08

四つのヨーガ(王道・知・愛・行為)

ヨーギー「感覚器官を馬に例えて、体は馬車の車体、そして理性が御者、心が手綱というお話(古代聖典ウパニシャッド)があったでしょう。その馬車の後ろにいるのが、真実の自己であるアートマン。通常は、理性もすべてを含んだ心の中に自…続きを読む

07

日常の実践と体得

ヨーギー「ヤマとニヤマ(禁戒・勧戒)の十の項目はつい見過ごしてしまいがちな感じがするけれど、とても大事なものです。人が一日一日生活をしていくという行為そのものの中に間違いがないようにするための注意ですし、それがあってアー…続きを読む

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師と弟子

ヨーギー「この世の事柄においてでもそうですが、ある専門のことを知りたければ、その名人なり熟練者なり、専門家に尋ねるのが筋道でしょう。悟りについて尋ねたければ、悟っている者に尋ねるほかありません。自分勝手に悟りがどうのこう…続きを読む

09

師のブッダへの瞑想

—どのようにブッダに瞑想されていたのですか。 ヨーギー「ほとんど知っていることはなかったのだけれど、単純にブッダという名前と、古今東西において完成した存在、完全な存在があったとしたならば、それがブッダにほかならないという…続きを読む

08

信仰—確実な拠り所

—信仰をもつことの大切さを教えてください。 ヨーギー「通常、心というのは何かを求めて、何かに依存して、そうして喜んだり、時には悲しんだり苦しんだり、動揺を常としていますね。確実な拠り所というものがなかなか見つからない。そ…続きを読む

06

慈悲と無執着

—カルマ・ヨーガにおける慈悲と無執着についてお話しいただけますか。 ヨーギー「通常、私たちの心の執着は〝私〟と〝私のもの〟に因(よ)っています。これが執着の最も大きいものです。一方でカルマ・ヨーガの実践という教えがやって…続きを読む

09

バクティ・ヨーガの五つの態度

ヨーギー「バクティ・ヨーガというのは別名、愛のヨーガです。愛というのは私たちに備わっている根本的な性質の一つです。エゴを主体にして愛が発散されると、それは奴隷的な愛に終わってしまう。けれどもエゴがなく、無心から生まれる愛…続きを読む