人生の目的

人生の目的は真理を実現することです。真理とは何か――これは頭では答えを出すことはできないのです。しかし体験はできます。その叡智と方法がこのヨーガにあります。簡単に言ってしまえば、心が静まったときに私が神であるということを知らされます。「静まりて我神なるを知る」、神は一切の中にある真実。それは遠くに探しに行く必要はありません、最も近いここに在ります。しなければいけない作業は今も言ったように心を静めることです。心は長年の習慣によって様々な記憶というものを所有しています。その記憶は煩悩という執着の力によってくっついているのです。さらにその原因は真実でないものに対する間違った考えと力です。

通常私たちは心や体を自分だと思っています。でもこれは真実の自己ではありません。真実の自己とは、その心を見ている純粋な意識です。心は主人ではなくて召使いなのです――ちょうどこの体がいろいろなものを道具のように扱うように。だからこそ真実の正しい教えを学ぶ必要があります。それは様々な宗教の聖典も教えてくれるでしょう。また人生の経験も教師の一人です。最も完全な教師は悟りにある者です。そうしてその真理を聞き、考え、そして瞑想してください。決して難しいことではありません。なぜならもうすでに真実は自分の中にあるのです――今も。それは死ぬこともないし、変わることもありません。それだけが唯一の「実存」です。

ヨーガは非常に古くから真理を探求してきました。それは様々な言葉で指摘されてきました。ブラフマン、アートマン、プルシャ、イーシュヴァラ・・・その他にもたくさんあります。でもその真理はそういった言葉も必要ありません。こうして教えられるときにだけ、それらは真理を指し示す言葉として用いられるのです。それは瞑想の中で実現しなければならないのです――そしてそれは可能です。
もう一方で、それを実践していくには、毎日を真剣に生きなければならないということに気づかされます。仕事や生活は何でもかまいません。執着をしないことです。そして本当に得なければいけないもの、悟らなければいけないもの、真理だけを求めてください。だから誰でも、どんな状況の人でも悟りは可能です――純粋な信仰と真剣な実践があれば。