さまらさの台所10月

今月のさまらさの台所は里芋いろいろ!!4種類のメニューをご紹介しました。
里芋ご飯、里芋の煮っころがし、里芋サラダ、里芋ナゲット
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まずは里芋の皮むきです。里芋はぬれたままで皮をむくと、ぬめりが出て手が滑ったり、かゆくなったりします。洗ってからしばらく置き、表面を乾かすかペーパータオルで水分を拭き取ってからむくとむきやすくなります。皮のむき方のポイントは、里芋の両サイド(頭とお尻)を少しずつ落とし、次に、里芋を横にして持ち、包丁を持った手と里芋を握った手、両方の親指の側面をくっつけながら、包丁を押すようにして皮をむきます。このようにすると、親指がストッパーの役割をするので、指を切りにくく、むきやすいです。
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里芋のぬめりにはムチンやガラクタンという成分が含まれ、胃腸の働きを活性化させたり、免疫力を高める効果があります。ぬめりを落としてしまってはもったいないのですが、ぬめりがあることで味が染み込みにくくなることがあります。そこで、里芋の煮っころがしや、里芋ご飯の時は少しだけ塩水に浸けてぬめりを落としました。

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左上:鍋に昆布だしと本返しを入れ、皮をむいた里芋を入れて中火にかける。
中上:落としぶたをしながら15分ほどコトコト煮る。
右上:里芋が柔らかくなり、水分が減ってきたら、強火にして水分を飛ばす。
下:出来上がり!!

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その他、里芋のナゲットや里芋サラダなど、調理法が違うと味わいもさまざま。
どれも美味しいと好評でした!

試作を通じて発見したこと!
煮っころがしを作っているとき、時間短縮でさっさと作ってしまえないかと思い、少し強めの火で煮ました。里芋は火が通るのにそんなに時間がかからないため、柔らかく、煮汁も飛び、出来上がったと思い、いただきました。確かに里芋は柔らかくなっているのですが何かが違う……。何かとは、味わいでした。
コトコトとじっくり火を入れていくことで、ゆっくりと(里芋のタイミング)で味が染み込み、里芋自体の美味しさが生かされるのだと思いました。反対に私のタイミングで味を染み込ませようとすると、外側に味がついただけで、味が染み込んだという感じではなかったのです。いつもの生活リズムだと、手際よくさっと料理してしまいたい所ですが、煮物を美味しくするコツは、ゆったりした心持ちで、野菜のタイミングで味を染み込ませることだと思いました。何でもそうですが、やっぱり自分本意では上手くいかず、相手に合わせなあかんねんな〜と思いました。


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