一つの〝ミッション〟をいただいていたのです。
私がヨーガを始めたきっかけや、マハーヨーギー・ミッションと師であるヨギさんに出会った経緯などをアーナンダマーリーさんから聞かれ、それをお話したところ、「すっごく面白いし、いろんな人が共感できる話だと思うよ!この話をそのままブログに書いてみたらいいよ〜!」と言われたのです。思ってもみなかった提案に本当にびっくりしました!
〝ミッション〟なんてちょっと大げさですが(笑)、ヨーガの大大先輩であり憧れのアーナンダマーリーさんからの提案とあっては、私にとって重要な〝ミッション〟以外のなにものでもありません!一瞬怯みましたが、気持ちを瞬時に切り替えて「分かりました!」とお返事をしました。内容が少し長くなりそうなので、相談をして「連載」をしようという事になりました。
フルタイムの仕事と家庭の両立で、時間の調整がなかなか上手く行かず少し遅くなってしまいましたが、しばらくお付き合いいただけると嬉しいです♪どうぞよろしくお願いいたします。

かつて働いていたオフィス街(大阪・御堂筋)

第1回【最初のきっかけは健康のため!】

私がヨーガを始めてみようと思ったのは、ひと言〝健康のため!〟です。
二十数年前、大学を卒業後、入社した会社は当時急成長中の業界だった人材派遣会社でした。配属されたのは企画部。入社当初は何でも屋的な部署でした。経済界の著名人を招いて企業向けの講演会、登録スタッフ向けのイベントの企画運営、販促物の企画、広報宣伝、印刷物の作成、中途採用の手配から来年の新卒採用のためのセミナーやリクルーター、新入社員研修などなど、その他業務は多岐にわたり、毎日毎日深夜までの残業が当たり前でした。(今ならブラック企業ですね…。)
今の私しか知らない方は大抵ビックリされるのですが、子どもの頃に喘息で体が丈夫な方ではなかった私は、入社後一年が経つ頃には自律神経失調症気味になり、すっかり体調を崩してしまいました。

慢性的なひどい肩凝りとそれにともなう頭痛、通院レベルの生理不順、ひどい時は寝込む程のアレルギー性鼻炎。朝、化粧をする気がしなくなり、いつも気持ちが重く不安を感じるようになっていたある日、とうとう会社で過呼吸発作で倒れ、救急車で病院に運ばれる事態になってしまったのです。その後、会社全体で見直しが入り、職場環境は少しずつ改善されましたが、私はその後も軽いパニック発作が時々起こるようになってしまいました。

入社してまだ二年も経っていなかったことや、仕事も嫌いではなく同僚ともとても仲良くやっていたこともあり、このまま体調のせいで退職したくありませんでした。これは心身の健康のために自分自身で何かしなくてはいけないと思い、いろいろ調べてみた結果、ヨーガが良さそうだ、ということで仕事帰りに通えるヨーガのクラスを探すことにしたのです。

そして、ヨーガスクールに通い始めた私に驚きの変化が!…To be continued ♡

シャルミニーシャルミニー顔写真


働きの秘訣を体感する


私は鍼灸師として働いています。
患者さんの症状や困っていることを伺い、少しでも改善に向かうように治療をするのが仕事です。
患者さんによって症状は異なり、症状の表現方法も異なります。日々患者さんの言葉に真剣に耳を傾け、丁寧な施術を行うよう心がけているものの、一筋縄ではいかない場合もあります。

先日、私が苦手意識を持っている患者さんが来られました。この方は症状を次から次へと訴え、治療のやり方に対してもいろいろと注文をしてきます。また痛みに敏感で、ツボの位置を確認するためにそっと触るだけでも大騒ぎすることがあり、他の患者さん以上に慎重に治療を進める必要がありました。この患者さんに振り回されないよう、落ち着いて対応するように努めていますが、治療後はどっと疲れが出ることが多く、予約が入るだけで憂鬱な気持ちになってしまうこともありました。
今回は忙しい時に急に連絡がきたこともあり、いつも以上に憂鬱な気分になってしまいました。
またいろいろ言われるのかなぁ?今回も大騒ぎするかも?とにかく振り回されないようにしないと!…これまでの記憶が次々と頭の中に出てきて、心の中にネガティブな思いが湧いてきます。すぐにそれを振り払うように意識を切り替えますが、気づくとまた湧いてきて、それを振り払う…諦めずに何度も繰り返しました。
すると記憶が浮かばないようになり、憂鬱な思いも消えていきました。同時に「すべての存在は等しく尊い」という言葉が頭に浮かび、心の中で繰り返し唱えながら患者さんを待ちました。
いよいよ患者さんが到着。いつも通り症状を次々と訴えてくるので、それを頭の中で整理しながらどう治療していくかを考えます。
前回の治療の際に痛みに対してより敏感だったことを思い出し、普段より細めの鍼を使うことにしました。また、治療後にだるさを感じたのを気にされていたので、なるべくだるくならないようにツボの組み合わせを工夫することにして、治療開始。(※鍼灸治療においては、心身ともに疲労しすぎている時、精神状態が不安定な時、食べ過ぎの時、睡眠不足の時などに、痛みに敏感になると考えます。また治療後に多少のだるさや眠気が出ることがあります。)
いつもだったらもう何かしら注文がきているはずなのに、今回は何も言ってこないことに気づきましたが、気にせず治療を続けました。

しばらくすると、「今日は全然痛くない。なんでだろう?」と患者さんが言いました。私は、「前回来られた時に痛みに敏感だったようなので、今日はいつもより細い鍼に変えたからかもしれませんね。」と答えました。すると患者さんから、「だから痛くないのか。気遣ってくれてありがとう。」との言葉が。
今までにない展開に驚くとともに、胸の中が清々しさでいっぱいになりました。状況としては嬉しかったはずなのですが、不思議と嬉しいという思いはなく、ただ清々しさだけがありました。こんな気持ちでこの患者さんを治療したのは初めてでした。
治療後にだるさを感じることなく、穏やかな笑顔で患者さんは帰られました。清々しい気持ちはまだ続いていました。
今日はこれまでと何が違っていたのだろう。あんなに苦手だったなずなのに、今日は苦手意識を微塵も感じなかった。患者さんの機嫌がこれまでで一番良かったのかもしれないけれど、それだけではなく、私自身が変われたことが大きいのかもしれないと思いました。
仕事が終わった後、以前参加した講座「誰もが実践できるヨーガ」の、「働きの秘訣」の回のレジュメを久しぶりに読み返してみました。
ヨーガでは働きの目的は「働きを通して心を調えていく」ことと考え、心が調えられるとどんな仕事も快活によい働きができるようになり、自分の欲望のためではなく他者の喜びのために働くようになっていく、と書いてありました。

働きの秘訣として、
①心身を常に快適に調える
②目の前のことに集中する
③他者との調和を大切にする
この3つが大事だということも教わりました。
(※①はアーサナや瞑想を日々実践することが必須)

今回の私の場合、
・患者さんが来られるまでの時間、記憶と思いを振り払うことを繰り返し、「すべての存在は等しく尊い」と唱えることでさらに気持ちが落ち着いた。これにより今までの記憶による患者さんに対する思い込みがなくなった。→[心が調えられる]
・思い込みがなくなったことで、目の前のことに集中ができて、患者さんにとって必要なことが自然に行えた。→[他者の喜びのために働く]
以上のような経過で、働きの秘訣を実践することができたのだと思います。

働きの秘訣をはっきりと体感できた出来事でした。

ハルシャニーハルシャニー


牟尼草庵2周年のお祝い


4月29日は東京に牟尼草庵ができた記念日、今年で2周年を迎えました。
いつも顔を合わせている人も、初めての人も、たくさんの方が牟尼草庵に集まり、遠くは京都からもグルバイ(ヨーガの仲間)が駆けつけてくれました!京都グルバイ

2周年記念のテーマは「featuringシャカ牟尼ブッダ」ということで、まずは2011年に上演された「The Story of Buddha」を上映。
ブッダ上映

私はもう何度も見ていますが、何度見てもはっとするところがあり、感動します。
これまでも瞑想専科で上映されることがありましたが、牟尼草庵では初上映。2周年記念ということもあり、今回は上映の最後にサプライズが!

お芝居の最後に出演者の皆さんが踊るボリウッド・ダンス?を、東京のクラスに通うメンバーの数人で披露しました‼︎ 映像はこちら
(実は昨年9月に一度このダンスを練習する機会があり、それきり踊ることがないと思っていたのですが、今回初お披露目することに(・・;))
ダンスの最後には、なんとブッダご本人が登場‼️ブッダ登場

まるで映像から飛び出てきたような演出に、一同大盛り上がり。そう、お芝居の中でブッダを演じているのは、牟尼草庵の住人でもあるサナータナさんご自身。今回久しぶりに衣装を身にまとい登場してくれたのです〜

サナータナ・ブッダ

そのままブッダを囲んでヨーガのお話をしました。お芝居の中で印象に残った言葉、それぞれの感想など、いろんな話が出ました。

お芝居の最後は、子供がなくなったことを受け入れられずにいた女性が真実に気づき、ブッダに弟子入りを志願し、ブッダが祝福を与えるところで終わります。そして「Jai!(神を讃える感嘆詞。意味は勝利あれ!栄光あれ!)」という言葉を合図にダンスが始まるのですが、出演者の1人でもあるジャヤデーヴィーさんは、演じた当初は感動的な場面の余韻が残る中、いきなり「Jai!」そして始まるボリウッドダンスにどんな風に気持ちを切り替えてよいか分からないところもあったそうです。でもその後は1人の人が悟りを目指す決意をすること、永遠の真理であるブッダの中に生きる、ということはとても吉祥なことで、「Jai!」がふさわしい瞬間だと思えるようになったそうです。(ちなみにジャヤデーヴィーというお名前はこの「jai」と「devi(女神)」が合わさった、「勝利の女神」という意味です。)2周年イベント1

この話を聞いて、ここにいる人たちはそれぞれ違う人生を歩んできているけれど、様々なきっかけでヨーガの道を歩み始めたことを実感し、それはこのこの上なく喜ばしいことなのだと思いました。

その後はお話が一区切りついたところで、軽食を食べながらの談笑タイム?インドサモサ・ロシュゴタ

サモサ(インドのスナック)、アップルラッシー、チャイ、インドスウィーツ、手作りスコーンなどどれもとってもおいしかったです(*´꒳`*)
普段はなかなか話す機会のない人同士で話すのは新鮮で楽しい時間です。あっという間に時間が経ち、2周年記念の会も終盤へ。

ナンディニーから祝辞がありました!
ナンディニー祝辞

牟尼草庵への感謝の思いにあふれた素敵な祝辞でした。

そして彼女の作詞作曲による歌のお披露目も!アーサナと瞑想のことをわかりやすく説明した内容の歌詞をアカペラで歌い上げる様子は圧巻でした‼︎

大いに盛り上がったところで、最後にキールタンを歌いました。曲は「Manasa Bhajare」。キールタンが初めての方もいましたが、みなさんが笑顔で歌う姿は素晴らしかったです。
牟尼草庵2周年キールタン

牟尼草庵2周年キールタン前

いつもは壁に掛けているサハスラーラ・チャクラを天井絵に。

会はここでお開きになりましたが、ほとんどの方が会場に残っていたので、楽しい宴はしばらく続きました♪
なんとみんなでボリウッド・ダンス?を踊る展開にも!
当日の練習風景はこちら
歌ありダンスありの宴は1時間ほど延長して終了、本当に楽しくて、その余韻はずっと会場内に漂っていました。
ヨーガを始めたばかりの頃は、長年実践されている先輩方はいつも落ち着いていて穏やかな方が多いと感じていましたが、続けていくうちにそうではない場面を目撃することが増え、もう大人なのに思いっきり遊んでいる姿驚いたことは一度だけではありません。それが仕事であれ遊びであれ、どんなことにも本気で全力で取り組む姿は見事としか言いようがなく、私もいつかそんな風になれたらいいなあと憧れていました。
今回全く得意ではないダンスをすることになり、三半規管が弱い私は少し回るだけで気分が悪くなるという始末でしたが、みなさんからの熱心なご指導もあり、なんとかやり遂げることができました。最初は辛かったけれど、練習を重ねるうちに楽しくなり、本番では何も考えずに踊っていたような気がします。踊っている間も、終わった後も、ただ楽しいという感覚だけありました。
自分ではよく分かりませんが、下手でもいいから思い切りやる、ということを初めてできたのかもしれません。これを機にもっともっと本気で遊べるように、いろんなことに挑戦していけたらと思っています。

林さんと

台湾から来られた林さんと一緒に記念撮影

3年目の牟尼草庵にも乞うご期待を☆

ハルシャニー


ヨーガの教えの決定版『ヨーガの福音』改訂版発売!


4月8日はブッダの御生誕日。日本でも毎年各地で花まつりが開催されていますね。
その吉祥な日に、とっても美しい本が発行されました。IMG_2272

「ヨーガの福音」。
18年前に発行され絶版になっていたのですが、その改訂版が装丁も新たに発売開始に!
写真で見ても美しさが伝わってきますが、実際手に取ると本当に美しいのです。
私にとっては初めて手にしたヨーガの本であり、一番多く読み返している本でもあります。
この本に出会わなければヨーガの本当の目的を知らずにいたかもしれません。

10年前、最初にページをめくって目に飛び込んできたのがこの文章です。
「真我
 肉体は両親から生まれ、塵に返る。
 心は無知から生まれ、悟りの中で死ぬ。
 真の自己は生まれたこともなく、死ぬこともない。
 不滅で永遠の存在です。
 それがあなたの真の自己です。
 神と呼ぶものです。」

この数行の文章を読んだ時、胸の奥の方から強烈な何かが沸き起こってくるような感覚になり、びっくりしてすぐに本を閉じたのを覚えています。
当時「神」という言葉に抵抗感があり、アレルギー反応のように心が全力でそれを排除しようしていたのかもしれませんが、目に焼き付いたその文章は消えず、気づけばもう一度そのページを開いていました。
突然沸き起こった強烈な何か。当時は分かりませんでしたが、今ならそれがなんだったのか分かります。
一つは「これが事実ならば、神なんて存在が本当にあるのならば、この世の中で苦しい状況にある人はとっくに救われているはずではないのか。」という憤りのような否定的な気持ち。
もう一つは「これが事実であってほしい。神、という存在が何かはわからないけれど、ここに書かれていることが本当だとしたら、私もそれを信じたい、知りたい。」という憧れのような気持ち。この2つが同時に心の中に発生して、混乱していたのだと思います。

本を閉じてからもしばらくドキドキは治まらず、この2つの気持ちが拮抗した状態も続きましたが、結局その日のうちに全部読み切りました。
その後はこの本を度々手にすることになり、最初から最後まで読み進める日もあれば、パッと開いたページをじっくり読んでみる日もあり。気持ちが落ち込んでアーサナをする気にもなれず落ち込んでいる時に、ただこの本を見つめたり抱えたりして気持ちが落ち着いたことも一度ではありません。この本と一緒にヨーガの道を歩んできたような気がしています。image1

「ヨーガの福音」はヨーガの教えが細かく項目分けされており、最初から順番通り読むのはもちろん、どのページからでも読み始められる、読みやすい本だと思います。特にヨーガを始めたばかりの人におすすめです。
人によって気になる部分は様々。全てを理解できなくても自分が気になったところから読み始めればいいし、きっとこの一冊の中にそれぞれの人にとっていろんな出会いが用意されているはずです。

1人でも多くの方の元にこの本が届いて、ヨーガに触れる機会になればいいなと思っています。
ハルシャニーハルシャニー

『ヨーガの福音』はこちらから購入できます。


井の頭公園でキールタン!


暖かな春の空の下、井の頭公園でキールタンを歌いました!

4月3日(日)、前日の雨模様とはうって変わり、春の柔らかな陽射しに恵まれたこの日、皆でお弁当を持って井の頭公園へ飛び出しました。

この日は牟尼草庵で午後から「瞑想体験会」が開催され、前回に引き続き参加された方や、その方がお知り合いの方を紹介して下さったりと広がりを見せています。今回もまた、若い方から少しご年配の方、またご夫婦で参加されるなど、たくさんの方が参加されました。第1回目の瞑想体験会の様子はこちら

体験会とは思えないほどみなさん集中されてます

瞑想のためのコンディションを整えた後、早速座ってみました。4/10〜は瞑想専科も始まります!

「瞑想体験会」終了後、皆で手分けしてお弁当や楽器やレジャーシートを持って、牟尼草庵からすぐ近くの井の頭公園の第2公園にレッツゴー!みんな、おしゃべりをしながらニコニコとっても嬉しそうな顔をして、まるでピクニックに行く子どもの行列のようでした!(笑)
公園に着くと、たくさんの家族連れで賑わう中、どこからか珍しい楽器の音と楽しそうな歌が聞こえてきます。見るとカポエラを踊っている外国人と日本人のグループがいました。みなさん、楽しそう〜!

私たちも、気持ちのいい場所を陣取って、早速キールタンを歌いました!
今回は先日の「バクティ・サンガム 春の特別編」に都合が付かず参加出来なかった男性陣も一緒です。Sさんは一番好きな曲「Manasa Bhajare(マーナサ バジャレー)」のリードをされて、最高の笑顔!(写真を見て下さい!) Sさんの歓び溢れた笑顔を見て、私まで嬉しくなりました。ハルモニウムや太鼓、鈴の音とともに、皆で歌うキールタンが響き、さっきのカポエラのグループの方も見に来られましたよ♪

見て下さい、楽しそう♪

楽しそう♪寒さも吹き飛びますね。

外で歌うキールタンも本当に気持ちが良くて素敵です!
まだ少し冷たさを感じる風、その風に揺れて緑色に光る木の葉、横を通り過ぎていく自転車、子どもの達の遊ぶ声、そして皆の嬉しそうな笑顔…。
春の穏やかな光の中で、全てがキラキラと光っているように見えました。そして、キールタンの美しいメロディーにのせて、神の御名が私自身と周りの全てのものに共鳴し、青い空に吸い込まれてそのまま無限の宇宙に広がっていくような気がしました。

ヨーガでは「この世界は全て神の現れであり、全てのもの中に神が遍在されている」と言われています。私達がただ純粋に神だけを想い愛する時、私達の周りにある、神そのものであるこの世界をやっぱり愛さずにはいられなくなってしまうのだなぁ…と、思った一日でした。

シャルミニーシャルミニー顔写真

満開の桜にはまだ少し早いですが・・・キールタンの後はお花見〜

満開の桜にはまだ少し早いですが、お花見スタート。どこにも桜が写ってないですが・・・


ヨーガの料理教室「さまらさの台所」〜春色を楽しむレシピ〜


隔月開催のヨーガの料理教室「さまらさの台所」に参加しました。
今回は春野菜を使ったレシピ3品でした。
・ブロッコリーのペンネ
・大根とにんじんのサラダ
・じゃがいもと新玉ねぎのスパニッシュオムレツ
20170322さまらさペンネ
ブロッコリーは年中見かける野菜の一つですが、旬の時期は晩秋から春先です。
今回のペンネは茹でて潰して和えるだけで完成する簡単さ!
春らしい鮮やかなグリーンを目で楽しみ、ブロッコリーの甘さを味わえる一品です。

サラダは、千切りにした大根とにんじんを塩もみするだけのシンプルさ。サラダとしてだけではなく炒め物などにも使える優れものです。
大根も年中見かけますが、この季節になると春大根が出回るようになります。今回は春大根ではないものの方が新鮮だったとのこと。「春」とついているからと飛びつかず、きちんと野菜の状態を見極めて買うことも大切だと思いました。

スパニッシュオムレツに使った新玉ねぎや新じゃがいもはみずみずしくて甘くて、塩こしょうのシンプルな味付けが甘さをより引き立てていました。仕上げにかけたパルミジャーノチーズがアクセントでいい感じ。温かくても冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにも最適ですね。

20170326さまらさりんごの飾り切り

余った時間でりんごの飾り切りを練習中(中にはためらい傷のあるりんごも・・・ドンマイ!)

今回のレシピは、2人分ほどの量だと30分以内で3品すべて作れるそうです。時間をかけて作る料理もおいしいですが、短時間でできてしかもおいしい料理は、あっという間に過ぎていく時間を有意義に使えるようにしてくれます。

 
ヨーガでは「気」のことをプラーナと云い、3種類の性質があります。食材を含め、すべての物事がこの3種類の性質で表されます。
・サットヴァ性・・・清浄を性質とし、身体を浄化する(穀物類・野菜・果物・木の実・海藻類・はちみつ・茶・豆乳・乳製品)
・ラジャス性・・・刺激を性質とし身体を活性化させる(ねぎ・玉ねぎ・香辛料・卵・魚介類・コーヒー・紅茶・チョコレート)
・タマス性・・・生臭を性質とし、心身を乱す(ニラ・にんにく・肉・インスタント食品・アルコール)心身をより良く保つために、良質のサットヴァ性食材を主にとり、ラジャス性食材を適度に加え、タマス性食材は避けるようにします。
(今回のレシピもサットヴァ性食材が主で、程よくラジャス性食材が加えられています。)
作っている時は楽しく、食べている時にはおいしくて幸せいっぱい、食べ終わった後は清々しい気分になる。サットヴァ性とラジャス性のバランスを考えたさまらさレシピならでは、といつも感心するところです。

ところで、今回はとってもかわいらしい受講生が新たに1人加わり、賑やかで楽しいひと時が過ごせました。

20170326さまらさ台所つむぎくん

つむぎくん(3歳)と妹のゆきちゃん(4カ月)。いろんなことにチャレンジしましたね。

通常はプロッコリーを包丁で切るところを手で裂いてくれたり、卵を割ったりしてくれました。
子供は大人に比べてサットヴァ性が強く現れることが多いと思うのですが、彼の無邪気さにつられて大人たちのサットヴァ性も増大していったような気がします☆

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自分でお皿に盛りつけして、いただきます!

今年の桜はゆっくり開花しているので、景色が桜色に染まるにはもう少しかかりそうですが、桜に限らず花々の美しい姿からもサットヴァ性を感じます。
身体の内側からも外側からもサットヴァになっていけるように、毎日の食事を大切にとって、美しい春景色を満喫したいです♪

ハルシャニーハルシャニー


“牟尼草庵2周年記念—featuringシャカ牟尼ブッダ”を4/29に開催!


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牟尼草庵の庭に桃の花が咲いています。(桜ももうすぐです)

みなさま、こんにちは。
日に日に暖かさが増し、春本番も間もなくですね。
この春は牟尼草庵ができて2年、それを記念してイベントを行なうことになりました。
題して牟尼草庵周年記念—featuringシャカ牟尼ブッダ

2011年に大阪、松山で上演された路上演劇 ”The Story of Buddha” の映像を牟尼草庵で初上映!
この作品の脚本・主演を務め、ブッダのことなら何でもわかるサナータナさんにお話いただき、より身近にブッダを感じていただけたらと思います。
ヨーガとブッダは関係ある?ブッダは瞑想で何を知った?など、どんなことでも質問、大歓迎です。
映像には牟尼草庵ならではの何か特別なサプライズがあるかも!?

またブッダのことに限らず、各クラスの垣根を越えて、参加者みなさまと交流する機会です。
美味しい軽食もご用意しております♪
どなたでも参加していただけますので、どうぞお気軽に牟尼草庵にお越しください。

参加ご希望の方はメール(munikutira@mahayogi.org)にて、あるいはお申し込み・お問い合わせフォームでお知らせくださいませ。

日時 4月29日(土) 13~15時 ※この日通常の牟尼草庵でのヨーガ・瞑想クラスはお休みになります。
場所 牟尼草庵
参加費 ドネーション制(2500円〜)

たくさんの方に出会えることを楽しみにしています!
マイトリーマイトリー写真


バクティ・サンガム& 春の特別編を終えて


「バクティ・サンガム& 春の特別編」が開催された3月19日(日)と20日(祝・月)、東京は〝春分の日〟の名前通り、春の日差しが眩しい素晴らしいお天気に恵まれました。そしてこの日、牟尼草庵にはキールタンが響きわたり、タイトル通りまさに歓び溢れる春がやって来ました!

こんにちは!シャルミニーです。
3月2日のブログにも書きましたが、昨年の10月から始まった「バクティ・サンガム 2nd season」が、ちょうど3月19日(日)で最終回を迎えること、そしてインドではちょうどこの時期に有名な春を祝うホーリー祭が行われるということもあり、マハーヨーギー・ミッション 東京でも、「何か楽しいお祭のようなことをしよう〜♪」と言う話が持ち上がりました。それならば!と「キールタンを思う存分歌ってみたいんですー」と以前からの私の切なる⁉︎希望を熱く提案し、今回の会の開催となりました!

最終回の「バクティ・サンガム」では、講師のジャヤデーヴィーさんから前回の続き、インドの超イケメン神様クリシュナとゴーピー(牧女)ラーダーの愛の物語『ギータ・ゴーヴィンダ』のお話をうかがいました。
『ギータ・ゴーヴィンダ』(ジャヤデーヴァ作)は12世紀頃に書かれた抒情詩で、ご存知の方も多いかと思いますが、インドでは誰もが知っている有名な物語です。ヴリンダーヴァンの森の自然がとても美しい言葉で表現され、クリシュナとラーダーの愛が叙情的に描かれています。 ちょっとドキドキしてしまうお話ですが、本当は人の中にある神性、純粋な神への信愛(バクティ)について書かれている聖典だと言われています。今までしっかりとは読んだことがなかったのですが、ジャヤデーヴィーさんがとても面白く分かりやすく説明して下さったので、改めてちゃんと読んでみたいという気持ちになりました。
そんなクリシュナとラーダーの甘美な愛に思いを馳せながら、その『ギータ・ゴーヴィンダ』を歌った、とても美しく切ない曲調のキールタン「Jai Radha Madhava(ジャイ ラーダー マーダヴァ)」と「Gopala‥… Hare Krsna(ゴーパーラ ハレー クリシュナ)」2曲を歌いました。20170319バクティサンガム

休憩を挟み、さあ、バクティ・サンガム 「春の特別編」の始まりです!!
今回、いつもクラスに参加されている男性陣が都合がつかなくて参加できなかったこともあり、女子会のよう…いえ、ヴリンダーヴァンの森に引き寄せられたゴーピーたちの集まりのようでした。
準備していた3曲とリクエスト2曲、合わせて5曲!一曲一曲をいつもより長く繰り返して歌い、一曲歌うごとに少し感想を言い合ったり曲の内容の説明をしたりしながら、皆で時間を忘れて歌いました!私はこの日初めて、大好きな『Panduranga Vitthale(パーンドゥランガ ヴィッターレー)』のリードをさせていただきました♪

今回歌ったキールタンの歌詞カード

今回歌ったキールタンの歌詞カード

美しく楽しく響くハルモニウムと太鼓と鈴の音に合わせて、さまざまな名前で呼ばれる神の御名を皆で歌い捧げ続けるとどうなると思いますか?
もう、文面ではお伝えし切れません!
でも、それじゃあご報告する意味がありませんね(笑)。
がんばって言葉にするとこんな感じです!
胸の奥から歓びが泉のようにすごい勢いで湧いてきて、大きく膨れ上がり、溢れ返って、それとともに歌声も鼓動もどんどん高まって、みんなのこぼれ落ちるような笑顔を見て、お互いにさらに歓びが何倍にも大きくなって、その場でじっと座っていられなくなり、みんな身体全体で歓びを表していました。私には、まるで皆の周りでクリシュナが一緒に笛を吹き、ナタラージャ(シヴァ神)が踊っている姿が見えるようでした。そして、ずっとヨギさん(師)がニコニコと笑って見ていて下さっているように感じました。

20170319春の特別編2

楽しくて思わず立ち上がり手拍子するゴーピー(動きが早くてぶれていてすいません)

20170319春の特別編3

撮影する人も踊っています?(ぶれぶれですいません)

その後、その余韻も冷めやらぬまま、皆で夕食のほうれん草のカレーとジャガイモのサブジを手際よく作り、楽しく美味しくいただきました。
夕食後は、ゆっくり今日の感想やバクティ・ヨーガのことについて皆でお話する時間を持ちました。ヨーガを通して日常生活の中で思うこと、自分の中にあるバクティをどうやって育んでいったらいいか等々、笑ったり泣いたりしながらそれぞれが思い思いに話しました。忙しい毎日の中で、一人一人が置かれた場所でヨーガに向かおうとしている姿にとても勇気づけられました。

翌日、宿泊組の朝は瞑想から始まりました。その後、朝食班とお掃除班に分かれて作務を行い、そして、大きな窓から明るい春の朝陽が差し込む部屋で皆で美味しい朝食をいただきました。昨日の感想をお互いに聞きながら、だんだん話題はこれからのことに。それぞれがやってみたいことをあれこれ話しているうちに、また朝から大いに盛り上がりました。やってみたい!という皆の思いをぜひ具体的に形にしていきたいと思っています!お楽しみに!

今回、京都から参加されたグルバイ(ヨーガの仲間)が感想を送って下さったので、ご紹介させていただきますね。
「今回、私の心にはまった事は、シャルミニーさんの〝キールタンは歌うもの〟という言葉でした。もちろん、これまでも、歌うのが楽しかったり、その場にいることにとても安心できて、何かしらあると感じるから行くには違いなかったのですが、何もかも忘れて、本当にみんなで歌うことの楽しさや、それが広がっていく様子をただただ美しいと見て、感じて、とても幸せでした。
ちょっとまだ自分の中で閉まっておきたい気持ちと、早くいろんなところに広がっていってほしいという気持ちと、入り混じっていますが、いろいろ思いめぐらせることができるお話も聞けて、大いに触発されました。」
〝キールタンを思う存分歌ってみたい〟ということで、途中お話を挟みながらでしたが「バクティ・サンガム」クラスから通して約三時間ほど歌ってみて感じたことは、驚いたことに〝もっと歌っていたい!〟ということでした!他の参加者からも同様の感想が聞かれました。

三時間歌ってもまだ歌いたくなるキールタンの魅力ってなんなのでしょう?

ヨーガとは「本当の自分に目覚めること」だと言われています。ヨーガの一つの道であるバクティ・ヨーガは、人の持っている最も強い感情である愛の力によって、神、私たちの本質と一つになるヨーガです。
キールタンを歌うと、きっと、そんな真の自分自身を実際に感じて、歓びでいっぱいになって嬉しくて仕方がなくなってしまうのだと思います。

20170320バクティサンガム春の特別編1

爽やかな朝を迎えたゴーピーたち

5月から「バクティ・サンガム」がまた始まる予定です。
神と魂を結ぶ愛の歌〜キールタン〜をぜひ体験して下さいね!

シャルミニーシャルミニー顔写真