捧げるということ


先月、師の御聖誕祭が京都で開催されました。

今年は東京でともにヨーガをしている仲間たちと、師への感謝の想いをキールタンとして捧げる機会を頂きました。
8月から3ヶ月ほど、週に一度はみんなで集まり練習を重ねました。
それぞれの師への想いがある。その想いをそれぞれが高めて、集めて、みんなでキールタンを師へ捧げる。
それが一体どういうことなのか、「捧げる」とはどういうことなのか、今回ほど考えたことはありませんでした。

練習は楽しく賑やかに進んでいきましたが、自分にできていないことや足りないことと向き合うこともありました。
こんなことで想いを捧げることができるのか、自信をなくす瞬間もありましたが、それでもやるしかない、いや、このキールタンだけは今の自分の精一杯を出し切って捧げたい、当日が近づくに連れてその気持ちはどんどん強まっていきました。

最後の方の練習は、一回一回が本番だと思って臨むようになりました。
こんな機会はきっと二度とない。練習といっても今この瞬間にすべてを出し切る。
今回キールタンを捧げることはもちろん、すべての出来事、その一瞬一瞬が二度とない瞬間なのだと何度も感じました。

みんなの想いがどんどん高まって、練習でも毎回のように涙が溢れる人も。私はみんなの背中や横顔を見ながら、ただ美しいと思いました。この人たちに出会えて、ともに捧げる機会を与えていただいて、こんなに嬉しいことはないと思いました。
御聖誕祭本番のことはあまりよく覚えていませんが、歓喜の中にみんなとともにいた、そして師は笑顔で見守り続けてくださった、その2つは確かな記憶としてあります。

 

新宿クラスの後の練習風景

「捧げる」とはすべてを投げ出してからっぽになって初めて可能なことなのだと思います。
そして捧げたとしても、師は私たちが捧げた以上のものを与えてくださいます。

もっともっと捧げることができるよう、御聖誕祭が終わった今、自分にできることもできなさそうなことも関係なく、とにかくやっていくだけだと思っています。

 

ハルシャニー

 


REAL KIRTAN !〜歓びのキールタン


11月23日、京都で私たちの師の御聖誕祭が執り行われました!
心から敬愛してやまない師の御聖誕祭は私たちにとって特別な日です。師がこの世界に肉体を持って姿を顕して下さったことで、私たちは実際にこの目でそのお姿を見ることができ、この耳で師の口から溢れ出る真理の言葉を、その声を通して直接聴くことができます。師と目が合い見つめ合う一瞬に永遠の歓びを感じ、私の問いに直接答え導いて下さるということが何と稀有で貴重なことか…!これこそが、どんなに素晴らしい書物からも、過去の聖者たちの物語からも決っして得ることが出来ない、人の姿をとって顕現されたグル(師)の存在の最大の意味であり、恩寵なのだと思います。
御聖誕祭はそのような師の計り知れない恩寵に心から感謝を捧げる日であり、私たちに常に惜しみなく注がれている祝福に「おめでとう!!!」という気持ちを皆で分かち合う日でもあります。

そんな私たち弟子一同にとって特別な日に、今年は東京のサンガでキールタンを奉納させていただきました!
夏の頃から準備を始め、その全てが素晴らしい時間でした。神の御名と栄光を繰り返し讃えるキールタン 。ヨーギー、ヨーギニーにとって親しみをもって心から愛するグル(師)の存在は神そのものだといわれています。師への愛だけを一心にキールタンを歌う時、練習であろうとなかろうと関係なく、その場は歓びに包まれ笑顔に溢れ、いつも誰かの頬に涙が伝っていました。そして御聖誕祭当日、私たちの歓びは頂点に達しました。

 

勝利を歌え! マハーヨーギーの栄光を讃えよ! 歓喜の中で
勝利を歌え! 聖なるパラマハンサの栄光を讃えよ! 歓喜の中で
勝利を歌え! 甘美なるグルデーヴァの栄光を讃えよ! 歓喜の中で
至福とともに 主よ 歓喜の中で

 

当日はニューヨークミッションともインターネットの中継で繋がっており、その様子を見ていた大先輩が〝Real Kirtan〟としてHPブログで紹介して下さっています。英文ですがよかったら読んでみて下さいね!→こちら

 

MYM東京では、毎月キールタンを歌う「バクティ・サンガム」を開催しています。今期はインドの古典文学作品としても有名な聖典『ギーター・ゴーヴィンダ』を美しい細密画ととも読み進め、物語にまつわるキールタンを歌っています。クリシュナ神と愛人ラーダーの濃密な恋の物語の雰囲気を味わいながら、その奥に秘められた神と人間の魂との結び付きに触れていきましょう!

 

<次回バクティ・サンガムのご案内>
●日 時:12月16日(日)13:00〜14:30(90分)
●参加費:2,160円(税込)/1回、7,560円(税込)/4回カード(ヨーガ・瞑想クラス共通)
●会 場:カフェと印度家庭料理”レカ” 2階 江戸川印度文化センター 東京メトロ東西線 葛西駅
お申込・お問合せはMYM東京/牟尼草庵まで。→こちら
※会場への直接のお問合せはご遠慮下さい。

シャルミニー 


呼吸機能を高める——マッチャ・アーサナ(魚のポーズ)


マッチャ・アーサナは、胸を高く上げる形です。
日本語では魚の形。完成ポーズを横から見ると、魚の形に似ているのが分かります。

 

 

①パドマ・アーサナで仰向けになる。
②ひじを床に置き、息を吸いながら背中を伸ばし、足をつかんで胸を高く上げる。
③ひじを床に置き、息を吐きながら戻す。

パドマ・アーサナができない場合は、足を伸ばし、つま先を立てて行ないます。
手は太ももの上に置きます。
足を伸ばして行う場合は、つま先が立った状態を維持することが重要になります。プラーナを逃がさずより充実させるためです。

パドマで行う場合も足を伸ばして行う場合も、頭頂部を床に付けることがポイントです。首の緊張やコリがある場合はうまく付かないことがありますが、首への刺激を強く感じる時は無理をしすぎないようにします。

 

集中ポイントはアナーハタ・チャクラ(心臓の部位)。
アナーハタチャクラのある胸の部分がより高い位置になるように形を作ります。
その際、つい肩に力が入りがちです。胸を高く持ち上げたら肩先の力を抜くように意識します。そうすることでより胸が大きく広がって深く吐ききれるようになります。
(ちなみに私は肩の力が抜けづらく、何度も指摘を受けたことがありますが、肩先をリラックスさせるようにすると自然に力が抜けて途端に呼吸が深くなったことに驚きました。)

息を吐ききる、というのはできそうでできないものです。どこまで吐けば吐ききれるといえるのか。それは頭で考えてできるようになることではなく、とにかくやりながら体感していくことです。
体感できるポイントとしては、おなかをしっかり凹ませながら吐けているかどうかがありますが、マッチャ・アーサナは仰向けの状態で行うため、吐く息とともにおなかがしっかり凹んでいるかどうか確認できると思います。
おなかが凹む=おなかの中が空っぽになる、それを体感しやすい形です。

 

 

どのアーサナも続けていくと呼吸が深まりますが、マッチャ・アーサナは特に呼吸機能を高める効果があります。
喘息などの呼吸器の疾患がある方にもおすすめです。(喘息の発作が出そうな時にマッチャ・アーサナを行うと楽になったという体験談を聞いたこともあります。)
寝る前にこのアーサナを行うとよく眠れるという方もいます。マッチャ・アーサナで胸を大きく広げることで肺の機能を大きく使えるようになるため、より深い呼吸が可能になり、自律神経が調うことが考えられます。また、首の後ろ側には睡眠時に優位になるとされている副交感神経のセンターのようなものがあり、そこが適度に刺激されるのが快眠効果につながっていることも考えられます。

これから本格的に風邪が流行する季節を迎えます。
マッチャ・アーサナで呼吸機能を高めて、より質の高い睡眠をとることで風邪予防に役立ちますので、ぜひお試しくださいね。

ハルシャニー


悩みの解決方法を知る——ヨーガ仲間のサットサンガにて


 人生を生きていく中で、大きな悩みや問題にぶつかるときがあります。 そのとき、あなたは誰かに相談しますか。ひとりで解決しようとしますか。 そして決断するとき、何を基準にするのでしょう。

 

先日、私は、ヨーガ仲間が中心となって活動している篠山のママさんたちのヨーガの勉強会にご一緒させていただく機会がありました。
参加されている方々は皆さんお子さんがいらっしゃり、育児、家事、仕事に毎日忙しく働き、時間をやり繰りして集まっています。社会的な立場としては、子育て中の母と、ひとくくりになってしまうかもしれませんが、生活環境は一人一人違いますし、それぞれにヨーガを中心とした生活を送りたいと思っていてもできないときがあるなど、悩みがあるようでした。悩みや問題を抱えていて仕事などに集中できないならば、それを解決する必要があります。

 

Aさんの悩みは職場での人間関係で、人の尊厳に関わるような深刻な問題でした。Aさん自身、どう対処したらいいのかと一所懸命考えるうち、怒りを覚える相手と同じものが自分にもあること、今の自分が置かれているこの状況にも必ず意味がある、と気づいたそうです。そのうえで、人を尊重しないその相手に対する怒りを抑えることができない、自分がどういう態度を取ればいいかの分からないと、涙を浮かべて訴えるような口調に、皆真剣に聴き入り、どうしたらいいのかを考えました。

 

これまで学んできたヨーガの教えの中に、人に対する四つの態度、慈悲喜捨があります。今回の場合は、この中の「捨」ではないだろうか。相手との関わりを避け距離を持つこと、そのためには自分の感情を内に秘めることも必要だ。そこでは熱が起き、浄化されるのだということも教わりました。その場で先輩や仲間に教わりながら考えていると、誰もが納得できる答えに導かれていくようでした。Aさんも腑に落ちたようです。けれど、まだ少し不安があったのか、「それでもまた怒りが湧いてきたら“わーー!”って叫んでもいい、かな?」
するとすかさず、「その時はキールタンを歌うといいよ!」と仲間の一人から声が上がりました。たとえ短いフレーズでも、繰り返しキールタンを歌っているうちに心が落ち着いてくるという、自身の経験から飛び出た言葉はとても力がありました。自分の感情をそのまま外に向けて発散してしまうのではなく、神を称える言葉に置き換えて唱えればいいのです。皆同じようにヨーガを学んできているので、これも共感できること。理解できなければすぐに尋ねることもできます。
今、目の前に実践した仲間がいて、その経験談を直接聞く、悩みの解決方法としてこれほど確実で信頼できるものはないのではないでしょうか。
帰り際、Aさんからは「来てよかった。苦しいけれど、それを乗り越える楽しみもある」といった決意のようなものが発せられ、とても頼もしく感じられました。
篠山でのヨーガの勉強会は、教えを学ぶ人たちが集まり、真理の話をする場(サットサンガ)。このサットサンガに参加して、学びは仲間と一緒に真剣に楽しく、そして日常の行為は一人一人が淡々と黙々と行なう、という基本を改めて意識し、サットサンガの大切さを実感することができました。

篠山の勉強会では、アーサナも行なっています。子供たちも興味津々。

 

追記
その後、Aさんは毎日キールタンを聴いて過ごしているそうです。これからどんな変化が訪れるのでしょうか、楽しみです。

 

マイトリー


”それ”を知るために私のこの人生がある!


すっかり秋らしくなりましたね🍂
皆さま、いかがお過ごしですか?仕事や家庭、育児や介護…それぞれの場所で立場で忙しい毎日を送っていらっしゃるのではないでしょうか?私も慌しい日常の中でも、いつもすべての思いと行為がヨーガの実践となるようにと、日々奮闘しています!…と言うと格好良く聞こえるかも知れませんが、実際は悪戦苦闘!と言った方がピッタリかも知れません(汗)。本当にこの世で〝自分の心〟以上に手強いものはありませんね!最強のラスボス⁉︎です。笑
以前に比べて、自分の心に大きく振り回されて右往左往するようなことはなくなりましたが、それでもうっかりすると揺れ動く自分の心に巻き込まれていることにはっと気がつくことがあります。そんな時、いつも思い出すことがあります。

 

5年程前にマハーヨーギー・ミッションの瞑想合宿に参加した時のことです。
合宿はヨーガや瞑想の初心者の方でも瞑想に入りやすような順番で構成されていました。
初日、講師の先輩から「まず、これさえあれば自分は死ぬまで絶対にずっと幸せでいられる!と思えるものを考えて下さい。大金持ちになることでも世界征服でもとんでもないことでも、なんでもいいですよ!誰にもバレないので(笑)、制限せずにこれでもかというくらい強欲になって考えてみて下さい」と課題が出されました。
目を閉じると即座に「ヨーガの成就」という言葉が浮かびましたが「いやいや、ちょっと待てよ。カッコつけてないか?この際もう一度正直によく考えてみよう」と思い直しました。ヨーガの道はやはり厳しい。世の中のいろんな楽しみを捨てて、結局、成就出来ないまま死んでしまうのではないか?一体何のために生きてきたんだろうと後悔するかも知れない。そんな人生で本当にいいのか?どんな人生を選択したって私の自由なんだから、よーく考えてみろ……。
私は昔から海が大好きで、いつか南の島で大きな窓がある広い家に住み、毎日海を眺めて海岸を散歩するような心穏やかな暮らしにとても強い憧れがありました。波の音を聴きながら潮風に吹かれ、沈む夕陽と光る水平線、夜には満天の星や月を見上げて…まさに楽園だ…あぁ、なんて幸せ…ウットリ。
その時、先輩の声がしました。「では、今度は今考えたことが、絶対に、何があってもなくならず、壊れず、永遠に続くものなのかを瞑想してみて下さい」
私は、そのウットリ幸せな風景の中に当たり前のように家族がいることに気がつきました。子どもたちも成長し、いつかは自立して親から離れて行くでしょう。健康で元気な身体も必ず年老いて、いつ病気になるやも知れません。もし夫が先立つようなことになれば…。海辺の古びた家で年老いた私が一人暮らしているイメージが現れ、次には私の姿も消え、家も朽ちて跡形もなくなりました。突然、すべてが虚しく色褪せて感じられました。「…そうか、さっきイメージした幸せとは自分以外のものに条件付けされいて、それが無くなるとすべて儚い夢のように消えてしまうものなんだな」やはりこの世界は常に変化し、絶対に変わらない永遠のものなど何一つないのだと改めて感じました。けれどそれと同時に、この世界の美しい自然や生きとし生けるすべての生命の輝き、誰かを心から愛おしいと思う気持ちが無意味な幻想であるとはどうしても思えない!という強い感覚が湧き上がりました。
やっぱり私はこの世界の本当のことが知りたい!すべての真実の源、それこそが永遠に変わらない唯一無二のものであるならば、それを知るために私のこの人生があるんだ!と思いました。

 

ヨーガでは心は自分ではなく、その心を見ている純粋な意識が本当の自分自身であると教えます。心は主人ではなく召使いだと。私の心が〝私が主人だ!〟と主張してくるような時や逆に心が散漫になっている時に、この日のことを思い出すというとことは、私にとって何か大切なことを思い出させてくれる印象的な出来事だったのかも知れません。

 

 

 

”それは海と波のようなものです。心はいろいろな波の形に巻き込まれてしまう__だから心は違いを見てしまう。でも本当は一つの海しかない。至高の真実には形もない、名前もない、ただ存在するだけ__それだけが「実存」であり、それは生まれも死にもしない。それが私たちの真我であり、神と呼ばれている。その至高の意識が一切万物として顕現しているのだ”
『ヨーガの福音』シュリー・マハーヨーギー・パラマハンサ 「真実在」より抜粋

 

私はそれを知るために、あきらめることなくこの道を歩いていきたいと思います。

 

シャルミニー 


キールタンの涙


すべての芸術の始まりは宗教的なものといわれています。太古の人たちは、自然界を動かしている目に見えない力に畏怖の念を抱き、それを形に表したいと願ったところから、音楽や絵画、彫刻、舞踊が生まれ、その作品に触れることで多くの人が思いを共有することができました。

 

現代にも人を感動させる芸術作品はたくさんありますが、自然に涙が溢れるほどの“本物”の作品にはなかなか出会えません。本物には時代や場所を超えて人を感動させる力があります。そこには、作者が誰であろうと、人を驚かせようとか見返りに何かをもらおうとかいう個人的な思いなどなく、ひたすら目的に向かって突き進む熱情だけがあったのに違いありません。その熱情の源は何なのか、はっきりとは分かりませんが、源となるものと同じものが私たち一人一人の中にあるから本物の作品に感動するのだと思います。

 

キールタンも神への熱情がほとばしり出て、言葉と音になって生まれました。
ここにも、個人、我というものは無く、ただ神の名前と神と称える言葉があるだけで、旋律も単純です。難しいことは一つもありません。
そんなキールタンを歌う会、「バクティ・サンガム」に参加していると、時々歌っているうちに自然に涙があふれてくることがあります。私だけではなく、他にもキールタンを歌いながら涙を流す人がいます。キールタンを生まれさせた熱情が、私たちの中にある何かを目覚めさせようとしている気がします。
キールタンにも歌詞がありメロディーがあり、音楽ととらえることができるかもしれません。けれどキールタンは、どこかへ行って誰かの作品に触れなくても、自らが歌うことによって、内側から感動を呼び起こすことができる“本物”の持つ力があるのです。そしてそれは、一人で歌う時よりも大勢の人と共に歌う時の方がより大きな力を発揮します。「バクティ・サンガム」でみんなと一緒に歌っていると、この時間がずっと続けばいいなあと思うのです。

 

思う存分キールタンを歌った後の笑顔

 

少しでもキールタンに興味をお持ちでしたら、「バクティ・サンガムで一緒にキールタンを歌ってみませんか。
次回の「バクティ・サンガム」は10月21日日曜日、13時から。
場所は、江戸川印度文化センターです。

 

マイトリー


アーサナの効果は日常に現れる


患者さん向けに行っているクラスに、熱心に通ってきてくださる方々がいます。
クラス後はお話をする時間がそんなに長く取れないのですが、それぞれ治療に来られた時にクラスの感想などを伺うようにしています。
今回は2人の方のエピソードを紹介します。

2年前から通われている60代の女性。
この数ヶ月ご両親の介護に忙しくなり、お休みすることが増えていましたが、家で少しずつ実践されていると聞いていました。
先日の治療の際に呼吸と心の状態についてお話したら、すごくよく分かります、と深く頷かれました。
クラスに通う前の自分だったら、もっとイライラして両親に辛く当たっていたと思う。最初は苦しくて呼吸ができないことも多かったけれど、だんだん呼吸がしやすくなって、気持ちが落ち着くことが増えた、と穏やかな表情で話してくれました。
介護をする側もされる側も、慣れないうちは戸惑うことばかりだと思います。
それまで当たり前にできていたことができなくなる辛さ。その立場にならないと実際のところは分かりませんが、そのストレスは計り知れないものがあると思います。それを見ている家族は、元気だった頃の印象が強くてついひと言余計なことを言ってしまったり。
どうしてこんなことになってしまったのだろう?お互い葛藤や苦しさを感じることが度々起こるようです。
この方はアーサナによって少しずつ呼吸が深まり、ひと言を言いそうになったらひと呼吸待つ習慣がついたと感じたそうです。

 

9ヶ月前から通われている50代の女性。
かなり厳しい症状のある疾患に罹られて、1年前から治療院にこられていますが、最初は肉体的にも精神的に追い込まれていくのをただ見守ることしかできませんでした。アーサナをすれば、何かのきっかけになるかもしれないと、タイミングをみてクラスにお誘いし、それからほぼ毎週クラスに参加してくれるようになりました。
アーサナは苦しくて辛いし自分では全然できていない気がするけれど、終わった後がスッキリするからまたやってみようと思える、とよくおっしゃいますが、回数を重ねるごとにできる形が増えて、驚くほどです。3ヶ月ほど前からはほぼ毎日家でもアーサナをするようになったそうで、その頃から変化のスピードは目を見張るほどに。
中でも一番変化したのは表情です。お会いした頃はあまり笑顔を見ることができなかったのですが、今ではとっても素敵な笑顔を見ることが多くなりました。
花が咲いたような明るい笑顔に、私はいつも元気をいただいています。

 

蕎麦の花

アーサナを始めると形ができるかできないにとらわれがちですが、地道に真剣に実践を続ければ、確実に変化は起こります。
そしてこのお2人のように、その効果は日常に現れます。

ヨーガをするのに年齢や性別は関係ない。特別なことはする必要がなく、とにかく継続することが大切。
みなさんの変化を見て、改めてヨーガの素晴らしさを実感する日々です。

 

ハルシャニー


しなやかに背骨を伸ばす「猫のポーズ——マールジャーラ・アーサナ」


マールジャーラ・アーサナは、初心者の方も行いやすい形です。
マールジャーラ=猫。この形は、猫が伸びをする形を模しています。

①両手を肩幅に、両足をそろえて置く。息を吸いながら背中を反らせる。
②息を吐きながら腹部を持ち上げる。
③上体を太股の上に乗せて両手を前に伸ばす。尻を上げて両手、あごを床につけ、胸がつくところまで前に伸ばしていく。

 

このマールジャーラ・アーサナ、猫が伸びをする形に本当にそっくりです。猫は背骨が非常にしなやかなので到底人間は敵わないけれど、この形を行うことで人間も背骨をしなやかにすることができます。

肩関節が硬い人は、最初は③の形がきつく感じるかもしれません。両手を伸ばして行く際に両手の間隔を肩幅くらいで保つようにしますが、つい両手の間隔が広がりがちになります。胸を床にと言われても到底つかない、このままだと真っ平らになってしまう!と思われる方もいますが、初めはそれで構いません。
きつすぎる場合は①と②を繰り返しても背骨をしなやかにする効果があります。
①はおへそを床に近づけるようなイメージで反っていき、②はおへそを真上に引き上げるようなイメージで丸まります。
③は、吐く息とともに肩甲骨を床に押し下げていくようなイメージで行うとより形を深められます。

集中ポイントは、①と②はマニプーラ・チャクラ(へその部位)、③はヴィシュッダ・チャクラ(のどの部位)になります。

最初に書いたように初心者でも行いやすいので、アーサナすることが習慣になるにつれて簡単に感じるかもしれませんが、マールジャーラ・アーサは基本的なアーサナの中でも最も基本になると言えます。
①②はもちろんのこと、特に③をしっかり行うことで、他のアーサナも行いやすくなるので、やはり基本を大切にしっかり行いたいところです。

私はアーサナを始める1年ほど前に頚椎痛めていたので、①の反る形を行うと腕まで痺れてきつくて、何度か気が遠くなるような強い刺激を感じたことがありました。
無理しすぎない範囲で続けたことで、次第に痺れはなくなり、今では早朝にアーサナを行う時や、身体がこわばっているように感じる時にマールジャーラ・アーサナをしっかり行うとその後のアーサナがやりやすくなるので助かっています。

 

肩は人体で最も大きく動く関節です。
元々肩が動きづらい方もいますし、肩こりで動きづらくなっている方もいますが、マールジャーラ・アーサナを出来る範囲で地道に続けていくことで背骨がしなやかに動くようになり、同時に肩甲骨周囲の筋肉も柔軟になって肩こりが解消し、肩本来の大きな動きが可能になります。

私もいつか猫に負けないくらいしなやかになれるよう、これからもマールジャーラ・アーサナをきっちり行っていきたいです。

ハルシャニー


長月のお知らせ〜9月のクラススケジュール


 

厳しかった夏の日差しも、秋の風とともに和らいできましたね。
秋の夜長、みなさんはどんな風に過ごされますか。
9月のクラススケジュールをお知らせします。

 

瞑想専科
日時:9月3日、10日(月) 19:20〜20:50
会場:四ツ谷・Jopre (ジョプレ)生活の木ハーブギャラリー
今月のテーマは「理想の生き方を瞑想する〜軽やかに穏やかに今を生きるために〜」

半年間続いた瞑想専科も残り2回となりました。これまでの学びの総決算、自分自身の理想に向かって瞑想を深めていきましょう!一回だけの体験、途中参加も大丈夫です。

 

◉「バクティ・サンガム
今月より新たに7回シリーズが始まります!(2018年9月〜2019年3月毎月第3日曜日)
日時:2018年9月〜2019年3月 毎月第3日曜日 13:00〜14:30(90分)
今月は9月19日(日) です。(10/21,11/18,12/16,2019年1/20,2/17,3/17)
会場:葛西にあるカフェと印度家庭料理の店「レカ 」2階 江戸川印度文化センター
参加費:2,160円(90分クラスカード利用可)
初回は、会の始まりに唱える女神の讃歌「Devi Suktum/デーヴィー・スークタム」を中心に学びます。シリーズが終わる頃にはみんなで覚えて讃えましょう。
先月開催した「思う存分キールタンを歌う会」の様子は→こちら

「ギータ・ゴーヴィンダ」の詩に沿って進めていきます。

 

◉ヨーガの料理クラス「さまらさの台所
日時:9月30日(日)11:00〜14:00
会場:吉祥寺・牟尼草庵
参加費:3,000円
メニューは人気のインド料理「チャナ豆のカレー、オクラのサブジ(炒め煮)、パコラ(豆粉の野菜フライ)、チャパティ、カチュンバル(インド風サラダ)」です。
基本の5種類のスパイスを使って作ります。辛いのは苦手という方も自分で作ってみるといろいろと調整できますよ。この機会にぜひスパイスの味わいと香りを楽しんでみてください。

尚、さまらさの台所は3名以上の方が集まれば、随時「ミニさまらさの台所」を開催できます。
希望のメニューがありましたら、気軽にお問い合わせください。

 

ノアスタジオ新宿クラス
毎週水曜日9/5,12,19,26   19:15〜20:45(90分)3階 L1スタジオです。
8月は台風やお盆休みもあってお休みが多かったですが、9月はお休みなしです。
お仕事帰りにお待ちしています!

新宿地下街を歩くカーリーヤントラトートバック

 

吉祥寺・牟尼草庵クラス
9月は第4土曜日の9月22日(土)がお休みになります。
9月は第2土曜日ではなく、第4土曜日がお休みとなりますのでご注意ください。

京都のグルバイ・サティヤーが牟尼草庵にやって来ました!

 

相模湖ヨーガ・サークル
・水曜日・相模湖にある古家+カフェギャラリー「たねまめ」クラスは
第2・4水曜日 9月12日と26日の2回  10:00〜11:30(90分)

夏の間頑張ってくれたたねまめの扇風機

・火曜日のTAKAOスタジオ(JR/京王高尾駅)クラスは
第1・2火曜日 9月4日と11日の2回 10:00〜11:30(90分)

もうすぐお彼岸ですね

※相模湖駅・高尾駅からの送迎を希望される方はご連絡ください。

<お知らせ>
「十日市場ヨーガ・サークル」は今月から「オリーブヨーガ・サークル」として、参加メンバーによって運営するヨーガ・サークルに変わります。担当はシャルミニーです。詳細はお問い合わせください→こちら

 

◉聖典の読書会
『カルマ・ヨーガ(働きのヨーガ)』(スワーミー・ヴィヴェーカーナンダ著)の第3章「働きの秘訣」の後半から、第4章「義務とは何か」を読みます。
カルマ・ヨーガの真髄である「無執着の行為」について一緒に考えていきましょう。
どなたでも参加できますので、興味のある方はぜひご参加ください。

日程:9月8日、29日(土) 15:30〜17:00
会場:吉祥寺・牟尼草庵
参加費:ドネーション制
各自、『カルマ・ヨーガ(働きのヨーガ)』本を持参の上ご参加ください。
読書会の様子は→こちら

新しい装丁の「カルマ・ヨーガ」

 

◉瞑想会
毎月第2・第4火曜日 19:30〜約2時間
今月は9/11と9/25(火)
場所は吉祥寺・牟尼草庵にて。
一緒に少し長めの瞑想にもチャレンジしてみませんか。 瞑想に興味のある方、一度体験してみたい方、もっと深めていきたい方、どなたでも参加できます(ドネーション制)

 

詳しくはHP(http://www.mahayogi.org/tokyo/)やブログ、スケジュールなどご確認ください。
夏の疲れが出やすい時期です。ヨーガや瞑想で本来の自分を取り戻していきましょう。
クラスや牟尼草庵でお会いできることを楽しみにしています!

思う存分キールタンを歌った後、サットヴィック・ターリーをいただきました♪


思う存分キールタンを歌う!「バクティ・サンガム特別編」


こんにちは!シャルミニーです。
もう9月ですね。まだ日中は真夏のような日も多いですが、朝の空気や夜の涼しい風の中に秋の匂いを感じるようになりました。今年は本当に暑い夏でしたが、そんな夏とともに私も元気いっぱい熱い熱い8月を過ごしました!

8月19日(日)、今シリーズ最終回の「バクティ・サンガム」が開催されました!
そして今回、シリーズ最終回ということで「バクティ・サンガム」クラスの後に『思う存分キールタンを歌う会』も企画しました♪
実は私はその一週間前に大阪の「バクティ・サンガム」に参加させていただいたのですが、いつもその会でハルモニウムを担当している京都のグルバイのサティヤーさんが、今度は東京の「バクティ・サンガム」に参加して下さいました!!そして久しぶりに静岡からもヨーガの仲間が!

各地からバクタたちが集まってきたー!嬉しい!

 

通常の「バクティ・サンガム」クラスでは、インドの神さまや聖者のお話しがあったり、信愛のヨーガ、信仰のヨーガと言われるバクティ・ヨーガについて学びます。そして、実際にいくつかのキールタンを歌います。神の御名を何度も繰り返し、神を讃えるキールタンを歌う時、私たちは純粋な愛と歓びが自分自身の内側から溢れてくるのを驚きとともに体感します。毎回、この歓びをずっと感じていたい!と思うのですが、90分のクラスはあっという間に終わってしまいます。
「時間を気にせず、もっともっとキールタンを歌いたい!ただただ神への想いだけでいっぱいになりたい!」
そんなみんなの思いを実現しよう!ということで、この会を企画しました。
事前の準備は少しだけにして、その場で歌いたい曲を自由に自己申告(笑)してもらい、順番にどんどん歌っていくことにしました。キールタンは歌の上手い下手は関係ありません。今回は特に皆が自由な心で自分自身の中にあるバクティを感じたり、溢れ出す歓びに思う存分浸れる機会になるといいなと思っていました。自分が歌いたい曲をリクエストをしてリードを誰かに頼んでもOK、この機会に好きな曲のリードに挑戦するのもよしです!思い切りハモりたいからとハモりパートがある曲をリクエストする人も!リードも楽器の演奏も、曲に合わせて交代していきました。
歌の合間には、キールタンを歌って感じることや自分が好きなキールタンへの思い、神への想いマイバクティについてなど、それぞれが自由に話しました。



 

神の御名は神そのものだといわれます。
美しいメロディーに乗せて、たくさんの神や女神の御名をどれくらい繰り返し唱えたでしょう。ハルモニウムや太鼓や鈴の音、手拍子が響き、リードと全員の掛け合いが何度も何度も繰り返される中、誰がリードで誰が応えているのか分からなくなる瞬間がありました。皆の輝くような笑顔や歓びで涙が止まらなくなった顔を見ていると、目の前にいる一人一人の中に自分の歓びを感じました。そして、私たち一人一人が本当に神の顕れであり、神と同じ尊い存在なんだと心から感じました。
気がつくと休憩もほとんどしないまま、あっという間に2時間が経っていました!クラス開始からなんと4時間!晴れ晴れとした皆の笑顔と歓喜のうちに会は終了しました。

 

皆さん、ぜひこの愛と歓びに満ち溢れたキールタンを体験しに来て下さいね!!!
次回の「バクティ・サンガム」は9月16日(日)江戸川印度文化センターにて開催予定です。
お申し込みは→こちら

 

第3弾もやりましょう!