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もうすぐジャヤンティー!

見上げれば天高い青空に真っ赤に染まった葉や眩しいほどの黄色い葉。真っ黒な土からは常緑の艶やかな緑が。朝降ったばかりの透明な雨の雫。外の世界を織り成す色彩が一斉にカラフルな光を放ち、秋の空気の中でしっとり調和し静けさを醸し出す特別なこの季節。自然の背後にある大いなる存在を感じてため息が出ます。

いろんな色の葉

いろんな色の葉

『ラーマクリシュナの福音』の中で、ラーマクリシュナがこんなことを仰っていました、
神はさまざまの形を持ち、さまざまのやり方でお遊びになる。
彼はイーシュワラ(人格神)として、デーヴァ(神)として、人として、そして宇宙としてお遊びになる。
あらゆる時代に、彼は人びとに愛と信仰とを教えるために、人の姿をとって化身として地上に下りていらっしゃる」。

これを読んで思うのは・・・やっぱり師のこと・・・。
もうすぐ!最愛の師が御聖誕された11月23日、サットグル・ジャヤンティーがやってきます!!!大切な師がこの世に御誕生された日です。
そしてその日、ついに師の教えの新しい書籍『マハーヨーギーの真理のことば』が出版されるということなのです。さらにまた、長く親しまれてきた書籍『ヨーガの福音』が台湾でも出版されるということ。一刻も早く読みたい!!という自分の思いは抑えつつ……冷静に考えると、師のお言葉が本になるということは、本物の真のヨーガの普遍的な教えが多くの方に届けられるということ。師と弟子の一対一の間で交わされた霊的な問答のその中身がその場にいなかった人々にも公開されるということ。私はこのホームページで紹介された本の目次を読んだ時、師は師の一切すべてを出し惜しみなく、これほどまでにここで出し尽くされるのか・・・と驚愕しました。こんなにも師は、この本という形をも通してご自身を捧げられたのだと呆然としました。人々への愛の本だと思いました。真剣に生きることと向き合っている人に必ず届いてほしいです。

私はある時、先輩から師であるヨギさんについて「ヨギさんは弟子を導くために存在されている」とはっきりと言われました。「弟子」とは、今、師に直接お会いできた者たちだけではないと私は思います。師は、ブッダの教えにある「私の肉身を見る者が弟子ではなく、私の教えを知る者が私の弟子である」と仰られているからです。
だからもし、今あなたがこのページを真摯に読まれているのなら、あなたも弟子なのだと思います。また未来に師の教えの書籍を読まれてヨーガの教えを生きようとする人も弟子なのだと思います。ヨーガという道を知り、真剣に自分のこの人生を歩もうとする者は、みんな同じ一つの根源から繋がる弟子だと私は思います。

真理はまず聞いて、考えて、そして瞑想して」と師は仰っています。まず聞く、それがなければ次の「考える」に進めないので、今すぐ師にお会いできない場合のためにも教えが記されている書籍、聖典が必要です。
聖典について、過去の『パラマハンサ』(会報誌)のある記事にこう書かれていました、「インドにおいて聖典とは、書かれた書物ではなく、口伝されてきた聖者の言葉、すなわち真実の悟りを啓いた人の言葉である」。
ということは・・・『マハーヨーギーの真理のことば』は聖典中の聖典。師の口から語られたその時その瞬間のお言葉が記録されてきて、それが脚色なくそのまま活字となった本だからです。真実の悟りを啓かれた聖者は、他者のためだけに言葉を発してくださっています。そんな言葉がこの地球上にあるのかなと思います。純度100パーセントの清らかなそんな言葉が。

『ラーマクリシュナの福音』の中でラーマクリシュナがこのようにも仰っていました。
イーシュワラ・コーティ(この世に特別の使命を持って生まれてくるすでに完成された魂)以外の者は、誰一人、サマーディに達したあとに相対意識の段階に戻って来ることはできない。普通の人々の若干は、霊性の修行によってサマーディに到達するが、彼らはそこから戻ってはこない。しかし神みずからが人として、一個の化身として、他者の解脱の鍵を握って生まれてこられる場合には、人類の福祉のために、その化身はサマーディからこの世の意識に戻って来るのだ

かのラーマクリシュナがこう仰っているということは、本当に他者のためだけにこの世にお生まれになり、肉体を保ち、留まってくださり、人々に愛と信仰を教えてくださる慈悲深き御方、神の化身がおられるということ。

・・・ジャヤンティーまで、あと三日。出席される方も出席されない方も、それぞれのところから最大の感謝を最愛の師にお捧げすることができますように!!!

*参考『ラーマクリシュナの福音』

一(ひとつ)の存在

一(ひとつ)の存在

 

野口美香 


春の祝祭 開催のご報告

桜

京都では桜が満開を迎えています。
プレーマ・アーシュラマのある御室界隈の桜並木も見事に美しく咲いています。

先日4月3日(日)、マハーヨーギー・ミッションの春の祝祭「サナータナ・ダルマ アヴァターラ メーラー」がオンラインにて開催されました。

この祝祭は、私たちマハーヨーギー・ミッションの礎となっている、形なき永遠の真理そのものを祝い、それを身をもって現し、古来人々を救済してきた神の化身たちの存在に思いを馳せ、感謝を捧げる機会にしようと、主ブッダの御聖誕日、花祭りの時期に合わせて開催されています。

5回目となる今回、日本各地、そしてニューヨークや台湾から、参加者は総勢110名を超えました。海外の仲間たちとも一緒に同じ時を分かち合えるのは、オンラインならではの歓びです!

さまざまな地域から7名の方の祝辞が献上されました。
目には見えない永遠の真理を、どのように自らの内に実現し、そしてこの世界に対して行為していくのか。また尊く清らかな聖賢たちの存在、生き様によって示されたサナータナ・ダルマとは何なのかーー。
生き生きと語られたメッセージは、それぞれ最高の理想に向かって献身していこうとする強い思いが溢れ、絶えず私たちを真実へと導いてくださっている師や神の化身たちへの敬愛と感謝に満ちていました。それらの言葉は、これまで積み重ねてきた実体験があってこその深みを感じるものでした。

*  *  *

聖劇タイトル

祝辞の他、以前、師の御聖誕祭で奉納された聖劇から、クリシュナ神を信仰する聖者スダーマの物語「一握りの米」がダイジェスト版で配信されました。神へ純粋な愛を捧げることの大切さ、またそれに対し絶大的な歓びをもたらす、量り知れない神の恩寵が表された内容でした。

聖劇

スダーマ(左)とクリシュナ神(右)。幼馴染だった二人が再会に歓喜するシーン。

「サナータナ・ダルマとアーサナ」をテーマに祝辞を述べたニューヨークのサーディヤーは、アーサナを奉納しました。息を呑むほどの集中感、迫力に満ちた彼女の姿は、師から伝承されているアーサナの極意、深遠なる領域があることを物語っていました。

サーディヤー アーサナ

ヨーガダンダ・アーサナ(ヨーガの杖の形)

*  *  *

インスパイア溢れる言葉や仲間たちの姿に魅了されているうちに、あっという間に時間は過ぎていきました。
この日、画面を通して受け取ったものすべては私たちの糧となり、道を進む原動力となっていくことでしょう! この混沌とした変化のやまない世の中において、最も大切なこと、この命をもって生きる核となるものを、私たちは胸の奥に、確かに思い起こすことができたと思います。

シュリー・マハーヨーギー

最後にシュリー・マハーヨーギーからお言葉をいただきました。

「みんなの純粋な信仰と愛に満ちたメッセージの数々、本当にうれしく、また頼もしく感じました。今も、そしてこれからも、益々みんなが聖なる者の輝きに満ちていきますように。いつも、いつも私はあなたと一緒にいます」

ジャイ! サナータナ・ダルマ アヴァターラ
ジャイ! サットグル・シュリー・マハーヨーギー・パラマハンサ キ ジャイ!!!

 

桜

*献上された祝辞についてはWeb版パラマハンサ(会員専用サイト)にて配信する予定です。
楽しみにお待ちください。

マハーヨーギー・ミッション 


もうすぐ春の祝祭

「ヨーガでいちばん大切なものは何だと思いますか? それはグル(師)です」

ある方がヨーガを始めた時、師シュリー・マハーヨーギーはそうおっしゃられたそうです。

重力の法則が発見されているいないにかかわらず、その法則が地球上で働いているように、永遠の真理「サナータナ・ダルマ」はこの宇宙万物の本質として存在しています。
それは太陽の如く燦然と輝いている存在ーー

しかし、一時的な欲望や快楽によって多くの人々の心は曇り、その永遠の真理を知ることができない。
それが無知と言われるものです。
そのような無知が蔓延る時、真理そのものである「アヴァターラ(神の化身)」たちは顕現し、永遠の真理が存在することを自らの行為でもって人々に知らせてきました。
クリシュナ、キリスト、ブッダ、シュリー・ラーマクリシュナ、ラマナ・マハリシなど、まさにこの世界を照らした太陽のような存在です。
そのアヴァターラたち、すなわち「真正のグル」たちがこの世界に人として顕現したからこそ、私たちは自らの内に真理が在ることを知り、その道を歩むことができるのです。

永遠の真理「サナータナ・ダルマ」とそれが顕現した神の化身「アヴァターラ」に感謝と誓願を捧げるマハーヨーギー・ミッションの春の祝祭ーー「サナータナ・ダルマ アヴァターラ メーラー ―神性示現大祭―」が4月3日に開催されます。

2017年から始まった春の祝祭の受付ボード。中央(2017年)、ブッダ(2018年)、ラーマクリシュナ(2019年)

私、クンバメーラー(ヒンドゥの一大祭典)には行ったことはないですが、この祝祭はそれよりもさらにスケールの大きいものだと感じています。
なぜなら、アヴァターラのメーラー(集まり)だからです!!!
そして毎回、その場は歓喜の渦になり、喜びに満ち溢れるのです!!!

昨年に引き続きオンライン開催ですが、アヴァターラたちも参集して祝福してくださると信じています。
この祝祭を発起された師シュリー・マハーヨーギー、並びに歴代のグルの御方々、そしてサナータナ・ダルマに思いを馳せ、その恩恵に浴しましょう!!!

3月30日、京都嵐山の桜は満開です🌸

ゴーパーラ

 


台湾アーナンダ・アーシュラマでのジャヤンティー報告

オンラインのおかげで世界各地のグルバイと共にジャヤンティーに参加することができて、本当に嬉しいです。台湾はこの日は国民の休日ではありませんでしたが、それぞれの自宅からのオンライン参加も含めて20名が参加しました。本当はみんなで集まりたかったのですが、感染拡大防止のため、必要なスタッフだけがアーナンダ・アーシュラマに集いました。

当日は、アーナンダ・アーシュラマのリビングを二つの空間に分けました。一つは観覧区。プロジェクターを使って、はっきりとした画面で祝祭を拝見しました。

もう一つはスタジオ区。パソコン、マイク、ライトなどをセッティングしました。

背景に飾った綺麗なお花は、グルバイのマークが生けてくれました。

 

今回、初めて同時通訳に挑戦しました。別の通信アプリで台湾のグルバイと繋がり、式の進展に伴って、その内容を台湾語でみんなに届ける。祝辞者一人一人の深い信仰と強い宣言は、みんなの心に響きました。グルバイたちの祝辞、各地の活動紹介、歌の内容を同時に理解することができるので、同じタイミングで共に笑い、涙を流し、感動を分かち合えて、台湾のグルバイたちみんなは大喜びでした!!

(皆、真剣に聞いている様子)

  
(通訳を務めるプリヤー/左とマールラー/右)

でも、やっぱり一番嬉しかったのは、ヨギさんにお会いできたことです!!!!! ヨギさんは画面を超えて、私たち一人一人にダルシャンを与えてくださったように感じました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

純粋な歓喜に溢れるジャヤンティーが終わって、1時間の休憩に入りました。

(メニューはインドカレー、酢漬けトマト、しめじの炒めものとサラダです)

1時間後、台湾グルバイたちはもう一度繋がります。それぞれの感想を語り、感動と喜びを分かち合いました。祝辞の内容に励まされた、勇気をもらった、やっぱりジャヤンティーは最高、ジャヤンティーが開催されることや、ヨギさんの存在に感謝するというみんなからの声が聞かれました。

また、台湾グルバイたちと一緒に、新しくできたMYM台湾のウェブサイトを見ました。

私たちの心の中に真理の火を灯してくださったのは、ヨギさんです。
ヨーガ行者のあるべき姿、仕事に対する姿勢や他者に接する態度などなど、すべてを教えてくださったのは、ヨギさんです。
どんな言葉でも表現できないほど、本当にヨギさんに感謝しています。
ヨギさんからいただいたこの真理の火を、さらに多くの人に届けられるよう、頑張っていきたいです!!

MYM台湾   MYM Taiwan


サットグル・ジャヤンティー2021 ご報告

11月23日(祝・火)、サットグル・ジャヤンティー(師の御聖誕祭)が開催されました。
ニューヨーク、台湾、日本各地から100名を超える弟子たちが、師、シュリー・マハーヨーギーの祝福の下、オンラインにて集いました。

私たちは、久しぶりに拝見する最愛の師のお姿に歓喜し、仲間たちの言葉や笑顔から溢れ出る師への思い、ほとばしる情熱に心を大きく揺さぶられました。

師への感謝を込め、オンラインならではの国や地域の特色が表れた豊かなコンテンツが次々と配信されました。祝辞やメッセージからは、師の存在を拠り所に一層信仰を深め、真実の実現、自らの理想へと邁進する姿が伝わってきました。そしてそこには、どんな状況においても絶え間ない師の導きと恩寵があることが感じられました。

あっという間に祝福と歓びに満ちた時間は過ぎ去りました。
祝祭の終盤、奉納されたのは、グルへの讃歌「マハーヨーギー・ストートラム」の合唱動画。画面いっぱいに弟子たちが映し出されたシーンは、みんなの師への思いが結晶化したようでした。

最後に師からお言葉を頂きました。

「たくさんの力強くも美しい誓願を聞くことができて、とてもうれしく思います。
この1、2年の困難な状況にもかかわらず、皆さまが元気にヨーガを深めておられることを聞いて、とても喜んでいます。
近い日にまた直接皆さんのお顔を見ることができますように、願っています

 


終了後、待ち焦がれていた師のお姿に拝した感動とともに、この日が励みとなり、さらにヨーガ成就へと歩みを進める新たな決意ができたなど、感謝と喜びの声がたくさん届いています。

*献上された祝辞についてはWeb版パラマハンサにて配信する予定です。
楽しみにお待ちください。

マハーヨーギー・ミッション 


御聖誕祭に向けて

今年も敬愛する師の御聖誕日がすぐそこに近づいてきました。

昨年に続きオンライン開催となりますが、それぞれの場所で歓びを感じながらその日を待ち望んでいるグルバイ(兄弟姉妹弟子)の姿が目に浮かぶようです。

 この時期になると、私はいつも御聖誕祭の様子が書かれたパラマハンサを読み返します。
どの祝辞も一人一人の師への想いと、真理への道を歩む決意に溢れていて、胸が熱くなります。

 私は2009年の御聖誕祭に初めて参加したのですが、当時はまだそれがどういうものなのかよく分からず、次々と述べられる祝辞に、ただただ圧倒されました。目の前におられる師は時にこの上なく優しい微笑みをたたえられ、時に大笑いをされ、温かい眼差しを皆に向けられていました。

師のお顔も、皆の顔も、キラキラと歓びで輝いていました。

最後に祝辞をされた先輩グルバイが、祝辞の中で詩を捧げられました。

 ”この目はヨギを見るためだけにあり、この鼻はヨギの香りを楽しむためだけにあり、
この耳はヨギの声を聞くためだけにあり、この口はヨギの御名を唱えるためだけにあり、
この手はヨギに礼拝するためだけにあり、
そしてこのハートはヨギの尊い御足の気高い塵をいただくためだけにある。
この命はヨギによって光り輝く…
ヨギだけが在る。
一切はマハーヨーギーなり。”

この詩を聞いた時、私もそうなりたい!!と強烈な憧れが胸の奥から一気に溢れ出ました。

涙が止まらなくて、胸がいっぱいになり過ぎて、初めての感覚にどうして良いか分からなくなりました。今も折に触れてこの詩を思い出し、早くこの境地に至りたいと強く願います。

先輩グルバイの祝辞が掲載されているパラマハンサ。

 

”真実を悟るということ、私と不異(おなじ)に成るということを覚悟してください。それによって全ての物事は、できる限り運んでいくことになると思います。”

先日、臨時配信されたWebパラマハンサの中の師のお言葉に、身の引き締まる思いがしました。

これから自分が向かう先にある目標が、計り知れない偉大なものであること。そのあまりの尊さに、果たして自分にそれができるのか?という思いが顔を出します。

しかし、容易に到達できるものではないとしても、困難にぶつかったとしても、いつか果たせる目標であると信じ、真っ直ぐにヨーガの道を進むことが大切なのではないかと思っています。

私の体の全ての器官が師のためだけに機能しますように。私のハートが常に師の存在で満たされ続けますように。生きる意味を教えてくださった師のために、この命のある限り、師に倣い愛を持って他者に行為し続けられますように。

山梨県の栖雲寺(せいうんじ)にある大きなモミジの木。
木の真下にいると、モミジの葉を通した暖かい色の光が差し込んできて、
師の大きな愛に包まれているような気持ちになりました。

ハルシャニー

 

 

 


いちばん大切なもの

「それ」さえあれば、生きていける。

胸の奥にそれがあると知った時、どんな宝石もいらないと思った。
もうすでに永遠のダイヤモンドが胸に埋め込まれていた。
心がそれを忘れそうになると、私のハートをつかみ、いつも思い出させてくれる存在ーー
そのお方は我がグル!!

Gururadiranadisca guruh paramadaivatam
Guroh paratanam nasti tasmai srigurave namah
Om shanti shanti shanti

グルは始原であり無始(無限)の存在。グルは最高の神格。
グルより優れたものはない。その聖なるグルに礼拝いたします。
オーム、平安あれ、平安あれ、平安あれ。

11月23日のサットグル・ジャヤンティで唱えられるマントラーー

どうかハヌマーンの態度でグルに礼拝できるようにと切に願います。

ゴーパーラ


イーシュヴァラ・プラニダーナ

「イーシュヴァラ・プラニダーナとは、主(始原のグル・真理・悟り)への揺るぎない熱情」

シュリー・マハーヨーギー・パラマハンサ

11月は日本人の主食のお米の収穫と献上の季節であり、そして私たちの主(グル)であるシュリー・マハーヨーギー・パラマハンサの御聖誕月でもあります!

先月私は介護の仕事の一環で、稲刈りと天日干し、脱穀のお手伝いをさせていただきました。脱穀をした小金色のお米の一粒一粒は光り輝いていて、とても感動しました。

私たちの命は食物によって生かされ、その命の源は、古来より「神」と呼び慣わされてきた大いなる存在です。すべての命は神によって光り輝いています。そして真正のグル(師)は、その存在そのものーー

11月23日は新嘗祭の日であり、師の御聖誕日です。この吉祥な日に向けて、大いなる師の存在と導きに感謝を捧げ、真理・悟りへの熱情を大いに高めていきましょう!!

ゴーパーラ


サナータナ・ダルマを生きる!

初のオンライン開催となった、春の祝祭「サナータナ・ダルマ・アヴァターラ・メーラー」。
出席された皆さんは、身体に収まり切らないほどの歓びを感じられたことと思います。

祝祭前は、初めてのオンライン開催がどんな風になるのだろうとドキドキしていましたが、いざ始まってみると、画面を通していることも忘れて没頭し、あっという間でした。
時間も空間も超えて出席者全員が共に在るということを強烈に感じました。
祝辞を献上した方々から、サナータナ・ダルマ=永遠の真理だけを見て行為してくのだという決意が伝わってきて、胸が熱くなりました。

祝祭後の土曜クラス終了後に、久しぶりに東京のグルバイ(兄弟姉妹弟子)で話す機会を持ちました。一年以上ぶりに拝見する師のお姿に感極まったのは皆同じだったようで、それぞれの表情や言葉から大きな歓びが感じられました。

東京グルバイのメンバー(後左から小菅さん、シャルミニーさん、前左ハルシャニー、マイトリーさん)

今回祝辞をされたグルバイの1人、小菅(こすげ)さんは、祝辞の文章を考えていく過程でたくさんの気づきと学びがあったと話してくれました。
名前も形もない真理について祝辞を考えるのは難しく、真理に関する知識を書き並べる感じになってしまい、「もっと自分の気持ちを出したい!」と悩んでいると、筆は自然と師であるヨギさんに向かっていました。それからはヨギさんへの想いが高まるばかりで、真理とかそういった知識ではなくバクティでいっぱいの内容になっていったそうです。
その表情からは歓びが溢れ出ていて、その場にいたみんなの歓びも一層大きくなったように感じました。

また、アーサナ・瞑想クラスの参加者のSさんは、まだ一度も師にお会いしたことはないけれど今回の祝祭に参加され、冒頭のヨギさんのプージャを拝見し、画面からでも神聖なエネルギーを感じました。 祝辞を述べられた皆さんの体験談も素晴らしく、それぞれヨギさんへの思いや、ヨギさんの言葉によって、人生に大きな変化があったんだなぁと思いました。」と感想を寄せてくださいました。 師を想い慕う気持ちはたとえお会いしたことがなくても同じなのだと感じ入りました。 

左から、ターリカーさん、マイトリーさん、シャルミニーさん。マスクをしているとわかりにくいですね。笑 いいお天気でした!千駄ヶ谷駅前にて。後ろに見えるのは新しくなった国立競技場です。

師が与えてくださるこの上ない歓び、そして自分の中にも真実があるという想いは、確かに私の胸の中に在ります。
それでも、日常の中で様々な出来事に巻き込まれてそれが覆い隠される状態になり、一人ではなかなかその覆いを取り払えない時もあります。
私はこの3月半ば以降、やむを得ず過密なスケジュールで働き続けてしまい、祝祭前日にはっと我に帰ったような状態になっていました。しかし祝祭当日、歓びしかないひと時を体験し、真理以外のことは全て吹き飛んでしまったように感じられました。そして翌日からは再び働き続ける日々が始まり、もっと余韻に浸っていたいのにともどかしい思いを感じながらも、仕事に集中するよう努めました。
そうしてグルバイで話す日を迎えたのですが、みんなで揃って会うこと自体がとても嬉しくて、慌ただしかった日々のことは一瞬で消え去り、再び歓びいっぱいになりました。1時間ほどではありましたが、交わす言葉以上に祝祭の余韻をみんなといるだけで味わえました。

かつてブッダは、「この世は美しい」とおっしゃったそうです。
私は日々の暮らしの中で、この言葉をよく思い出します。一体この世の何を美しいとおっしゃったのか…それは全ての命は等しく尊い、命そのものが美しいということではないかと思います。

ブッダの生きた時代と今とでは、環境も人々の暮らしも大きく異なりますが、「この世は美しい」ことは変わらない真実です。
人、動物、植物、それぞれの命が織りなすこの世界。その世界の中で、ずっとサナータナ・ダルマ(永遠の真理)は存在し続け、今を生きる私たちへと繋がり、これから先にも繋がっていく。
世の中がどんなに変わっていこうとも、絶対になくならないもの。

そのサナータナ・ダルマを体現してくださっている師の存在と、共にサナータナ・ダルマを生きようとするグルバイの存在がある限り、どんな世の中であろうとも必ずサナータナ・ダルマを実現できる。そう強く感じた祝祭でした。

ハルシャニー


春の祝祭―台湾編

2021年4月4日、グルの恩寵と祝福とともに、台湾のグルバイたちは台北のアーナンダ・アーシュラマで一緒に7時間半以上を過ごしました。とても濃密で幸せな時間でした!

前日から会場の準備が始まりました。 前日と当日の朝、昼のお弁当も用意しました。 (日本ブログに紹介されたフォカッチャもメニューに入れました!)

前日は日差しが強く暑かったですが、祝祭当日は突然涼しくなり、まるでここが京都で、春の祝祭に参加するために出かけているような気分でした。

春の花が飾られた開始前の静かな会場

参加者たちは午前中にアーナンダ・アーシュラマに到着し、先に今回の祝辞の翻訳を聞きました。祝辞の中には、深い自己探求の思いや、人生の無常に対して心に疑いや動揺が生じたとしても、ヨギさんが遥かなる人生の大海で永久なる真実の光を弟子のために灯してくださっているから、私たちは永遠の真理が自分の中に在ることが分かるようになったという話がありました。祝辞を通して、グルバイたちが堅固な決心をもって真理の道に進んでいると感じました。彼らの姿はまるで真っ暗な海に光り輝く星のようであり、聴きながら何人かは涙がこぼれていました。

台湾語に翻訳された祝辞を先に聞いて、祝祭への思いが高まりました!

その後、少しお昼休みを取ってから、わくわくしながらみんな席に着きました。久しぶりですから、ヨギさんや日本やニューヨークのグルバイたちと会えるのをすごく楽しみしていました。

開会後のプージャーの時、ヨギさんがスクリーンに現れました。誰もが息を止めたかのようにグルの姿を見つめました。スクリーンを隔てていましたが、会えない長い時間も遠く離れている空間も消え失せ、安らぎと歓びに満ちた雰囲気に包まれて、ヨギさんが優しく一人一人の弟子に応じてくださっているように感じました。

それから祝祭が進んで、先輩とグルバイたちのお姿を見ながら、みんなは笑みをこぼしたり、時には祝辞者の情熱が伝染して感情が高まったり、感動していました。画面で拝見したニューヨークや日本のグルバイに実際に会ったことがなくても、共にヨギさんに教わる真理の道に歩んでいますし、Pranavadipaを通してグルバイの記事を読んだりすることもありますから、いつもみんなが一緒にヨギさんの下で学んでいるような感覚をもっています。今回オンラインで「会う」ことができて、長年の知り合いのように親しく感じました。

祝祭の中盤には、45周年の記念スライドショーが上映されました。祝辞にもありましたように、ヨギさんは変わりなく、いつもの優しさと歓びをもって、私たちに唯一の真理を示してくださっていました。真理を渇望する人々のため、45年もの間、真理の教えを絶えず伝えてくださっていました。世界中で布教されているヨギさんのお姿をみんなは高揚した気持ちで拝見しました。その時、自分がヨーガと出会った日を思い出したのかもしれません。

ヨギさんの2017年台湾初ご訪問!<45周年記念スライドショーから>

実は、ヨギさんは、私たちがヨーガを始めるだいぶ前から、すでにこの道で私たちを待たれていたのだと思います。そして今も、その悟りを啓くヨーガの道に立たれて、優しく私たちを見守って導いてくださっています。信念と決心を持って行動に移せば、必ず永遠の真理を実現できると、私たちに高らかに宣言されています。

グルへの礼拝

終盤に、再びスクリーンに現れてくださったヨギさんのお姿。世界はまだ混乱しているのだがきっと良くなる、このような時こそ自分のヨーガの実践を深めるようにと弟子を励まし、そしてみんなとの再会を楽しみにしているとおっしゃってくださいました。その場にいた誰もが名残惜しくスクリーンを見つめて、ヨギさんからもたらされた幸福と平安に浸る時間が続いて欲しいと願っていたことでしょう。

だけど、私たちには分かっています。本当にヨギさんと共にいたいなら、生活の中で一歩ずつ実践していき、無知なエゴを棄てるしかないのです。ヨギさんのかっこいいお姿のように生きて、永遠なる真実に成ることが、グルの無限の愛に報いることになるのです!

祝祭の後、1時間くらい感想を分かち合いました。 祝辞からのインスパイアされたことや感動したこと、そして自分の経験やグルへの思いなど、たくさん話をしました。

マハーヨーギー・ミッション台湾 シンユン