最も大切なのは真実の体験〜定例サットサンガより

7/9、師はニューヨークへご出発されました。日曜日には今回1回目となる直伝クラスが行なわれる予定です。

渡米を目前にした7/6、京都では定例サットサンガが行なわれました。
この日は初めて師に会う方や、遠方からの久々の参加となる方もあり、和やかなムードの中、みな喜びと期待に胸を膨らませているようでした。その場には、企業に努めるサラリーマン、医療研究者や従事者、小さな子どものいるお母さん、ダンサー・・・と、本当にさまざまな年齢層の、さまざまな環境に身を置いている人たちが集いました。

職場などの人との関わりにおけるあり方や社会問題の捉え方、過去や未来、物質的なものへの執らわれからどうしたら解放されるか、献身奉仕についてなど、師はどのような問いにも寄り添って耳を傾け、とても丁寧に答えていかれました。

会の終盤、師は、人生の中でどんなものを求め、追いかけ、ひと時の存在感を得たとしてもすべては消え去っていく、最も大切なのは真実の体験だと、力強く語ってくださいました。

自らの本質が永遠の存在であり、完全であり、真実そのものの実存であるということ! これ以外のものはなんにもない!

この地上にあっては、私たちが肉体という物質をもっている以上、否が応でも何らかの物質をもって存在している。この椅子も存在している、この部屋も存在していると思っているけれど、でもこれらはいつか作られ、いつかなくなっていく。建物だってなんだって永遠ではないわけです。一時的な現象としての存在の姿を見せているにすぎない。

しかし、真実の存在というものはそんなものではない!
まったく一点の汚れもなく、生まれたこともなければ、死ぬこともない。それでいて実存としてのリアリティがありありと在る! 

なんて確信に満ちた、ダイナミックな宣言なのでしょう!
ああ、これこそが聞きたかった! これこそを心の底から欲していた! たとえ何度お聞きしていたとしても、師の口からこぼれ出る真理の言葉は、みずみずしいエネルギーとなってハートに流れ込み、私たちの本性を喚起させるのです。

さらに師は次のようなお話を続けられました、
この世界はその永遠の存在の顕れであり、本来は素晴らしい、美しい世界であるべきなのだけれど、無知が入り込んで悲惨な出来事がたくさん起こる。だからこそ、一人一人が真実の存在に目覚めること。それを体験することができたら、仕事でも何であっても軽やかに行なえ、それでいて善いことができるはずだと――。

時に、いったいいつ本当の目覚め、その体験はやってくるのだろうと、やり切れない気持ちになることもありますが、師からいただいた大きな励ましを糧に、「みんなは永遠の存在、誰もが“それ”である!」と名言してくださった、“それ”だけを見て、また進んでいきたいと思いました!

 

次回の定例サットサンガは、師のご帰国後、9月の第一土曜日になります。
生きていく中で、何か本当のもの、確かなものを探している人がいるのなら、ぜひ師のサットサンガを体験していただきたいです。言葉では到底届かないもの、直接肌で感じてこそのものがあると思います。

マードゥリー


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