『瞑想とその方法』⑩—スワーミー・ヴィヴェーカーナンダ著


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最初の課題

しばらくのあいだ座って、心を動き回らせてみよう。心の思いは常にふつふつと沸き起こっている。それは跳ね回るあの猿のようである。猿にはできるだけ跳ねさせて、ただじっと観察しなさい。知は力なりと格言は言うが、それは本当である。心が何をしているのか知って初めて、それを制御することができるのだ。心に自由を与えよ。多くのおぞましい思いが浮かぶかもしれない。自分がそんなことを思うなんてと驚きを覚えるだろう。だが、心の突飛な振舞いは日ごとに激しさを和らげていき、日を追うごとに心が静かになっていくことが分かるだろう。

議論やその他の混乱をきたすものはすべて棄てなさい。無味乾燥なわけのわからない知的な言葉に何があるというのか? 心がバランスを失って乱されるだけである。もっと精妙な次元のことが理解されなければならない。話をすることでそれが起こるだろうか? だから無駄話はすべてやめなさい。悟りにある人によって書かれた本だけを読みなさい。(「全集」第1巻174, 176-177ページ)

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