ラーマクリシュナの福音

もう27年も前になりますが、師に最初にお会いする少し前にアーシュラマを初めて訪ねた際、シャーンティマイーさんからラーマクリシュナ・パラマハンサについてお聞きしました。

ラーマクリシュナの福音

それですぐに『ラーマクリシュナの福音』(日本ヴェーダーンタ協会)を買い求め、読みました。といっても1000頁を超える分量なので、そう簡単に読み下すことなどできません。『ラーマクリシュナの福音』は、著者であるMが師シュリー・ラーマクリシュナと出会ってから、師が亡くなるまでの5年間の師の教えや出来事を、彼が師に面会した日ごとに時系列に書き記したものです。だから、毎日1日分ほどを読むことにし、仕事に行く前や就寝前に読んでいました。

すると不思議なことに、毎日読むのがとっても楽しくなり、まるで自分が百年前のインドのシュリー・ラーマクリシュナがおられた時空間に生きているような気分になっていました。ずいぶん長くかかって読み終えたのですが、読み終える頃には、読み終えるのがとても残念に思えました。ずっとその中にいたいような気分になっていたのです。

1000頁超もあるので読もうと思うと大変なのですが、焦ることなく日々を生きるような気分で毎日接していくと、本当に本当に不思議なことに、その驚くべき神人が織りなす妙なる物語の中に入っていけるのです。同じ教えもたくさん出てきます。いろんな登場人物が出て来て、いろんな出来事があります。このような信じ難い神の世界が、物語が現実にあったのか!?しかしそれはまるで自分が長年、毎週、師の下で教えに耳を傾け、いろんな出来事を通してヨーガを学んできた実生活と同じようだと、今思えば感じます。

あぁ〜本当にあの頃は、日課のように毎日『ラーマクリシュナの福音』の霊性の世界に身を置いてから会社に行って仕事をしていました。それはまさしく、シュリー・ラーマクリシュナの存在と教えのプラーナを身にまとって会社に行き、そのプラーナに包まれ仕事をして、生活していたような感じでした。そのプラーナに毎日守られていたような印象があります。あの1000頁にはそのような力があるのだと自分の体験を通して言えます。

ぜひ一度手に取って、あの魅力的な大聖者の物語に触れてみてください。

今日は、その偉大な大覚者シュリー・ラーマクリシュナ・パラマハンサのご聖誕日です!

サーナンダ

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