『ヨーガの福音』を読んで


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この本を初めて手にしたのは、今から10年近く前になります。改訂版が発売され、久しぶりに読み返しました。ぱらぱらと頁をめくっていると、以前、とても好きだった一節が目にとまりました。
タイトルは「試練」。「愛と慈悲」の項目に含まれています。

    肉体が死ぬまで試練はずっと続くのだ。
    進めば進むほど、試練は大きいかもしれない。
    だが、神はおまえを信頼して重荷を与えるのだ。
    そして同時に、成長するに従って、 困難な仕事も淡々とこなしていけるようにもなるものだ。

これを読んだとき、「そうか、試練は死ぬまで続くのか。無くなることはないんだ…」と現実の厳しさに凹みそうでしたが、「神はおまえを信頼して」と書かれているのが、救いでした。このフレーズが好きで、何だかほっとする、知らず知らずのうちに心の拠り所にしていたように思います。
一方で、この「試練」が、なぜ「愛と慈悲」の項目におかれているのか不思議で、「実践」ではないのか、と勝手に思っていました。

そして今、この一節を読んでみてふと(神が与えてくれるものは全て愛なのでは?)という思いが浮かんできました。
「重荷」と感じているのは私のちっぽけな心だ。そんな心のことを気にかけるより、神は、常に信頼して与えてくれていること、一点の疑いもなく全てを受け入れ、見返りを求めることなく与え続けてくれていること、それが愛であり、慈悲であるとやっと気づいたのです。
神が私を信頼してくれているのだから、恐れるものは何も無いのだと言えるような気がします。
私も神を信頼して、もっともっとたくさんの仕事をしていきたい。神から与えてもらった何分の一かでも、神に捧げることができるように。
『ヨーガの福音』、これから読み始める方たちにも、一番のお気に入りがきっと見つかるはずです。

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