バクティ・サンガム~キールタン─クリシュナの物語を歌う③神の遊戯と英雄クリシュナ


先月12月15日(日)、バクティ・サンガム今期シリーズ第3回目が開催されました!
引き続き、聖典『シュリーマッド・バーガヴァタム』より、シュリー・クリシュナの生涯の物語第10部の第4章、少年に成長したクリシュナのリーラー(神の遊戯)の物語を中心にご紹介しました。また、悪魔を倒したり、神の御技で友人たちや村人たちを守るかっこいいヒーロー!としての英雄伝もいくつかお話ししました。
今回も簡単に内容をまとめてご紹介しますね。

第4章 「クリシュナ、ブラフマーに神通力を現される」

立派な少年へと成長したクリシュナは、同じ年頃の牛飼いの少年たちと毎日ヴリンダーヴァナ近くの牧場に行き、家畜の仔牛たちの世話をしたり、少年たちとともに遊んだりして暮らしていました。
ある日のお昼、皆でお弁当を食べようとしたところ、突然、仔牛たちが皆いなくなっていることに気が付きました。クリシュナは少年たちに食事を続けるように伝えると、自分は仔牛たちを探しに行きました。ところが、不思議なことに仔牛たちはどこを探しても見つからずがっかりして戻ってくると、今度は少年たちの姿まで消えていたのです!
実は、これはすべてブラフマー神の仕業。ブラフマー神は、宇宙の創造神ヴィシュヌの化身であるといわれているクリシュナの神力を試そうとしたのです。仔牛たちも少年たちもブラフマー神の保護の内に山の洞窟の中で眠らされていました。まさに神隠しですね!
すぐにそのことを悟ったクリシュナは、ご自身の内からそれぞれまったく同じ姿と性格の少年と家畜たちを創造し、いつもと変わらぬ様子で村に戻りました。家に帰ると誰も何の変化にも気が付きませんでした。けれども、母親たち(母牛たちも!)は知らず知らずにハートの奥で主の神性を感じ、これまで以上に自分たち子どもを愛し、ただ子どもたちを見ているだけで無常の喜びを覚えるのでした。
このクリシュナのお遊びは一年間続きました。神の世界での一年はこの世では一瞬だといわれています。ブラフマー神は自分のいたずらがどうなったのか確かめに来ました。するとどうしたことでしょう!彼は自分が隠したはずの少年たちと家畜がまったく変わらない様子でそこにいるのを見て仰天しました。その時、すべてをご存知のクリシュナはブラフマー神に真実の姿をお見せになりました。──彼はそこに少年も家畜も自分自身もすべてがクリシュナであるのを見ました。そして、すべての生物のうちにも無生物のうちにもクリシュナが存在するのを見ました。クリシュナこそが光の中の光、全宇宙の顕示者であり、この世界すべてがクリシュナであることを知ったのでした。ブラフマー神は、全宇宙の主であるクリシュナに祈りを捧げ、栄光を讃えるとすぐに少年たちと家畜を戻して自らの天界へと戻りました。そして、クリシュナはまた少年たちと遊びの続きを始めました。

 

ヤムナー河の岸辺にて牛飼いの子らと遊び戯れるクリシュナ

ヨーガでは一切万物は神の顕れであると教えられます。私たちは我が子だから、夫、妻だからという理由で誰かを愛するのではなく、まさに相手の中にある神性=クリシュナゆえに愛するのだといわれます。
この物語からは神自身がこの世界すべてのものに姿を変え、自分自身の中で遊び戯れる(リーラー)イメージがよく伝わってきます。

 

笛を手にカーリア蛇の多頭の上で踊るクリシュナ。カーリア蛇の妻たちの願いも叶えます。

その他にも、あの!悪王カンサ(※カンサ王についてのブログはこちら)がクリシュナを殺そうとさし向けた大鷺に変身する悪魔をやっつけたり、川の淵に住む大きな毒蛇と戦い、川から追い出して村人のために川を取り戻したり、七日七晩続く大雨から村人を守るためにゴーヴァルダナ山を引き抜き小指一本で支え続けた英雄クリシュナの物語も皆で楽しみながらご紹介しました!
この日のキールタンは、そんな英雄クリシュナの栄光を讃える気持ちで『Gopala…Hare Krsna/ゴパーラ…ハレ クリシュナ 』『Sri Krsna Govinda /シュリー クリシュナ ゴーヴィンダ』を歌いました!!!

神の御技はいつも人知をはるかに超えるものですが、こんな風にのどかな人々の暮らしの中に登場する物語に触れると、楽しくて、神をとても身近に感じることができますね。

次回のバクティ・サンガムは1月19日(日)です。愛の神と呼ばれるクリシュナと牛飼いの少女ゴーピーたちとの甘美な真実の愛の物語をご紹介したいと思います!
どなたでもご参加いただけますので、ぜひこのダイナミックなバクティ・ヨーガを体験してみて下さい!!!詳細、お申込はこちら

 

シャルミニー


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