バクティ・サンガム

今日は京都のコイズミ楽器さんでバクティ・サンガムがありました。

毎回、現代のミラバイが500年ほど前にインドに生きた聖女ミラバイ(ミーラーバーイー)の生涯を紹介してくれます。こちらは現代のミラバイさんです。
キールタン ミラバイ

中世のミーラーバーイーの生涯は本当に壮絶です。(詳しくはこちらをご覧くださいsakti)しかしどのような状況が訪れようともクリシュナ神への愛はどんどん深まっていくのです。
今回は、ミーラーバーイーが実際に神を見神した時の喜びの詩を紹介してくれました。クリシュナ神を実際に見るってどんな感じでしょうかね。ただただ彼女の神への愛に圧倒され、憧れ、みんなでキールタンを歌いました。
キールタン みんな

さて、強烈な神への愛を実現しているミーラーバーイーの続きに自分のことを書くと何ともお粗末な感じがするのですが、先日キールタンを歌っているとき、そっと優しく私のハートに手が触れました。もちろん、隣の人の手ではありませんよ!ただ、そう感じたのです。その瞬間に何かが外れたように胸の奥から歓びが溢れだしました。始めはビックリしている自分がいたのですが、客観的に見ている自分などどうでも良くなるほど、強い勢いでその歓びの中に引き込まれていきました。

キールタンは神の御名を繰り返し、繰り返し歌います。

神の御名は神そのものだと言われます。
キールタンを通して少しでもミーラーバーイーに近づけますように。

 

サティヤー


ヨーガなお茶会♥カラダとココロと食事のはなし

毎月ヨーガの食事のクラスをしているさまらさの台所。いつもはお料理の時間が中心ですが、今回は初めてヨーガの教えに基にした食事の話をする会を開催しました。

題してヨーガなお茶会♥カラダとココロと食事のはなし

場所は大阪 、肥後橋のショール・ストール・エスニック雑貨のお店、プリヤメーラさん。priyamela.com「バクティ・サンガム」の会場としてもおなじみですね。街中にいるのを忘れるほど、気持ちが和む、とっても素敵な空間です。

みなさんと近くでお話できるように、少人数制の小さな会として開催したのですが、会が始まる前からご参加者同士で自然に自己紹介が始まって、とってもいいムード。参加された方みなさんが、食生活をよりよくしようと興味をおもちになっていて、最初から「旬の野菜をできるだけいただくようにしています」、「素材を生かすために調味料を加えるのでなく、できるだけシンプルにお料理するようにしている」など、これからお話しようとしているキーワードが先行して飛び出し、うれしくなりました。
ヨーガなお茶会

今回は、旬の食材を食べるのはなぜよいのか、目の前の食材を生かすには?、食事が体と心に与える影響など、「さまらさの台所」を通して、体験し、感じた日常の気付きを交えてお話ししすることで、皆さんと一緒に考え、深めたいと思っていたのですが、その期待を超える積極的な食事に向かうお話を、最初から最後まで伺うことができました。食事の「気」を感じて食事をされていること、腹八分目ってどれぐらいというご質問、買った野菜を無駄にしないにはどうすればいいの?という食材を大事にされたい思い、加えてお料理の知恵袋やおすすめレシピのお披露目もあり、食生活をよりよくしたい、楽しみたいという思いがその場で交わり、とても和やかな楽しいお茶会になりました。
ヨーガなお茶会2

途中いただいた軽食のチャイとサモサ(スパイス入りのヨーグルトソース)も大好評!1時間半の会はあっというまに終了しました。

終了後、アンケート、そしてご伝言やメールを通して、

「楽しかった」、「分かりやすいお話でした」、「料理への意欲がわきました」、「きちんと食べ物と向き合おうと思いました」、「自分の心と体の健康は自分で獲得していかなきゃと力をもらいました」などのメッセージをいただき、初めての試みの『ヨーガなお茶会』、是非またのお席を設けたいなと思いました。ご参加された皆様、ありがとうございました!

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バガヴァッド・ギーター

ヴァがバッド・ギータ 6

人は自分の心で自分を向上させ
決して下落させてはいけない
心は自分にとっての友であり
また同時に仇敵でもあるのだ

心を克服した人にとって
心は最良の友であるが
心を克服できない人にとっては
心こそ最大の敵である

第6章5〜6節

心が友達のときってあったかな……と思ってしまいました
でも友達というのは、「私はあなたの友達だ!!」と主張することもないかと思います。だから心が友達の時は、わざわざ友達とは思わないかもしれませんね。

それにしても、この絵は恐ろしい。これは心の中の状態を描いているのでしょう。自分の心でもって自分自身を悪くしている。私、こんな風になっている時があるなぁ……とまじまじと見てしまいました。

この戦いを後ろで見ている人たちがいます。その中にクリシュナらしき存在がいます。「ただ見ている純粋な意識」、本当はこちらが私自身だと気がつかなければいけませんね。

サティヤー

 


下鴨 ヨーガ・瞑想クラス イキイキクラス開催のお知らせ

下鴨クラスでは、10月25日から12月20日まで、
身も心もイキイキと!休日にヨーガ
と題してイキイキクラス(全9回)を開催いたします。

私たちが行なっているヨーガ・アーサナ、アーサナとはポーズのことですが、そのアーサナにどんな効果があって、身や心がどういうふうに変わっていくのか、初めての方、もう習っている方、実はよく分からないという方にヨーガの知恵を丁寧にお伝えしていきます。今回のコース、大阪クラスを担当されていますシャチーさんと一緒に進めてまいります。

下鴨クラスのスタジオは明るい日差しの入る、とっても気持ちのいいクラスです。休日の午前中、自分磨きのヨーガが、イキイキとした明日をもたらしてくれることでしょう。
ぜひ、ぜひお越し下さい。
待っています。

     ダルミニー
イキイキクラス


MYMとの出会い

最近は台湾からヨーガを学びにたくさんの方が京都のMYM(マハーヨーギー・ヨーガ・ミッション)を訪れています。本当にその熱心さには感心するばかりで、日本でヨーガを学んでいる私たちも発奮します。

さて、9月に京都を訪れたエセーさんが台湾のヨーガのブログに滞在記をアップされていたのを、ルーさんが翻訳してくれたので、ぜひ紹介したいと思います。


 

「MYMとの出会い」 劉梓潔(エセー)  (日本語訳ルー)

9月京都で一週間のヨーガ修行生活の中で、多くの先輩たちと良い時間を過ごし、たくさんの問答をしました。彼らの謙虚さや和らかさ、静まりに感動しました。

毎回私が必ずした質問があります。

どうやってマハーヨーギー・ヨーガ・ミッションに出会いましたか?

意外にたくさんの先輩たちにとって、人生の初めてのヨーガクラスはMYMのクラスだったそうです。東京の内山さんは、大阪に住んでいた時にチラシを見てMYMのクラスを受けました。京都の嶋田さんは、インターネットでヨーガクラスを探し、最初にMYMのホームページを見つけました。台湾のルーさんは、従姉のヨーガ教師リンさんが師であるヨギさんに会う時に同行し、何と直接ヨギさんに出会いました! それを聞いた時、私は驚きながら、羨ましかったです。彼らは迷いもなく、探し求めることもなく、まっさらな状態でヨギさんの教えを受け入れたのですから。

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シャーンティ庵での日本の仲間との交流風景。一番右がエセーさん。

私はMYMのことを知る前に、7年間ぐらい他のヨーガをやってきました。私は風のように自由な性格で、束縛されたくなく、面白そうなものを全部試したかったのです。規模が大きいヨーガセンターの会員になったので、いろんなヨーガクラスを受け放題というシステム中、自分でクラスメニューを決めました:週3回のハタヨーガやフロー、また2回のYin(陰)やRestorative(癒し)Yogaです。もしお金に余裕があれば、有名な先生のワークショップを受けたり、外国のヨーガリトリートを楽しんでいました。

2014年の10月、初めてリンさんが個人的に行なっているクラスに参加し、MYMのアーサナクラスを受けました。そのクラスは、私が知っている他のヨーガクラス(音楽を聞きながら連続の動きで汗をかくクラス)とは全然違っていて、私はクラスの静まりに驚きました。しかし、私はまだ疑いがあり、恐れました。

私には他のクラスで記憶されたサンスカーラ(心的印象)がありました。: 手と足の指を全部広げる、呼吸は波のように喉を通る、鋤き(ハラアーサナ)や肩立のポーズをする前に早くマットやタオルを畳む、前屈のポーズをする時はお尻の位置を調整してから形を作る、できないポーズは道具を用いる…それらは、シュリー・マハーヨーギーの教えの中には、全くありません。なので、私はただやってみたいという気持ちで、ラージャ・ヨーガを自分のクラスメーニュに加えました。

2015年の5月、京都での旅の途中、寄り道でヨーガ・ヴィハーラを訪ね、一つのMYMのアーサナクラスを受けました。

エセーさんヴィハーラ
夕暮れのヨーガ・ヴィハーラ入り口

2時間だけの滞在でしたが、先生と先輩たちの親切さや優しさはすごく温かかったです。そのクラスで自分の本心がわかりました。私がずっと恐れて逃げていた理由は、もしMYMの練習を選んだら、以前やっていた練習はすべて諦めなければならないのではないかという心配があったからです。京都でその質問をシャーンティマイーさんにして、台湾に戻ってミラバイさんにも同じ質問をしました。彼女たちの答えは同じでした。 「もう他の練習は要りません」

しかし、私にはまだ疑問がありました。そこで、自分の体で経験しようと決心して、一週間、毎日リン先生のクラスを受けました。

5日目の夜はSpace Yogaのbasic クラスでした。クラスの前に、リン先生は、あとで座って瞑想する時間が長いですから、必要がある人はヨガブロックを準備してくださいと優しく言いました。その時、私は自分の前の何も置いてないヨガマットを見て、「もう要らない」という言葉が心に浮かびました。 ブロック、ロープ、クッションはもう要らない。止めどなく続く指令も要らない。テンションを上げる音楽も要らない。高級でおしゃれなヨガウェアも要らない。 昔の練習ではある器具を使ったり、今まで身に付いた習慣などなど、自分を支え、自分を守ってきましたが、ヨギさんの教えでは、一つ一つのサンスカーラや障害を取り除いて、もっと純粋な道へ進んでいきます。

私は突然分かるようになりました。過去の練習に対して、否定や放棄ではなく、感謝です。今までの先生たちのおかげで、私はまだこの道を続けられます。過去の練習はまるで森や野原で私を盲目的に迷わせるようなことではない、むしろ私をもっと上に登らせて、源に連れて行くことです。 一人一人の歩み方は、長いか短いか、真っ直ぐか曲がっているか、それぞれ違います。けれども、幸いなのは、私たちがここでMYMと出会って、同じ目的地に進んでいくことです。

言葉にならないほど感謝しています。


 

 

エセーさん、素敵な体験記を本当にありがとうございます。台湾のブログは中国語なので読めなかったのですが、ルーさんのご尽力で日本語に翻訳していただいて感激です!共にヨーガの学びを深めていきたいです。

(サーナンダ)

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一なる永遠の真理

インドの光

(あま)つ真清水(ましみず) ながれきて

あまねく世をぞ うるおせる

ながく かわきし わが魂も

くみて いのちに かえりけり

『インドの光』より

田中嫺玉(かんぎょく)著『インドの光』は、シュリー・ラーマクリシュナの生涯と教えに触れられるとても人気のある本です。私もヨーガを学び始めた頃に読んだのですが、冒頭に詠まれているこの詩を目にしたとき、釘付けになりました。

「あぁ〜本当にその通りだ」と思いました。

なぜなら、ヨギさんにお会いしたとき、面前に座っているだけで、まるで真清水に洗い流されるように自分の心がきれいになっていく感じがしたからです。純粋無垢な一なる永遠の真理が、ヨギさんを通してこの世界に流れてきて、遍く一切を潤している様子をこの詩に感じました。

そして、その真清水に触れ、自分の魂の奥底からこんこんと湧き出す喜びの命の泉に出会うことができました。

田中嫺玉さんもシュリー・ラーマクリシュナの存在と不滅の言葉に触れたときに、そのように感じられたのだろうと思います。それがどれほどの喜びを自らの魂にもたらしたことか!永劫の乾きに飢えていた魂が、やっと真清水に触れて潤い、永遠の命に還ることができたのですから!

縁あって聖者に出会うとは、そのような長い転生を覆す大事件だろうと思います。

 

サーナンダ

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さまらさ2days 10/11.12

今月のさまらさは大忙しです。えほんピクニックの次の週には、京都、大阪でさまらさの開催がありました。まず、京都のメニューはこの時期ぴったりの秋なすを使った赤みそ煮です。

出来上がり 煮物
煮物はあまり作ったことがないという方が多く、作り方、味ともに新鮮だったようです。
煮物
鍋の中でなすやかぼちゃにさわるときには要注意!丁寧に優しくさわりましょう。
そうでないとすぐに煮くずれしてしまい、せっかくの美しさが台無しになってしまいます。
お土産に、今回の台所で使った手作り味噌をお渡ししました。参加者の方から早速作りましたとい嬉しい連絡をいただいています。

ヴィハーラのさまらさ
最後はみんなで円になってヨーガと食事のお話、今回は「摂食」と「味付け」について学びました。さまらさでは、食事量は腹八分目、味付けは淡味(素材の持ち味が生かされている)と言われていますが、日常で食べる量が多くなったり、味の濃いもの、甘いものなどが欲しくなったりすることはありますか?とお尋ねすると、ほとんどの方が「あるある〜」と言われていました。その原因はほとんどストレスや疲れです。

心の状態はすぐに食事の好みや量に影響します。それはすぐに習慣化され、甘いものがなくてはならなくなったり、味が濃くなっていることに気がつかなくなったりします。習慣化されてしまうと、自分で気がつくことは難しくなるかもしれません。何も味のついていない、例えばごはん(白ご飯)が美味しいと感じるか、今回食べたなすやかぼちゃの本来の味を感じるか、時々は自分の舌の感覚が正常かを確認してみるのもいいですね。

2日目は大阪で、チリビーンンズとメキシカンサラダ、トルティーヤを作りました!
チロビーンズ
クレオ大阪という公共の施設をかりて行っているので、京都とはまったく雰囲気が違います。
参加者は女性ばかり!お友達同士が多かったので、和気あいあいと会は進みました。

大阪クラス

大阪クラス2
こちらも最後はヨーガと食事のお話をしました。

さまらさ
参加者の方から食事に気をつけることで心に変化はありましたか?という質問がありました。

私は食事に気をつけると同時にアーサナを始めたので、食事だけで心が変化したという訳ではありません。アーサナや瞑想を毎日することで、心はだんだんと落ち着き、それに伴ってストレスによる過食や甘いもの、辛いものが妙に食べたくなるということが減っていったと思います。それでも、「ストレスを感じる→味の濃いものが欲しい」 ということが長年の習慣になっていたので、そんなに劇的に変化していった訳ではなかったです。ただ、根気よくヨーガを続けていくことで、いつの間にかそういうことがなくなってきたと思います。

また「味の濃いものが欲しいな〜」と思った時は、「なんで?何かにストレスを感じているのかな?」とそれをバロメーターに、ストレスの原因の方を見つめ、なくしていくようにしていくこともありました。

今回は2日間とも、舌(食事)と心のコントロールについて学びました。食欲の秋ですから、ちょうど良かったですかね。でも収穫の秋ですから、美味しいし食材を美味しく、大切にいただいてくださいね。

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心を研ぐ!

先日友人が家に来ました。ちょうど夕飯時だったので、一緒にカレーを食べていけばと誘いました。まだ調理中だったので少し待ってもらったのですが、そのとき私が使っている包丁を見て友人は、包丁を手に取り、「サーナンダさん、研ぎが甘いですね〜!」と言いました。

自分なりに研ぎも勉強して、それなりに研いでいたのですが、彼は昔包丁の研ぎ方をプロに教わったらしく、「まだまだですね〜!また今度教えてあげますよ〜」って楽しそうに言っていました。

ちょっと悔しかったので、彼が帰った後にYouTubeで包丁の研ぎ方(←コレ)を調べました。すると包丁を心に例えると、研ぐのは瞑想のようなものだなあと感じました。砥石には大きく分けて三種類があり、荒砥石、中砥石、仕上砥石です。あんまり研いでなくて刃が欠けていたりする包丁は荒砥石でゴシゴシ研がなければなりません。心も長年放ったらかしにしていたら、最初はゴシゴシとヨーガをしていって、長年の心の偏りや歪みを直していくことになるでしょう。いっぱい摩擦がありますが、みるみる綺麗に磨かれていきます。ある程度磨いたら、中砥石で磨いていくことになります。最初の頃はスイーツなど心が執らわれている具体的なものを手放していきますが、だんだんと自分の心の習性を無くそうとしていく段階です。それがある程度完了してきたら、いよいよ精妙な仕上研ぎの段階に入っていきます。プロの料理人は毎日仕上砥石で研ぐそうですが、四六時中瞑想状態になっていくのでしょう。

さて、そのYouTubeで学んだことは、包丁研ぎで最も大事なことは、砥石が水平になっていることだそうです。素人の砥石は真ん中がくぼんでしまうそうで、そうなるとちゃんと研げなくなるみたいです。そのためにいつも水平になるように砥石全体を使って研ぐ研ぎ方をする必要があり、また砥石で砥石を研いで目立てをするのだそうです。

今回10月10日に松山で瞑想特別クラス入門・実践編を行ないましたが、テーマは「毎日を瞑想で変えていく!」でした。内容的には、「識別は難しい〜」っていう声が多かったので、識別瞑想*について学んでいきました。 *心の動揺の原因をみつけて、取り除いていく瞑想法です。

識別瞑想で最も大事なポイントは、砥石が水平であるのが第1のポイントであるように、確かな基準で識別をしていくことです。自分なりの偏った基準で識別をしてしまえば、堂々巡りになってしまいます。だから常に「真理か否か」で識別をしていくことが肝心です。「いいか悪いか」とか「どちらが正しいか」という判断をしてはうまくいきません。それをしてしまうと主観が入ってしまい、感情に巻き込まれ識別が進まなくなってしまいます。ということで、今回は「真理」について真正面から話をしました。

アンケートではよいヒントになったという声が多かったですし、2日目のサットサンガでも、識別や真理についての質問がたくさんあり、真理とは何だろうと考えるよいきっかけになってとてもよかったと感じました。だってそれがヨーガの始まりだったのですから!そして心の悩みは尽きないけれど、真理は常にシンプルで、誰もが感じ取れるものです。心を悩みではなく、常に真理に向けていくように仕向けていくことが識別につながっていくと思います。

松山秋サットサンガ
2日目のサットサンガの様子。とても楽しく、2時間半みっちりと問答がありました。

今回の瞑想特別クラスで一番嬉しかったことは、顔見知りになってきた方々の様子がなんだか生き生きしていたことです。クラス会場に入った途端それを感じて、また二日間の中で一人一人の表情、声、振る舞いが生き生きしているのを感じ、ヨーガが深まってきているんだなあと思いました。最近では、有志で集まってキールタンを歌ったりもしているらしく、サンガが育ってきている様子にとても嬉しくなりました。

本当にヨーガとそれを授けてくださり、導いてくださっている師に深い感謝を捧げます。ありがとうございました!

松山秋スタッフ
講座前に会場の準備をしてくださったスタッフの方々。マハーヨーギー・ヨーガ・ミッションのTシャツがカラフルで美しい!

次回11月14日の講座は「本当の自分を探求する瞑想」について学んでいきます。自分で言うのもなんですが面白いですよ〜!

さて、私はこれから包丁研ぎを修練していって、彼に挑戦してみたいと思います。でもいい例え話のきっかけを与えてくれてありがとう、クリパール!

サーナンダ

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バクティの秘訣

..

ただ神を好きになって、

神を愛する。

これだけで十分です。

サットグル・シュリー・マハーヨーギー・パラマハンサ

 

クリシュナとラーダー
クリシュナとラーダー

 

ずいぶんと昔、師がふとこの言葉を口にされました。

えっと思いましたが、師のご様子から、本当にそれだけで十分なんだという印象が心に刻み込まれました。心はあたかもそれだけでは十分ではないと言わんばかりにジタバタしますが、それらはすべて心の計らいなんだと思います。

それだけで十分です。

サーナンダ

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母なる神秘

9月下旬に、大阪にある「いるかこもれび助産院」さんに行ってきました。同じ師の下でヨーガを学んでいる「いるかこもれび助産院」の田原さんと平井さんから、「安産のためのヨーガ(マタニティ・ヨーガ)」の写真撮影のお手伝いを依頼されて訪問しました。

男性の私にとって妊娠や出産は体験不可能なので、妊婦さんをみても、「あぁ、お腹が大きくなってきたな〜」「陣痛大変そうだなあ」というくらいしかわからないのですが、今回撮影を通して、こんなにも不思議な働きが女性の身体と心には起こっているんだということを目の当たりにして、ちょっと驚いてしまいました。

驚いたこと!

驚いたこと①.骨盤が緩む

最初、臨月の妊婦さんのアーサナの撮影をすると聞いたとき、「え〜〜、臨月でアーサナの撮影とかしても大丈夫なのかな〜?!」と内心とても心配していました。

シッダ
今回のモデルをされたIさん。真正面から見るとあまり目立ちませんが、37週の立派なお腹でした。

ところが話を聞くと、臨月になってくると、女性の身体はいよいよ出産の準備をし始めるために、骨盤が緩んできてむしろすごくできるようになってくるアーサナもあるらしいのです。へぇ〜って驚いて、「骨盤が緩むってどんな感じなんだろう?!」って想像してみましたが、よくわかりませんでした。多分骨盤の周りの筋肉が緩んでくるんだろうなあと想像しましたが、なかなか緩むことがない骨盤周りの筋肉が出産では自動的に緩んでくるんだと思い、不思議な働きに驚きました。実際、Iさんは本当によくアーサナができていました。

ただ生理的なことだけではないと撮影中に思ったのですが、1カ月前のリハーサル時にお見かけした時よりも、予定日に近い本番撮影時の方が、内面に向かう状態が深まっているように感じました。体内のプラーナ(気)が新しい生命である赤ちゃんに集中してきているためか、彼女の心は赤ちゃんに自然に集中し、すごく安定し、安心の境地にあるように感じました。独特の集中感、安心感に、なんだか母なる小宇宙の神秘を感じました。

驚いたこと②.アーサナ中にとても変化するお腹の大きさ

今回の撮影では、34通りのアーサナを撮影していったのですけれど、そのアーサナの最中にどんどんお腹の大きさが変わっていったことには一番驚きました。小さくなったり、大きくなったり、とても不思議な・・・!「おぉ〜!赤ちゃんは一体どこに行っているんだろう?!」と思ってしまいました。

魚
魚のポーズ。

逆に言えば、それだけアーサナの効果が目に見えて現れているということであって、アーサナによってお腹の張りが緩み、仰向けになった時に、明らかにお腹がなだらかになっているのでした。

アーサナは身体のプラーナの状態を調えてくれますが、妊婦さんにおいては、アーサナは出産がスムースに進むように身体と心を調えてくれる力があるんだと感じました。田原さんは、「あかちやんにもお母さんにも生まれる力と生み出す力がそなわっているようです。でも、自らそなわっている力を、心の仕業によって不安を感じたりして、邪魔をしてしまいます。アーサナはその心を制御します。すると、その力が自然に蘇ります」と言われていて、なるほどな〜と感心しました。

特に、いるかこもれび助産院さんで指導しておられる「安産のためのヨーガ」は、マハーヨーギー・ヨーガ・ミッションで行なっているアーサナに基づいて、師の指導の下で田原さんらが開拓してこられたものなので、お腹の大きさがどんどん変わることを目の当たりにし、これは本当に凄いなあ、妊婦さんはぜひともこの「安産のためのヨーガ」をやるべきだと思いました。もちろん、アーサナだけでなく、生命の意味や母なる働き、生き方についても学べますから、こういうヨーガがお母さんたちに広がっていけばいいと思いました。そうすればきっと、そのお母さんから子供たちへと、真実の生き方が広がっていくことでしょう。

捻り
捻りのポーズにてサポートされる田原さん。一目見ただけで妊婦さんの状態を感じ取る豊かな見識と経験をお持ちです。

ヨーガでは、万物を生じさせ育む大いなる働きをシャクティと呼び、女神として信仰されています。出産はまさにそのシャクティの神秘的な力の現れなのだと思います。その力によって出産に向けて女性の身体と心は変化していくのですね。私たちの知らないところで、日々そのようにシャクティの力は働き、日は昇り日は沈み、花々は咲き散るのですね〜。私たちのこの小宇宙(身体)も、もちろん出産だけでなく、あらゆる生理的・心理的働きも、ひと呼吸ですらがシャクティの働きによって支えられているのだと思いを馳せました。

撮影は部屋の中でしたが、母なる大宇宙の神秘的な働きを感じたとても有意義なひと時でした。

驚いたこと③.臨月なのにうつ伏せ

最後に驚いたのは、撮影が終わり、楽しいランチも終えて、一息つきながらマッサージを受けていた臨月近くのIさんが、うつ伏せで寝ている姿を見た時でした!「えっ!臨月でも、うつ伏せで寝られるの?!赤ちゃんは大丈夫なん?!」と単純に驚いてしまいました。

驚いたこと④.超安産!おめでとうございます!

10月2日に、Iさんは無事に3152グラムの女児をご出産されました。何と、逆児にもかかわらず陣痛が始まってから2時間でお産を終えたそうです。超安産ですね!さすがと言わざるを得ません。おめでとうございます!

サーナンダ

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