この世は美しい!

早いもので、在宅勤務生活が4カ月目に突入しようとしています(私は3月から一足お先に在宅勤務を始めています)。その間に出社したのはたった6回(それも全て午後のみ出社)、それ以外は毎日ステイホーム!ひとりお家で1日を過ごしています。

4月1日までは週1回出社していたので、会社で同僚とおしゃべりをして息抜き(?)ができていましたが、非常事態宣言以降は出社禁止となり、8~17時のうち実働8時間(日によっては残業することも)、もちろんお家でも息抜きをすることはありますが、案外しっかりパソコンに向かい仕事をする毎日です。

そんなある日、洗濯物を干している時でした。「毎日誰にも会わず、ここで起きて、仕事をして、食事をして、寝て、また起きての繰り返し、生きるってなに⁈」という思いがふとよぎったのです。ヨーガを学び実践する者としては、「真実に目覚めること、それが人生の目的だ!」となるのでしょうが、私はその時その答えに満足することができず、それからしばらくその問いを持ち続けていました。

スーパーへの買い物以外は外に一歩も出ない毎日のなかで、生活のリズムをつくるためにジョギングを始めたのですが、夕暮れ時に走りながら、ふとブッダの「諸行無常」、そして「この世は美しい」という言葉を思い出しました。
そうだ、この世は移り変わるもの、永遠に変わらないものなど何もない。その一方で、いま私が見ている夕日、風にそよぐ新緑、それぞれのスタイルで生活を調えようとしている人々、そして日が落ちた後に浮かぶ満月も、すべてが美しい!! この世をどう捉えるかは私の心ひとつで決まる。それならば、変わりゆく日常を受け入れて、いまできることに最善を尽くせばいい!と、心が軽くなりました。

ジョギングコースの夕暮れのシーン

しかしその翌日、会社がフリーアドレス席になるらしい(在宅勤務を前提として、部員の半数分のみ席を用意。決まった座席はなく出社したら好きな席で仕事をする)と聞き、「これで出社したとしても、いつもの席で同僚と世間話すらできない、この前まであった当たり前の日常は本当に戻らないのだ」と、再びやってきた現実に少々揺れましたが、すぐさま諸行無常!と切り替えることができました。笑

たとえどのような状況でも、私自身がサットヴァ(純粋)であればこの部屋からそれは振動となって伝わるはず、師がずっとそうされているように。私がすべきことはただ一つ、やっと答えがすんなり入ってきた、5月の終わりでした。

3月から成長を見守ってきた新緑

ターリカー


この世は美しい!」への2件のフィードバック

  1. Chie Yamada

    Thank you for sharing your delightful everyday-living. To stay at home and to deal working whole 8 hours in the day in front of the PC, is not so easy.
    We could imagine the more agreeable condition for making an effort continuously, by the story and the beautiful photo.

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  2. ターリカー

    山田さん、コメントありがとうございます。
    移り変わる世の流れのなかお会いできない日々ですが、1日も早く語り合えたらと思います。お会いできるのを楽しみにしています!

    返信

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