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瞑想/識別し、放棄しなさい

いわゆる瞑想というものはヨーガの心理学において三つの内容に分類されます。 初めは、心を特定の場所や対象に縛りつけるところの「集中」です。そしてその集中された心が同一の対象にひとすじに伸びていくことが「瞑想」です。やがて心…続きを読む

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永遠の存在

ヨーギー「人間の本質は永遠の存在そのものなのです。それは名前の付けようもなく、形もない。ただ昔からブラフマン、あるいはアートマン、または神、真理、真実、そのような言葉でもって、指し示されるにすぎない。しかし、誰もが体験で…続きを読む

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神の遊戯––純粋な歓び

ヨーギー「アートマンを表す言葉に、サット・チット・アーナンダという言葉があります。サットというのは存在、唯一リアリティの実存のことです。また真実という意味もあります。それが実在しているから真実なわけです。真実だから存在し…続きを読む

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真理は一つ

ヨーギー「(インドの大聖者)シュリー・ラーマクリシュナの生涯はちょうど十九世紀の半ばに位置しています。この時代は東洋と西洋が接触を密に始めた時でした。それは西洋の東洋への侵略、あるいは植民地化という意味においてでした。し…続きを読む

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吉祥—命の尊さ

「一切は苦である」という格言があります。それは死ぬことが最大の苦しみならば、老いることも病むことも、ひいてはその肉体を持った、つまり生まれたということ自体が苦しみの原因にほかならないという理由です。そうすれば、この誕生日…続きを読む

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集中・瞑想・三昧

ヨーギー「いわゆる瞑想における心の様子は、集中、瞑想、そしてサマーディ、サマーディは没入と言ってもいい、そういうふうに分類できます。これは『ヨーガ・スートラ』に非常に明確に説明されている。 集中とは心をある対象にくっつけ…続きを読む

09

瞑想の三つの対象

ヨーギー「瞑想の対象は、大きく三つに分けることができます。 一つは識別を中心としたもので、これは通常の自分の思いとか行動などが真実に沿っているかどうか、矛盾していないかどうかを吟味する。これも聖典を学んでいったり、正しい…続きを読む

09

識別––真理と心を見比べる

ヨーギー「個人的な心が認識している想念や観念というものは、非常に小さくて偏りがあって限定的であるといえるのです。そういう完全ではない観念が心の中にあると、そこからいろんな誤った方向が与えられて、それに執着して、結局心はそ…続きを読む

09

見ている意識に瞑想する

ヨーギー「今、自分の心が何かを感じ、何かを思っているということを知っていると思います。心は知られていると思う。今、よーく心を見つめてごらん……。本当は、心は知ることはできないのです。見ることもできない。心の背後に在る真実…続きを読む

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何のために人は生きるのか

ヨーギー「本当に、この地上に暮らしている人類すべてが同様の悩みを抱えていると思います。古代に始まったヨーガも、やはりその問いに答えようとしてきました。何のために生きているのか、それは誰が生きているのか――そこで、私が生き…続きを読む

06

今を生きる––カルマの法則

––常に瞬間に集中することができれば、もっと軽やかになれるのではないかと思うのですが、今を生きる秘訣をお聞きしたいです。 ヨーギー「ヨーガの重要な言葉にカルマというものがあります。これは原因と結果、あるいは作用と反作用の…続きを読む