日常のヨーガ」カテゴリーアーカイブ

立秋の頃の過ごし方

今年も厳しい暑さの夏になりましたね。
強い日差しや気温が高い状態では、体温を下げるために汗をかきます。これは交感神経の働きによるものですが、暑さが続くと交感神経が働く時間が長くなり、体が常に活性化し続けている状態になります。結果、疲労が蓄積したり、睡眠が浅くなったりします。
また、暑いからと冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎると、胃腸が冷えて体調を崩す原因になりがちです。
暑さ対策の一つとして、夏野菜を積極的に食べることをおすすめします。夏野菜には体の熱を冷ましてくれる作用があり、冷たいジュースやアイスクリームなどで急に身体を冷やすよりも、胃腸に負担をかけることなく適切に体温を下げることができます。

しかし体調を良い状態に保っていたとしても、夏はアーサナ(ヨーガのポーズ)をやりづらく感じることがあります。それは過剰な暑さから身体を守るために筋肉の活動が抑制されるからです。形を作る際に働く筋肉だけでなく、呼吸する際に働く筋肉にも影響するため、息を吐ききりづらいと感じる方もおられるもしれません。そのような時は背筋をまっすぐにして座ってみましょう。まっすぐに伸ばそうとすることで肩周りや背中が力むことがあるので、一度お腹の力を抜くようにすると、リラックスして座りやすくなると思います。姿勢良く座るだけでも疲れが取れて、頭がスッキリします。

先日、暦の上では立秋を迎えました。
数年前から立秋とは思えないような暑い日が続くようになっていますが、それでも立秋をすぎると少しずつ日差しは和らぎ、朝晩の気温が下がり始め、湿気を含んでいた風はカラッとした爽やかな風へと変化していきます。

私の職場である鍼灸院にはいつも花を生けています。夏から秋へと移り変わり始める立秋をイメージしました。

万物が収斂し成熟し実を結ぶ秋の始まりでもあるこの時季。私たち人においては気の働き方が自ずと内向きになり、集中しやすい状態へと変化していく時季でもあります。

姿勢良く座ることができたら、胸の奥の方に意識を集中させて瞑想してみましょう。私たちの胸の奥には何があっても変わらない本当の自分があるとされています。ほんの一瞬でも、それがある、ということを感じられるかもしれません。

柳沢峠からの眺め。夏の雲の合間から顔を出しているように見える富士山の後ろには、秋らしいうっすらとした雲も。夏から秋へ、季節の移り変わりを感じました。


諦めなければ、道は続く ~子育てとヨーガを歩んで

今年も暑い夏ですね。
夏休みでお子さんが一日中家にいらっしゃるご家庭のお母さんたちは、何かと大変な毎日をお過ごしのことと思います。

私が子育てをしていた頃、夫は仕事が忙しく家のことはほぼ私一人で担っていました。娘たちの学校は行事や係活動など親の関わりが非常に多く、また給食がなく毎日お弁当を持たせる学校でしたので、正直なところ普段の学期中の方がずっと忙しいくらいでした。なので夏休みは子どもと一緒に、私自身も少しゆっくりできる期間だったように思います。
娘が二人とも社会人となった今、子育ての渦中にいた頃を振り返ると、もちろん楽しいこともたくさんありましたが、とにかく毎日走り回っていつも息切れしていたような気がします。
習い事や塾の送り迎え、子どもを通じたお付き合い…等々、お仕事をされている方もいない方も、それぞれの環境の中で今まさにそんな毎日を過ごされているお母さんたちが大勢いらっしゃると思います。

わが家の小さな庭に珍しいお客さまが。

20代前半からヨーガを続けていた私が、マハーヨーギー・ミッションに出会い、シュリー・マハーヨーギーの下でヨーガを学び始めたのは、ちょうどそんな子育ての真っ只中でした。
マハーヨーギー・ミッションに通われている方々はとても熱心にヨーガを学ばれていて、私には皆さんがキラキラと輝いているように見えました。そして、シュリー・マハーヨーギーは私が求めていた本当のヨーガの師だと感じました。
「もっとヨーガを学びたい!」という気持ちはますます強くなるばかりでしたが、当時はアーサナ(ヨーガのポーズ)をする時間も、ヨーガの本を読む時間も、瞑想に座る時間も、限られたわずかなものでした。疲れ果てて体力も気力も湧かず、何もできないまま一日が終わっていく日が続くこともありました。
ヨーガが思うようにできない自分に苛立ち、情けなさをたびたび感じました。ヨーガが好きで続けてきたはずなのに、本気になればなるほど、それができない自分を責めて苦しくなってしまう。こんな苦しい気持ちになるなら、いっそヨーガをやめてしまおうかと、本気で思い詰めたことがありました。

でもその時、師シュリー・マハーヨーギーのことを想ったのです。

「師は私を、ダメだとおっしゃったことがあっただろうか。励ましてくださったことはあっても、私にはヨーガは無理だと言われたことは一度もない。師が私を諦めていないのに、どうして私が私を諦めるのだろう」
そう思った瞬間、涙がこぼれました。

「では、私が今できることは何だろう……」
そう自分に問いかけた時、こんな思いが湧いてきました。
「そうだ、ヨーガを諦めないことだけは、今の私にもできる。諦めさえしなければ、師がきっと導いてくださる」
それ以来、「師が私を見放さない限り、私は絶対にヨーガを諦めない」ということが、私の信念になりました。
この時以降、ヨーガをやめようと思ったことは一度もありません。
そして私はまたヨーガが大好きになりました。今もこうしてヨーガを続けています。

師は、常々誰でもヨーガができるとおっしゃっていました。ヨーガの学びが進むにつれて、私はそのことを少しずつ理解するようになりました。ヨーガとは、アーサナや呼吸法だけではないということ。むしろ、日常の中でこそ実践できるヨーガがあり、日常の中でこそその真価が問われるのだということを。
日常の中で実践するラージャ・ヨーガのヤマ・ニヤマも、カルマ・ヨーガも、バクティ・ヨーガも、すべては特別な時間の中ではなく、日々の暮らしの中で実践され、深められていきます。
ヤマ・ニヤマのどれか一つを実践してみる、家族が喜ぶことを行為する、心の中で神を想う、キールタンを歌う――そんな小さなことを積み重ねていきました。アーサナや呼吸法、瞑想は、時間の隙を見つけて行うようにしました。
子育てをしていても、家事に追われていても、仕事があっても、体調の良し悪しに関わらず、朝起きてから夜眠りにつく瞬間まで、真理を求める真剣な思いがあれば、誰でもヨーガはできます。
子育ての中で何度も心が折れそうになりながらヨーガを歩んできた私は、今、心からそう実感しています。成長した娘たちは、今では私を支えてくれる心強い存在になりました。

今はもう、師と直接言葉を交わすことは叶いません。ですが、『マハーヨーギーの真理のことば』の中には、師の教えが今も生き生きと息づいています。少し時間がある時に本のページを開いてみてください。たとえ途中までしか読めなかったとしても、師の教えに触れることで、師の息吹がきっと伝わってくると思います。

今、子育ての真っ只中で自分の時間がなく、もどかしさを感じておられるママヨーギニーがいらっしゃったら、少しでも参考になればと思い、私の体験を書かせていただきました。
きっとお母さんだけでなく、どんな方も同じだと思います。
諦めさえしなければ、道は必ず続いています。

まだまだ暑い日が続きますが、ご家族でどうぞ良い夏をお過ごしください。

ラージャ・ヨーガ/瞑想により心を制御し、真我を実現する道。
ヤマ/禁戒。非暴力・正直・不盗・純潔・不貪。
ニヤマ/歓戒。清浄・知足・修練・真理の学び・自在神への祈念。
カルマ・ヨーガ/他者への献身奉仕によって至聖(神)に至る道。
バクティ・ヨーガ/信愛と献身により神と合一する道。
キールタン/神と魂を結ぶ愛の歌。

シャルミニー


瞑想クラス(京都)の動画配信 『ヨーガ・スートラ』編 スタート!!

皆さま、こんにちは🌞
夏本番の暑さというか酷暑ですね💦
どうぞご自愛ください🪷

そんな暑さの厳しい最中ですが、ご要望をいただいていた瞑想クラスの動画配信をスタートすることになりました🎞

内容は『ヨーガ・スートラ』で、その主要な教えを一つ一つ深掘りしています。
この度、撮影した1〜4回分の動画をまとめて配信する形をとらせていただきました(1回だけの受講も可能です)。
以下、1〜4回目のテーマとその概要です。


1回目のテーマは「タパス」です。
タパス(苦行・浄化の熱)を受け入れてヨーガを実践していくことで、好き嫌い・暑さ寒さなどの二元性を超えることができると言われています。苦手意識を克服した体験談や、この暑さを乗り切るヒントをお伝えしています。


2回目のテーマは「スヴァーディヤーヤ(聖典学習)」です。
聖典を学習するとはどういうことなのかーーそれは知的な理解ではなく、自らが確かめ実践していくことが大切です。そして実践を続けると、『ヨーガ・スートラ』の説く自らが望む神との霊交が生まれます。


3回目のテーマは「イーシュヴァラ・プラニダーナ(神への誓願)」です。
イーシュヴァラとはどのような神か、またその誓願とは何かーーイーシュヴァラへの誓願を育み、その思いを高める秘訣についてお話しています。


4回目のテーマは「アーサナとチャクラ」についてです。
アーサナをすることで、プラーナ(気)のセンターであるチャクラを刺激して活性化し、内側から身体の質を変容させます。この回は受講者の方からのリクエストで、チャクラについて解説し、師シュリー・マハーヨーギーの驚愕のチャクラとクンダリニー体験についてもご紹介しています。

以上が4回のテーマと概要です。
この講座では、『ヨーガ・スートラ』の教えの解説に留まらず、私自身の体験談や実践についても包み隠さずにお話しさせていただいていますし、師のアート作品にも触れています。

本当に暑さが厳しい時節ですが、ヨーガの根本であり至高の聖典である『ヨーガ・スートラ』に触れ、実践し、この夏を乗り越える糧にしていただけたら幸いです🕉️
受講のお申し込み、心よりお待ちしています。
詳しくはこちらをご覧ください💁「瞑想クラス(京都)動画配信」

ゴーパーラ


ヨーガでつながる大きな家族!

5月から6月にかけて約3週間、自宅を離れて旅をしてきました。といっても、大げさなものではありません😄
今年3月末、私が勤めていた小さな保育園が閉園となりました。これを機に、今の私に必要なこと、そしてこれまでずっとやりたいと思いながら先送りにしていたことを実行することにしたのです。
今回の一番の目的は、大阪の実家で一人暮らしをしている高齢の母の今後の暮らしについて、本人と一緒にゆっくり考えること。こうした話には、やはり時間が必要です。
そして、せっかく大阪に滞在するなら京都のヨーガの仲間に会ってゆっくり話をしたい。昨年オープンした「リーラー・ヨーガ・スタジオ」のクラスにもぜひ参加したい。さらに、どうせ東京―大阪間を移動するなら、途中下車して静岡に住むヨーガの仲間のお家にも立ち寄りたい――。
そんな思いから、事前にある程度計画を立てて出発しました。
今日は今回の旅の中で、ヨーガでつながるご縁の深さをあらためて感じた出来事を、たくさんの写真とともにご紹介したいと思います!

●5月15日(木)

シャチーさんとマードゥリーさんに会いにマハーヨーギー・ミッションの「プレーマ・アーシュラマ」へ!
お二人ともお忙しい中、温かく迎えて下さり久しぶりにゆっくりとお話させていただくことができました。そして、すぐ近くの御室仁和寺へ散歩にも誘って下さり、5月の美しい新緑を3人で楽しみました!

プレーマ・アーシュラマ

2階からの景色。アトリエでは何やら制作中…内緒☺︎

そして、夜は念願のリーラー・ヨーガ・スタジオのクラスに参加させていただきました!
とても雰囲気のある夜のスタジオに、担当のサルヴァーニーさんの穏やかな声が心地よく響き、だんだんと呼吸が深くなっていくのを感じました。

“静謐”という言葉がぴったりな金曜の夜の「ヨーガ・瞑想クラス」

遠方から来るグルバイ(ヨーガの仲間)のために、スタジオで宿泊できるようにしてくださっているのですが、私は今回二泊させていただきました。清々しいプラーナに満ちた空間で、一人静寂に包まれる時間――。東京で家族と一緒に暮らす私にとって大変貴重な体験ができました。

●5月16日(土)

スタジオで爽やかな朝を迎えました。クラスが始まる前にスタジオのお掃除をさせていただくことに。その日の空と同じようにスッキリ晴れやかな気持ちになりました!
そして午前中は、とても楽しみにしていた「瞑想クラス」に参加しました。
スタジオができてから瞑想を始めたという方もおられ、とても熱心に瞑想に取り組まれていることが伝わってきました。私も負けじとしっかり瞑想に座りました。

なんて気持ちがいい朝でしょう!

担当のゴーパーラさんがとても分かりやすくお話をしてくださいました。

そして、瞑想クラスの後、長年マハーヨーギー・ミッションのヨーガの料理クラス「さまらさの台所」を担当されているサラニーさんのお家におじゃまさせていただきました。
実は、以前からサラニーさんと一度ゆっくりとお話をさせていただきたいと思っていた私は、今回お願いをしてわざわざ時間を作っていただいたのでした😆
ワクワクしながらお家にうかがうと、そこで私を出迎えてくれたのはなんとサラニーさんお手製のさまらさランチ!感激。
心のこもった美味しいお料理をいただきながら、時間が経つのも忘れるほど楽しい時間を過ごさせていただきました!!

サラニーさんの温かいお心遣いがこもった見た目も美しいお料理。イチゴのデザート付き🍓

この日は、そのままマハーヨーギー・ミッションの庵「ヨーガ・ヴィハーラ」へおじゃましました。ここでも庵主のサティヤーさんが温かく迎えてくださり、時間のない中、美味しい夕食を準備してくださっていました。もう感謝しかありません。夕食をごちそうになりながら、師のお話をうかがって泣いたり笑ったりしているうちにあっという間に時間が過ぎ、名残惜しい気持ちでヨーガ・ヴィハーラを後にしました。

サティヤーさんも「さまらさの台所」を長年担当されているお一人。ひよこ豆がたっぷり入ったカレーは絶品!

●5月17日(日)

この日の午前中はシャチーさんが担当されている「ヨーガ・瞑想クラス」に参加。
シャチーさんがとても丁寧に指導されていて、まだ年数が浅い方から長く続けられている方まで、皆さんとても集中されていました。素晴らしい!

そして、この日の午後からは「リーラー・ヨーガ・スタジオ」の1周年記念イベントがありました!
ご近所の方から遠方の方まで、たくさんの方が訪れ、スタジオは終始にぎやかな雰囲気に包まれていました。
会場には手作りの焼き菓子や飲み物が並ぶカフェコーナーが設けられ、「真理のことばの栞」のワークショップ、お茶を飲みながらヨーガについて語り合う時間、瞑想体験やインドの讃美歌キールタンの体験など、盛りだくさんの内容でした。
私も初めてお会いする方々とお菓子をいただきながらヨーガの話に花を咲かせたり、真剣に栞づくりに取り組んだりと、楽しい時間を過ごしました。
また、さまざまな方のお話をうかがう中で、それぞれがヨーガとの出会いを大切にしながら日々実践を続けておられることが伝わってきて、とても印象深いひとときとなりました。

●5月31日(日)~6月2日(火)

実家での滞在を終え、東京へ戻る前に、静岡県に住むヨーガの仲間のひとみさんのお宅に立ち寄らせていただきました。
ここでも私は、ご夫妻に本当に温かく迎えていただきました。
海が大好きな私のために、夕日が美しい時間に近くの海へ案内してくださったり、静岡の景勝地である日本平や三保の松原にも連れて行ってくださいました。
そして何より驚いたのは、お料理が得意なご主人けんじさんによる手作りのパスタ。その美味しさにすっかり感激してしまいました。
滞在中は一緒に瞑想をしたり、ヨーガの教えについて語り合ったりと、時間がいくらあっても足りないほど楽しく充実した時間を過ごしました。
同じ教えを学ぶ仲間だからこそ分かち合えるものがあり、改めてグルバイのありがたさを感じたひとときでした。

今回の京都と静岡での滞在は、私にとって本当に豊かな時間となりました。
皆さんのおかげで、心から楽しく幸せな時間を過ごすことができただけでなく、大切なことを改めて学ばせていただきました。

他者を大切に思うこと。
相手の喜びを願って行為すること。
「今ここ」に意識を集中すること。

皆さん、公私ともに忙しい日々を送られているにもかかわらず、それを少しも感じさせませんでした。むしろ、目の前の人のために自然に心を配り、惜しみなく時間と労力を注がれていました。その姿に触れるたびに、私は師シュリー・マハーヨーギーのことを思い出していました。師から学んだものが、それぞれの人の中で生きた形となって表れているように感じられたのです。「私もこうありたい!」感謝の思いとともにまたそう強く心に誓いました。
また、京都のスタジオでは、初めてお会いした方々とヨーガを通して自然に語り合い、楽しい時間を過ごすことができたことをとても嬉しく思いました。
ヨーガは人と人を結び、人生を豊かにしてくれるものでもあることを改めて実感しました。
どこにいても、離れていても、ヨーガを通してつながる人がいる。それは私にとって大きな喜びです。
これからも、この温かなつながりがもっともっと広がって、多くの人が共に学び、共に歩むことのできる大きな家族のような輪となっていきますように。
皆さま、本当にありがとうございました!

師シュリー・マハーヨーギーの御生家「マハーヨーギー・ミッション・アーシュラマ」

シャルミニー


第3回「ヨーガを生きる秘訣」が松山で開催されました!

昨年末の12月から始まった「ヨーガを生きる秘訣」の講座ですが、4回シリーズのうちの3回目が、6月13日(土)14日(日)に開催されました。

1日目は「アーサナの秘義」午前・午後とも14名ずつの参加がありました。松山だけでなく、今治や四国中央市、また大阪など、遠方からも参加していただきました。
今回のアーサナは「マッチャ・アーサナ」「マッチェーンドーラ・アーサナ」「バッダコーナ・アーサナ」「ヨーガムドラー・アーサナ」と、それぞれのバリエーションも学んでいきました。
長年ヨギさんの下で直にアーサナを学んでこられたシャーンティマイーさんから直接学べる貴重なこの機会を本当に楽しみに待っていました!みなさんの学ぶ姿勢は真剣そのもの。そして、新しい発見があり、楽しくて軽快で、喜びにあふれた時間でした。

みなさんの感想がとても素晴らしかったので、その一部ですが、ご紹介させていただきます。

・一つのポーズの中で、もう少しもう少し奥へ入る。アーサナが面白くなり、自分自身の奥へ入っていける、可能性がいっぱい!
・いつも同じアーサナをやっているつもりでいたけど、心身の状態などを加味すれば、1つとして同じものはないことを学びました。実際講座を受けると、必ずと言っていいほど新鮮な体感を得ます。普段のアーサナでも惰性を排して、毎回、毎ポーズ、毎呼吸、新たな気持ちで取り組めるよう努めたい。
・少しのアーサナでも十分にアーサナをした充実感があった。(身・口・意の一致という教えがあるが)、アーサナにおいての「身」はポーズ、「口」は呼吸、「意」は心だと思う。これはアーサナの基本であり、それを身につけていくことでアーサナと心は一変すると思った。
・バッダコーナ・アーサナの時に「首の力を抜いて」と指導していただいて、身体の力みをとることができた。今まで気づいていなかったので、本当に嬉しかった。
・自分にはパドマ・アーサナはできないと諦めていたが、シャーンティマイーさんのアドバイスを聞いてなんとか組むことができ、パドマ・アーサナでの姿勢の堅固さに驚いた。
・足の位置を言われた通りのところに置くだけでプラーナが変わったのを感じた。マッチェーンドーラ・アーサナがやりやすくなった。
・質問に対してのお答えはとても理にかなったもので、これまでの迷い疑問がクリアになりました。
・シャーンティマイーさんのお話はとてもわかりやすく、お会いしてお話を聞くだけで活力が湧いてきて、とにかく元気になります。
・今回シャーンティマイーさんのアーサナのお話を聞いて、自分が力ずくでアーサナのポーズをとろうと必死になっていたことに気づきました。それが仕事や日常生活でも力ずくで強引に物事を動かそうとしていたことにも気づき、アーサナと繋がっているのだなあと感じました。力むことなく呼吸と共に身体を動かしていく、改めて呼吸を意識してやっていこうと思いました。

講座の後には、発刊された『ヨーガ・ディピカー』の話題になり、すでに読んだ方からの声も聞くことができました。

「わかりやすい言葉で書かれていて、自分が頭で理解していること、体験していることを整理することができた。自分を振り返ることができ、とても良かった。
先輩たちは、すごい修行をしているんじゃないかと思っていたが、一社会人としてヨーガにご縁がありヨーガを行じておられる。そういうところは自分と変わらないし、共感できることもたくさんあった。また、見習わなきゃ!と思うところもあり、ヨーガへの熱意は見習いたいなと思いました。
そして、すごく感じたのは、自分ができているとか、そう言った思いは本当に必要ないんだ、逆に持ってはいけないかなって思いました」

この冊子には、ヨギさんの教えを生きる弟子たちの等身大の姿があり、とても身近でいて奥の深い内容となっていると感じます。今回の講座とも関連した内容で、この冊子の話題を通して、より学びが深まったと感じています。

さて、2日目の「ヨーガの料理」は14名の参加がありました。
メニューは、「初夏の一膳」として、ひじきご飯、蒸し野菜と冷奴(中華風ドレッシングを添えて)、きゅうりのお漬物、焼き油揚げと季節の野菜のぬた和え、です。
ひじきご飯は、乾燥したままのひじきと少しのお醤油を入れて炊くだけ。「えっ!?それだけでいいの?」いつものことながら新鮮な驚きから始まります。
蒸し野菜は、じゃがいも、キャベツ、もやし。キャベツは芯の部分と葉の部分を切り分けて、葉の部分は蒸し野菜として、芯の部分はぬた和えに。芯の部分も立派な一品になることに目から鱗で、素材を大切にするヨーガの知恵を学びました。
キャベツの葉は、蒸しあがったら、くるクルッと巻いて切り分けるという工夫も教わりました。盛り付けた時に美しく、そして食べやすい。新玉ねぎと身近な調味料で作ることができるドレッシングは、手軽でとても味わい深く、お野菜やお豆腐を引き立てます。
どのお料理も、シンプルな調理法で、素材のおいしさを引き立て、また、丁寧に一つ一つのことに向き合うことは、お料理だけでなく、日常のあらゆる行為にも繋がる学びとなりました。
「ヨーガ行者は地上における最も優しき者ともいわれる。空気や水、土にまでも優しさを持って接する。なぜならそれらも全てがアートマンだから」というヨーギーの生き方を、ヨギさんの言葉から改めて学び、そこに想いを馳せることができ、優しい気持ちや喜び、感謝の気持ちがおのずと湧き上がってくる時間となりました。

参加の方からは、
「素晴らしい行為、お仕事を自然体でなされているお姿に、今回も感嘆いたしました。非常に美味しく、元気をいただきました」
「シャーンティマイーさんの、野菜も人と同じように大切に扱う心が、お料理に現れているように感じました」
「ひとつひとつの動作が気負いなく、なおメリハリのある何気ない行為がとても参考になります」
「食材に対しても心を込めて向きあうことの大切さを、今回も教えていただきました」
「お料理を通して真理を学んでいると心から感じています」
「とても簡単に作れるメニューで嬉しかった。元気になれました!」
「初めての参加でしたが、ずっと和やかで、リラックスして参加することができました。学んだお料理はすぐにでも作りたくなるものでした」
「ちょっとした工夫やタイミングで料理が変わることを学びました。一つひとつ確認しながら、ちょっとした手間やタイミングを意識するのは、アーサナとの共通点もあるなあと思いました」

この講座も次回の9月が最終回となります。
それまで、今回学んだことを各自実践していきましょう!
アーサナの秘義のフォロークラスも毎週土曜日に行なっています。一緒に復習しながら学んでいくクラスです。こちらも是非ご参加ください。

アミティ


瞑想専科「真理のことばに瞑想する」を振り返って

今シリーズの瞑想専科が先月終了しました。
毎月1回、全国各地の方(ヨーガと出会って2、3年の方から熟練者の方まで)がオンラインで集っていたのですが、この1年は、『マハーヨーギーの真理のことば』(師と弟子の問答の記録から編集された書籍)の中から、受講される方にご自身がされた質問の答えや、課題とする教えを選んでいただき、熟考・瞑想し、また日々の実践を行ない、体感したことを話していただくという参加型の取り組みを行ないました。
前回(2023年6月〜)と併せると、2年半皆さんとともに学び、師であるヨギさんの教えの本質に迫ってきたことになります。頭での理解を超えて、真理の教えそのものに成れるよう、互いに切磋琢磨し、体験を分かち合う貴重な時間になったと思います。

実践談を担当した方からは、取り組んだ期間、もがきながらも、なんとか掴もうと真剣に向き合う中で、何かしらの心の変化が起こったことが伝わってきました。何年もかけて、直接ヨギさんからいただいた教えの真意に触れられたという方もありました。確かなものを感じ取られた皆さんの言葉はとても力強く、ハートに響きました。
また受講された皆さんからは、真理に立ち返ることができる大切な時間だったこと、仲間たちの情熱に助けられたという声が多く届いています。

ここにお二人の感想を掲載させていただきます。


ヨーガの修行において、教えをどう実践するかがとても重要だと日々感じています。自分一人で行なっていて、道に迷ってしまったように感じたり、自分はできないと思ったりしてしまうことがあります。グルバイ(仲間)の努力の姿勢や実践談はそういった時に大きな励ましとなりました。また、ヨギさんの教えを実践する上で道しるべとなりました。どこにも書いていない、大変貴重な話を聞かせていただいたと感じています。
瞑想は、目を閉じて無言で行なうものであり、個人的な体験だと思います。しかし、共通して得られる経験も多くあるのかなとコースを通して思いました。また、こうして皆で集まって、ヨギさんの教えと実践談を聞き、一緒に瞑想をすることで、いつもより集中して瞑想を行なうことができ、多くを学べたように思います。大変ありがとうございました。


動画受講ができたことで、大変な状況だった時もみんなの言葉や姿を見て、とても力をいただいた。自分に課題があったことは、タイミング的に課題を受けることが困難に感じたが、課題内容そのものが断ったり逃げるのはありえないという内容だったので、ヨギさんからの強烈な厳しさと愛を感じた。それがあったから乗り越えられたと思う。今もそれは続いている。
また、昨年はアーサナや呼吸法が状況的にできない時があったが、瞑想は少しの時間でもできるということや、何もできなくなった時に瞑想が自分を支え、自分の中に拠り所があるということを身をもって感じたことがあった。瞑想専科を通じてヨギさんのお導きを感じていました。本当にありがとうございました。クラスはすべて本当にヨギさんの祝福が降り注いでいるということを感じました。


新しいシリーズは9月頃に開講予定です。より瞑想を深め、真理を体得していけるクラスになるよう、ヨーガダンダさんとともに努めていきたいと思います。
またこれまでのクラスの録画を活用し、新たな配信クラスの企画も考えていますので、追ってWebサイトでご案内させていただきます。

マハーヨーギーの真理のことば

『マハーヨーギーの真理のことば』を通して、常に道に光を照らし続けてくださっているヨギさんに心から感謝を捧げます。

マードゥリー

            

 


呼吸を意識する

新緑から深緑へ。緑が美しい季節になりましたね。
木々を眺めていると、自然と深呼吸しているのに気づくことがあります。

玉川上水沿いの散策路の新緑野バラの花がたくさん咲いていました

私たちは意識せずとも常に呼吸をしています。
心臓の拍動・体温調節・消化なども呼吸と同様、無意識下で機能していますが、それらは自律神経によって自動的に調整されています。逆に言えば、私たちが自分の意思で心臓の拍動を止めたり、体温を上げたりすることはできません。
呼吸も同じだと言われていますが、ヨーガのアーサナ(ポーズ)の中で完全に息を吐ききることによって、呼吸のシステムが変化し、深い呼吸ができるようになります。
ヨーガは、この呼吸と心身が密接に関係していることに着目しています。アーサナ中に深い呼吸ができるようになってくると、心は落ち着きます。そして、日常における呼吸も深く安定したものとなり、心は落ち着いた状態を保てるようになっていきます。

 

MYMのヨーガ・瞑想クラスでは、アーサナ中の呼吸を大切にしています。
特に息を吐ききることを繰り返しお伝えしていますが、クラスに初めて参加された方から「息を吐く、ということをそんなに意識したことがなかった。しっかり吐くのは難しい」といった感想を伺うことがあります。
私もクラスに通い始めてしばらくの間は、息を吐くことの難しさを痛感していました。
「お腹が空っぽになるまで息を吐き出すように」
「吐く息をできるだけ長く、一定のペースで繰り返すように」
クラスで教わった通りにやってはみるけれど、形を作ること以上に吐ききることの方が難しい。
そこで、まずは比較的行いやすい形の時だけ、お腹が空っぽになるまで息を吐ききることを意識するようにしました。形を保持することに必死になると、呼吸を意識するどころではなくなってしまいます。できる限り力みのないように形を保持し、今吐いている息にだけ意識を向けるようにしました。果たしてこれで吐ききれているのか、もっと吐けるのか?当初は頭の中でぐるぐると自問自答していましたが、日々の習慣として行い続けるうちに、あれこれ考えず集中できるようになりました。
少しずつ息が長く吐ききれるようになると、行いやすい形の時だけでなく、苦手な形でも息を吐ききることができるようになりました。
アーサナ中だけでなく、日常生活においても変化を感じることが増えました。まず、気持ちが焦ったり不安定になったりした時、自然に息を吐ききっていることに気付きました。その結果、目の前のことに落ち着いて対処できたことが何度もありました。また、苦手なことを避けがちだったのが、まずはやってみようと思えるようになっていきました。

呼吸を深くするためには、できれば毎日アーサナを行うことが望ましいです。
ただ、日々の仕事や家事などに追われている方は、疲労感、睡眠障害、筋肉の強張りなど様々な症状が現れ、呼吸は浅くなります。そのような状態でアーサナすると、身体は痛みを感じ心は悲鳴をあげるかもしれません。
普段緊張しやすい方や、消化機能の働きが弱い方は、お腹が硬くなりがちなので、息を吐こうとしてもうまく吐けないかもしれません。
心身にとって良い変化をもたらすアーサナですが、行うこと自体が苦痛になってしまっては効果を実感しづらくなります。
アーサナを習慣として行うのが難しい方は、まずは息を吐ききる練習から始めてみてはいかがでしょうか?
起床直後や食事の前など、お腹が空いている時は、比較的息が吐きやすいと思います。アーサナが毎日できなくても、息を吐ききることが習慣になれば、アーサナ中にお腹が空っぽになるまで息を吐き出していく感覚が掴みやすくなるはずです。
息を吐くことに慣れてきたら、無理のない範囲で形を作り、一定のリズムで呼吸を繰り返してみましょう。少しずつ身体の疲れや緊張がとれて、心は安定して穏やかな状態になります。呼吸だけ意識して行うよりも、より速やかにアーサナによる効果を感じられるようになると思います。
また、アーサナをするとお腹がスッキリした、という声を時々耳にしますが、これは深い呼吸により内臓がもみほぐされる状態になるからだと思われます。

このように、アーサナ中でも日常生活の中でも呼吸を意識することで、身体にとっても心にとっても良い変化が訪れます。
深い呼吸が習慣となり、日々実践を続けていくと、心身はさらなる変化を迎えます。
それは次回のブログでご紹介しますね。

ハルシャニー


第2回「ヨーガを生きる秘訣」が松山で開催されました!

松山のヨーガ・サーラ・スタジオで「ヨーガを生きる秘訣」の2回目が、3月14日(土)、15日(日)に開催されました。
講師は、前回同様シャーンティマイーさんです。
前日の金曜日から松山入りしていただいたのですが、新幹線のトラブルがあり、1時間半も途中で停車し、松山到着が2時間遅れとなり、6時間越えの長旅となってしまったのです。きっとお疲れだろうと申し訳ないような気持ちで松山駅でお待ちしていたのですが、いつもの軽快で快活なご様子で到着され「打ち合わせをお願いします!参加の皆さんのことが知りたいです!」と休むことなく、翌日の講座の打ち合わせをしてくださったのです。日々のヨーガの実践が日常の行為に現れる、と教わっていますが、まさにその通り。どんな状況があろうとも、常に軽快で、他者のために行為するヨーギーとしてのあり方を学ばせていただいたように思います。

1日目は「アーサナの秘義」でした。午前のクラス15名、午後のクラス11名の参加がありました。
2回目ということもあって、みなさんリラックスした雰囲気の中、真剣に講座に取り組まれていました。
「アーサナの実践の中で、自分の行動をしっかりと認識すること。それは身口意を見つめていくということになり、日常の行為においての識別力を養ってくれます」
「アーサナにおける苦痛を受け入れることができたら、日常でも心理的苦痛を克服できていきます」など、アーサナを通して自分自身の体と心に正面から向き合うことの大切さなどを学び、
アーサナの実習では、「ブジャンガ・アーサナ」「シャラバ・アーサナ」「ダヌル・アーサナ」「チャクラ・アーサナ」「サルヴァーンガ・アーサナ」5つのアーサナについて、丁寧に学んでいきました。今回の5つのポーズはどちらかと言えばきついポーズで、まだ取り組んでいなかったり、ご自身の体の様子を見ながら普段は控えていたりする方もいらっしゃったのですが、講座ではみなさんの中で何かが起こったのか!? 果敢にチャレンジされていました。

講座を終えて、みなさんの笑顔が輝いていたのが印象的でした。


「何年もアーサナをしてきたつもりでしたが、初めて学んだような新鮮さを感じました。日々のアーサナをより丁寧にしていこうと気持ちを新たにしました」
「体験、体感を伴ったお話にインスパイヤされました」
「十年ぶりにチャクラ・アーサナをしました、一気に目覚めました。自分自身の感情に巻き込まれていましたがスッキリと無くなったように思います」
「ポイントが明確になり、アーサナや瞑想に取り組みやすくなった」
などの声が聞かれました。

2日目の「ヨーガの料理」は10名の参加がありました。
今回のメニューは、「春のブランチ」として、ブロッコリーのペンネ、ポテトサラダ、切り干し大根のカレー風味です。バゲット、紅茶と一緒にいただきます。
参加者の中には主婦歴50年という、長年にわたってご家族のためにお料理されてきた方々からも「エッ!」「ヘエ〜」と驚きの声が上がっていました。
ペンネを水から入れて茹でたり、切り干し大根をごく少量の水で戻し、もどし汁も捨てないで使う。
「ブロッコリーのペンネ」や「ポテトサラダ」は、『さまらさの台所』の本にも掲載されており、少量の水でゆがくことは書いてあるのですが、「えっ!ここまで少ないの!?」と実際を見ることで驚きと共に、普段自分たちが、いかに自分の観念やこれまでの習慣でお料理しているかを実感することになりました。
参加者の方々も積極的に調理に加わってくださって、和気藹々と楽しくサットヴァな雰囲気の中、料理が出来上がっていきました。


参加された方からは、次のような声が聞かれました。
「食材を生かして大事にお料理することを改めて思い出すことになりました」
「目から鱗のことばかりでした。主婦業を50年近くしてきたのに知らなかったことがとても新鮮で、楽しい時間でした!」
「今回も、野菜の素材のお味がとても美味しいお料理に感動しました!毎日家で作る料理、もう少し(味つけの)引き算しても良いのかなと思いました」
「ヨーガのお料理は、食べる人も、食材も同じように丁寧に大切にするものだと改めて感じました」

2日間を通して気づきがあり、その後のみなさんの実践につながっているように感じています。スタジオ全体にその喜びが広がっているようです。
アーサナの秘義は、毎週土曜日にフォロークラスを実施しています。学んだことを復習しながら、さらに深めていけたらと思っています。是非ご参加ください。
また、次回を楽しみに、それぞれが実践していきましょう!

アミティ


ヨーガはどこにいても実践できる

山本悦子さんは青森県に住んでいます。

四川目(よかわめ)岸壁から見える太平洋

ご家族のお仕事の都合で愛媛にいた頃、松山市内にあるヨーガ・サーラ・スタジオのクラスに出会いました。2012年からは京都で開催されるサットサンガにも定期的に参加していましたが、2020年に地元の青森県に帰りました。
悦子さんの1日は、毎朝キールタン(神の御名を繰り返し唱える歌)を歌うことから始まります。次に聖典を朗読、その後アーサナ、浄化法や呼吸法を行い、最後に瞑想をします。

強風によってできた雪紋と太平洋

しかし、厳しい冬の間は毎日の実践にも影響が出ます。

悦子さんが暮らしている青森県の太平洋側は冷え込みが厳しくなることが多く、日中でも0度を超えない日が度々あります。11月になると日が暮れるのが早くなり、16時を過ぎるとすでに夜の雰囲気に。道路も凍るので暗くなってからの外出は危険、明るい内に用事を済ませないといけません。
水道の凍結や吹雪の予報が出たら備えをして、雪が積もったら雪かき。雪かきしなければならない天候が続くと、それだけで体の疲労は限界を迎えて、他のことをする気力体力がなくなることも。

自宅の窓にできたつらら

そんな厳しい冬の寒さは身にこたえますが、時に冷静さを与えてくれるようで、「あれこれ考えても仕方がない、この環境の中で今やれる事をやろう」と気持ちを切り替えることができるそうです。
毎日アーサナができなくて落ち込んだり自分を責めることもあるけれど、オンラインでのクラスや瞑想会などに積極的に参加、日々の実践においては浄化法と呼吸法を特にしっかり行うという新たな習慣もできました。
日常生活においては、家事に加えて、介護施設で使用する紙製品を作るボランティアもされています。
いろいろと工夫をされながら弛まずヨーガを実践されている悦子さんですが、苦しい時期もありました。

 

悦子さんは生まれた場所に居続けるのが当然だという環境で育ちました。どこにいても地元に帰らなければならないと、心が地元に縛り付けられているような感覚が常にあり、苦しさを感じていました。

そんな悦子さんにとって特に大きかったのは、ヨーガを学び、「苦しみの原因は自らの中にあり、ヨーガにはその苦しみを滅する方法がある」と知ったことです。

とはいえ、自らの中にある原因を見つけ、それをなくすのは容易いことではありません。
2016年まではご家族の看病のため松山と青森とを頻繁に行き来する生活が続き、心身ともにギリギリの状態、本当に苦しみをなくすなんてできるのか?と疑う気持ちもありました。そのような状態でも繰り返しヨーガの教えを学ぶうちに、少しずつ理解が進み、自分の心を縛り付けているのは家族ではなく自分自身だと思い至りました。
ご家族との関係も少しずつ改善、最期の日々は、ご家族が和やかで清らかな気持ちで過ごせるように努めました。ご家族を看取った後、縛られているものがなくなったような気がしたけれど、遺品を整理しながら、心は縛られたままであることに気づきました。

「悩みや苦しみを捨て去り、自由になりたい!」

目には見えないけれど、誰もの中に純粋な意識がある。それが本当の私である。私もあなたもそれである。

おいらせ町のネーチャーセンター白鳥の家では、越冬のため飛来した白鳥に会えます

悦子さんは、その憧れの境地をシンプルに表した、“オーム(聖音)”に魅かれていきました。
ちょうどその頃、オンラインの瞑想会で初めてオームを唱えました。最初は慣れなくて、力まないように意識したり、聞こえやすいように大きめの声で唱えられるよう心がけたり、試行錯誤していたそうですが、次第に自分の体から響かせるように唱えたいと思うようになりました。何度も唱えるうちに力みはなくなり、オームを唱えることは自分と向き合うことであり、純粋な意識への通路ができていくような感覚になっていきました。
今は、少しずつでも憧れの境地へと近づけるよう、オームへの瞑想を続けています。

京都から遠く離れていてもヨーガの実践を続けられているのは、共にヨーガを学ぶ仲間の存在があるからで、特に遠方で暮らしている人同士のオンラインでの繋がりが大きな力になっているとのこと。

「ヨーガはどこにいても実践できる」

師が何度も教えてくださっている通りだと、悦子さんは実感しています。

「いつか青森でヨーガを伝えていきたい」

青森も春の気配が日に日に濃くなってくるこの季節、悦子さんは目標に向かってより大きく力強く歩んで行かれるのではないか、お話を聞いてそう感じました。

りんごの収穫のお手伝いをすることもあるそうです。とっても良い笑顔!

ハルシャニー  

 

 


春はヨーガを始めるのに最適な季節

暦の上では春の訪れを告げる「立春」を過ぎ、「雨水」の時期に入りました。

「雨水」とは、雪が雨へと変わり、雪解けが始まる頃のこと。雪解け水が山から流れ出て田畑を潤すことから、農耕を始める時期の目安とされています。

それは私たちの身体にも影響していて、雪解け水が少しずつ田畑を潤していくように、冬の寒さでかたまりがちだった身体が少しずつほぐれて、伸びやかに気が巡るようになっていきます。

ヨーガでは、季節毎に旬の食材を適量食べることで、体が滋養され健やかな状態を保つことができると考えます。
春は大地からの力を受けて山菜が芽吹く時季。山菜は力強いエネルギーに満ちていて、食べることで私たちもそれを取り入れることができます。さらに、山菜が持つ独特のほろ苦さは冬の間に溜まった疲れを排出し、身体を目覚めさせてくれます。

厳しい寒さを乗り越え、地面から力強く芽吹いて咲く福寿草の花

また、アーサナ(ヨーガのポーズ)を行うことで、身体という田畑が柔らかくなり、深い呼吸によって調えられたプラーナ(気)が体の隅々まで行き渡ります。
MYMのヨーガ・瞑想クラスでは、1人1人の体の状態に合わせて行いやすい形をお伝えしていますが、まずは無理なく保持できるところで息を吐き切るようにしていくと、リラックスしやすくなります。そして継続して行うことで心身が癒され、生き生きとした日々を送れるようになります。

マッチェンドラ・アーサナは体の隅々までプラーナを行き渡らせる効果が特に高い形です

少しずつ日が長くなり暖かくなっていく春は、気力が高まりアーサナに取り組みやすい状態になるため、ヨーガを始めるには最適な季節といえます。

ヨーガに興味はあるけれどまだやったことがない方、まずは一度クラスに参加してみませんか?
すでにクラスに通っている方は、この春に形と呼吸をより一層深めていきましょう!

国分寺クラスの後、スタジオの前にある紅梅の花にメジロが来ていました

ハルシャニー