師の御姿

先週10月25日(火)のプレーマ・ヨーガサークルでの特別サットサンガの様子が、赤阪さんからブログにアップされましたが、私もスタッフ(カメラマン)として参加させていただきました。

たくさんの方が参加され、ブログにあるように本当に素晴らしいサットサンガでした。その中で、私が最も印象に残ったことは、師の御姿でした。

師は、参加者の質問にお答えになる形で、ヨーガのエッセンスを詳らかにほんとうに丁寧に、誰にもわかる優しい言葉で説き明かされました。私は師に出会って28年になり、その間たくさんのサットサンガで同じように師の御姿を拝見してきましたが、この時は教えを説かれる師の御姿に感動して、一瞬撮影を忘れて魅入ってしまいました。

何と見事に真理を平易な言葉で説き明かされるのだろう!何と驚くべき!このような機会に果たして次はいつ巡り合えることか!と、目を見張り、思わず胸を打たれ、その御姿に魅入ってしまったのです。

伝説によれば、かの偉大な覚者ブッダの説法には、弟子や信者ばかりか、森中の動物たちが集ま
り、肩を寄せて耳を傾けたと伝えられていますが、かくやあらん!と家に帰ってから、何度も思い出していました。吉祥な瞬間に巡り合わせていただいたことを、師とスタッフの皆さん、そして参加者の皆さんに本当に感謝いたします。

さて、今月11月は、6日(日)には京都で特別サットサンガがあります。そして、23日(祝・水)には、師の御聖誕祭、MYM40周年祭があります。

またさらなる素晴らしい吉祥な縁が育まれることでしょう!

オーム・タット・サット オーム!!!

サーナンダ


大阪・特別サットサンガが開催されました!

10月25日(火)は、私たちの大好きな大好きな師であるヨギさんが、阿倍野にあるプレーマヨーガサークルにお越しになり、特別サットサンガが開催されました!!!

特別サットサンガには多くの方が参加され、初めてヨギさんにお会いする方は11名いらっしゃいました。最初は普段のクラスとは違う厳かな雰囲気に、皆が緊張してヨギさんをお待ちしていましたが、ヨギさんが会場に入られた瞬間空気は一変しました!思わず喜びで涙が溢れてしまう方、ポロポロと涙を流される方、うっとりと見つめる方、皆がヨギさんにくぎ付けになり、サットサンガが始まりました!

それでも少し緊張していた皆さんに、ヨギさんはヨーガの基本的なことでありすべてを、とても優しく、明快に、そして力強く明らかにしてくださいました。その一言一言、またヨギさんが皆さんの質問を聞かれるご様子、皆さんが一心に聞き入る様子を見ていると、ヨギさんから輝く雫が皆へ降り注がれているように感じました。それは私たちが気づいていようが気づくまいが関係なく、その場にいる皆に等しく降り注がれ、ハートに浸透していくのだと思いました。そして、私たちの奥にある真実と共鳴し、自分でも驚くほど心が素直になり、変わらないと思っていた心も速やかに変えられていくのだと思いました。

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サットサンガ後、まだまだその余韻に浸っていい表情をされている何人かの方にお話をお聞きできたので、アンケートとともにここで少しご紹介したいと思います。

●どんな方だろうと思いながら参加しましたが、深い叡智と温かいお人柄に心の安まる時間でした。質問はできませんでしたが、皆さんの質問は皆が考えている普遍的なものばかりで全てためになりました。普段仕事で感じている人間関係の悩みなどが、どうでもいいことに思えました。
●勝手に呼吸がゆっくりになりました。穏やかな笑顔とその言葉に何回も打たれ、感動しました。
●とても貴重で幸せな時間でした。すぐそばでお姿やお言葉を聞くことができて、素直にうれしかったです。たくさんの学びをいただけたので、コツコツと一歩一歩がんばっていきたいです。
●改めて、学びとアーサナの実践が大事なんだと、今を大切にしたいと思いました。
●とにかく良かったです。今は言葉になりません。

後日談ですが、サットサンガの翌日に、それまでにっちもさっちもいかなくなっていた仕事が急にいい方向へ動き出した!というお話も聞きました。

この素晴らしい縁を、今生でヨギさんに直接お会いして教えをお聞きすることができるという貴重な時間を大切に、より深めていけますように。
本当にありがとうございました!!!

 

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上の写真は今回サットサンガで飾られたお花です。

このお花の一部はサットサンガ後アーシュラマへお届けされ、シャーンティマイーさんの手で下の3枚の写真のように美しく活けなおされました!!!お花も嬉しそうです。

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シュリーマッド・バーガヴァタム

みなさん こんにちは

今回はシュリーマッド・バーガヴァタムよりプラフラーダの物語をご紹介します。

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はるか昔ナイミシャの森に何人かの偉大な賢者たちが住んでいたある日彼らが朝の沐浴と祈りと瞑想を終え、ともに座っていたところへッグラスラバーとい名の有名なスータ(神話を朗唱したり解説したりする高徳な吟遊詩人たちの階級の一人)がやって来た
おお罪なき御方よあなたは実に自由な魂であられグルの恩寵によってすべての聖典の精髄を知っておられますですからどかすべての人たちの助けとなるよな真理の教えを私たちにお示しくださいそしてまた、シュリー・クリシュナの聖なるご生涯についてもご存じのことをお話しください」
スータはこのように懇願され、喜んで賢者方の要望を受け入れ物語を語り始めた

ヒラニャカシブはダイチャ(阿修羅)族の王でした。彼らはデーヴァ族すなわち神々と同じ祖先から生まれましたが、常に神々と戦いをしていました。長い年月ののち、ヒラニャカシブはデーヴァ族を征服し、三界……すなわち人と動物が住む中間の世界、神々や神々のような者の住む天の世界、そしてダイチャの住む下位の世界……を支配しました。ヒラニャカシブは驕り高ぶり、自分の他に神はいないと宣言しました。そして全能のヴィシュヌを礼拝することを厳しく禁止し、今後すべての礼拝は自分のみに捧げられるべきであると命じました。

さて、ヒラニャカシブにはプラフラーダという愛する息子がいましたが、どうしたわけか幼少の頃から主ヴィシュヌを敬愛していました。王子は主ヴィシュヌへの帰依の道について、学友たちに説くことに時間を費やしました。王は全世界から払拭しようとしている悪が、まさに自分の家庭から育とうとしているのを見て怒りに狂い、愛しい妻が嘆き悲しみ押しとどめるのも聞かず、王子に死刑を命じました。先の尖った武器で叩いたり、象で踏み殺そうとしたり、崖から突き落としたり、毒殺、火あぶり、餓死、壁打ち、魔術、あらゆる方法を試しましたが、ハートにヴィシュヌが住むプラフラーダを何ものも害することはできませんでした。

プラフラーダ「ヴィシュヌが全宇宙の主であられ、彼には始まりも終わりもなく全能で偏在であられます。したがってヴィシュヌのみが崇拝されるべきです」
ヒラニャカシブ「ヴィシュヌが偏在であるなら、なぜあの柱の中にいないのだ。いるならお前を守らせてみろ」
と叫びながら剣を振りかざし、柱を叩き切りました。すると轟きのような声がして、おお見よ!半分ライオン半分人の恐ろしいナラシンハの姿で主ヴィシュヌが現れたのです。そして長い戦いの末に暴君ヒラニャカシブは殺されてしまいました。

プラフラーダが主の御足に平伏し、讃美と献身の歌を捧げると神の声が聞こえました。
主ヴィシュヌ「求めよ。プラフラーダ、何でもほしいものを、お前は私の愛しい子だ。何でも望むものを求めよ」
プラフラーダ「おお主よ、無知なる者がこの世の事物に対してもつのと同じくらいに強烈な愛を、あなたに対して、しかもただ愛のためにもつことができますように」
主ヴィシュヌ「プラフラーダよ。私の献身者は、この世のものもあの世のものも決して何も求めはしない。心を私に集中させ、宗教的な善をなせ、そのようにして生き、そして身体が滅したのちお前は私のもとへと至るであろう」
主ヴィシュヌはこのようにプラフラーダを祝福して消え去りました。そして、ブラフマーを始めとする神々が、プラフラーダをダイチャ族の王座につけ、それぞれの惑星へと戻って行きました。

エゴや欲望、執着のとりことなった者は、分別を失い、愛する息子までも殺そうとするのです。現代の人間にも同じことが当てはまるのではないでしょうか。心からエゴや欲望、執着を取り除き、心を神への愛や真理で満たしていけば、さまざまな悩みや苦しみから逃れることができる、そして人としての生きざまも神聖なものとすることができる、そのことをこの物語は教えてくれているのだと思いました。

私たちも心を神への信仰や真理でうめつくすことができますように。

ダルミニー


「ブラヨーヘイ」vol.8 イノダコーヒ編

今回のブラヨーヘイは、イノダコーヒ本店に行ってきました〜😎☕️

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正式名称はイノダコーヒーではなく、「イノダコーヒ」らしいです。

京都の珈琲店といえば、やっぱりイノダですよね。
創業1940年の老舗で、お店の雰囲気もクラシックでよい感じです。
師であるヨギさんもお父様と絨毯の卸しの仕事をされていた頃、仕事終わりにこのイノダで一服されていたそうです。

ヨギさんは毎年ニューヨークに3カ月ほど滞在され、アメリカの弟子たちにヨーガを教えておられますが、僕は6年前、そのニューヨークの滞在に同行させてもらい、約3カ月ヨギさんと共同生活をさせていただきました。
滞在中は毎朝、ヨギさんが淹れてくださるとても美味しい珈琲をいただくのですが、滞在の途中(わりと前半)から話題も尽きて、とても困っていました。
そんな時僕は苦し紛れに、「京都で珈琲といえばイノダがありますよね」と話題を振ると、ヨギさんはとても嬉しそうにイノダコーヒの話をしてくれました。
このイノダの会話が、3カ月の滞在の朝食でいちばんヨギさんが楽しそうに話をしてくださった時でした。

今年もヨギさんは6〜9月の3カ月間、ニューヨークに滞在されましたが、今回同行したのがクリパールさんでした。

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クリパールさん。サングラスは僕のですが、似合っています〜

クリパールさんは僕のちょうど一回り上の子(ねずみ)年の先輩ですが、12歳も年が離れているとは思えないくらい若々しい方です。
珈琲をいただきながら、クリパールさんはニューヨークでの出来事をたくさん話してくれました。
その中で僕がいちばん印象に残ったのは、ヨギさんが選ばれたTシャツの言葉――「FIGHT LIKE HELL(死ぬ気で闘え)」――です。
ヨギさんはクリパールさんが頑張っている姿を見ると、このTシャツの言葉をおっしゃって喜んでいたそうです。

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クリパールさんからニューヨークの話を聞かせてもらい、僕も6年前のことが思い出され、本当に身が引き締まる思いでした。
僕自身、ニューヨークの滞在は自分の不甲斐なさに直面した苦しい日々でしたが、いろんな気付きを与えていただいた貴重な機会でもありました。
「珈琲」もその気付きを与えてくれたことの一つでした。
僕はニューヨークに行く前まで、甘いものが好きで、珈琲が苦手でした。
でもヨギさんが毎日珈琲を淹れてくださるので、がんばって同じようにブラックで飲んでいました。
すると1カ月ほど経った時に突然、珈琲の美味しさが感じられ、それから珈琲が好きになりました。
「味覚って変わるんだな」っと思った瞬間でした。
「自分は甘党」とか、はたまた「自分はダメだ」とか、つい「自分は〜」とレッテルを貼ってしまいがちですが、そんな自分って曖昧なものですよね。
そんな幻想なんて打ち破って、それこそ「FIGHT LIKE HELL」の精神で、本当にリアルなものに目覚めたいですよね〜😁👊‼️

最後になりましたが、クリパールさん、長時間お付き合いいただき、本当にありがとうございました😇🙏

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お弁当でつながっている

昨日の仕事中、持っていったお弁当を食べようとふたを開けると「何食べんの?見せて」と言われました。

 

介護の仕事で訪問しているその方は、半年前に心が折れてしまい、食事が咽を通らなくなりました。生きるか死ぬかという壮絶な期間を経て、少しずつですが食事を始めています。

 

食事をとらなくなる前、「何食べんの?見せて」「これ食べてみる?美味しいで」は勤務に入る度、何年も交わされた会話。でもある時から消えてしまい「お弁当食べたい?」と聞いても「いらん!」あるいは返事もしてくれない期間が長く、長い間尋ねることもなくなっていました。そして突然の復活!驚きと嬉しさがこみ上げました。

 

お弁当を見せると「これ欲しい」と言われ、万遍の笑みで「美味しい!」と食べてくれました。

 

何ヶ月も私のお弁当を欲しがることはなかったけれど、それでも毎回お弁当を作るとき、頭のどこかで、これ好きかな?食べたいかな?食べられるかな?と思いながら、彼女がいつでも食べられるようにお弁当を作っていたことに気がつきました。
昨日のおかずも、彼女が好きなものだったので、「美味しい」と言ってくれたのだと思いました。

 

気がついたら涙をこぼしながら笑っている私を見て、彼女も笑っていました。


特別サットサンガ 京都編

みなさん こんにちは

11月6日 日曜日14時から、京都アーシュラマで特別サットサンガが開催されます。

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京都には、四条烏丸のクラス、千本丸太町のクラス、下鴨のクラス、長岡京のクラスと四つのクラスがあります。そのクラスに通って来られている方々に、是非私たちの師であるヨギさんのサットサンガ(真実の集まり)に参加して、学びを深めていただきたいということで、京都特別サットサンガが行なわれる運びとなりました。

これまでに行なわれたサットサンガには、国籍、年齢、性別を超えて、さまざまな方が多数参加されていますが、ヨギさんはどんな質問にも真摯に耳を傾けられ、丁寧に誠実にお答えをくださっています。ヨギさんは誰に対しても変わらぬお姿で、いつもにこやかに質問に答えられていますので、その柔和なご様子を見て、初めて来られた方でも知らず知らずのうちに緊張の糸がほぐれ、安心してヨギさんに心を開くことができるのです。

ヨーガの正真の先生のことをグル(師)といいますが、グルの意味は闇を照らす光だといわれています。私たちのハートの奥に眠っている美しいけれど、曇って薄暗くなっている光に真実という光を当ててくださり、本当の自分を深い眠りから目覚めさせてくれるお方、それがグルです。ヨーガを実践し、真実を実現するためにはグルから直接教えを授かるということはとても大切なことなのです。
私も最初の頃は、真実が何なのかよく分かりませんでしたが、生きていく上でのいろんな問題や、瞑想などの実践をしていく中で疑問に思うことをヨギさんに一つずつ質問をして、教えられたことを考え、行為し、少しずつ理解を深めながら、ヨーガの道を歩いてきました。サットサンガの中ではヨギさんから発せられる真実の教えが、本当にすんなりと腑に落ちるという経験を誰もがたびたびしています。それはヨギさんの教えが私たちのハートの奥の真実にダイレクトに届けられるものだからだと思うのです。それこそがヨギさんの真実が間違いのないものだという証明なのだと思います。

先日行なわれた大阪のサットサンガに参加された方からは続々と感想が届いています。

初めてヨギさんと巡りあい心の底から安心された様子や、ヨギさんのお人柄に魅せられた様子、ヨーガを身近に感じ、本当の自分を見つける努力をしていこうと決心された様子などが、感謝と共にたくさん寄せられました。また、興奮冷めやらぬ様子でクラスに来られ、サットサンガ未経験の方に「ぜひ参加をおすすめしようと思って来ました!」と満面の笑顔で感動の声を伝えてくださった方もあったそうです。

みなさんも是非この機会に、特別サットサンガにお越しください。京都クラス以外の方ももちろんご参加いただけます。

この大切なご縁を多くの方が結んでいけますように。

詳しくはこちら
http://www.mahayogi.org/satsangha/osaka_kyoto.html

 


ミーラー・バーイーの歌に挑戦!

こんにちは、ミラバイです! 今日は久しぶりにバクティ・サンガムのご報告を致します。

春から京都・大阪で毎月行なっているバクティ・サンガムの今シリーズは、毎回一人ずつ聖者を取り上げ、彼らが愛した神にまつわるキールタンを歌ってきました。今回はインド中世に生きたバクタ(神を愛する人)、ミーラー・バーイーをテーマに、彼女が残したといわれている歌に挑戦しました。

私たちがこれまで歌ってきたキールタンは、神の御名だけを繰り返す簡単なもの。しかし今回の歌は歌詞もどんどん変わり、またメロディーも複雑で、リズムにも変化があります。実はこの歌、私は大好きな曲で、初めてこの曲を聞いた時、彼女の人生は苦難に満ちたものであったけれど、彼女はどんな時も神だけを見つめていたこと、そして神とともに多くの歓びの時間を過ごしたということが強く伝わってきて、歌詞の意味は分からなかったけど、とても感動したことを覚えています。ということで、いつかみんなで歌えたらいいなぁと思っていた曲の一つでもあり、しかもこういったタイプの歌は初めての挑戦だったので、どんな会になるかなぁと、私自身も楽しみでした。さぁ、早速チャレンジしていきます!

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最初はみんな気持ちを込めて歌うどころか、歌詞とにらめっこしながら一所懸命挑戦しておられました。でも、なんのなんの! 驚くほど早く歌が歌えるようになり、聞いていた私の方がとても驚きました。最後はみんなで大合唱になり、笑顔もこぼれ始めてよかったです。

「とても楽しかった」「歌詞に思いを馳せながら歌えました」「ミーラー・バーイーの生きざまや熱が伝わってくるようだった」といった感想もいただきました。また後日、「あの夜、夢の中でクリシュナとラーダーの絵とともに歌のメロディーが聞こえてきて、ずっと心に引っかかっていたものが消えた感触があり、純粋な意識だけが残る体験をしました。素敵なギフトをありがとうございました」という感動も寄せられ、とても嬉しく思いました。バクタ、ミーラー・バーイーのハートに、私たちも少し触れることができたのでしょうか。

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次回は、京都は11月27日(日)、大阪は12月9日(金)に行ないます(詳しくはこちら)。取り上げる聖者は、シュリー・チャイタニア。キールタンを歌いながら民衆の中を練り歩き、「神の御名を唱えるだけで、誰もが神に近づくことができる」と、インドに大きなバクティの波を引き起こした神人です。今シリーズはこれで最後の会となりますので、ぜひご参加くださいね! お待ち致しております。

ミラバイ


カルマの法則

ヨーガは、真実に目覚めるための数千年の古代から伝わる霊的な道です。ヨーガを学ぶには、ヨーガを成就したグルが不可欠です。言葉を超えたグルの導きは、道を歩もうとする私たちにとってはかけがえのないものとなります。サットサンガ(真理の集い)とは師を囲んでの神聖な集まりのことであり、師から直接教えを授かる最も大切な学びの場として位置づけられています。

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 今回はカルマについての質問がありました。
実は誰もが、過去に何度も生まれ変わりを体験しているとヨーガは教えています。これは輪廻転生と呼ばれていて、過去において何かまだやり残したことがあるともう一度生まれてきて、その心残りを新たな人生で実現しようとするものです。原因があってその結果を受け取ること、これをカルマといいます。

質問者「カルマについてお聞きしたいと思います。人生において例えば二つの道があったとして、考え抜いてようやく一つの道を選んだとしても、大いなる目からみれば、どちらを選ぶかはカルマによってすでに決まっているのでしょうか」
師「はい。結果的にみればそう言わざるを得ません。カルマというのは過去において蒔かれた実を刈り取るということになりますから、それがどういうかたちであれ二者選択の中で一方を選ぶということはやっぱりそこに実があるということになるわけですね」
質問者「人生はカルマの通りに進んでいって自由意志による選択の余地はないということでしょうか」
師「通常はありません。カルマが発生しているからこそ生まれてきたわけで、生まれてきたら生きていかなければいけないわけですよね。それはすべてカルマという設計図の通りに進んでいっているというふうに見なされます。カルマというのは心の記憶の中に組み込まれてしまっているわけです。カルマから脱出するためには心自身を破壊するか、もしくは心の中の原因となっているところの無知というものを無くしてしまう、これによってカルマの効力というのは無くなるか、もしくは薄くなるかします」
質問者「カルマを解消していくためにもっとも大切なことは何なのでしょうか」
師「カルマはエゴと心と無知というるつぼの中でできあがっていますから、そのどれかを壊すことによって無くなっていきます」
質問者「壊すために必要なことは何なんでしょうか」
師「ヨーガという真理を学ぶこと、そしてそれに対して精進すること、精進というのはアーサナや瞑想だけではなくて、日常の行為や心の思いを含めた行動全般をエゴのない、無知のない状態で行為するということです。そして積極的に真実を実現するという、悟りの体得ということが求められます。みんなはもうすでにヨーガを学んで精進しているわけだから、もうカルマのことは気にしなくても次第に離れてなくなっているはずですから、それよりむしろもっと真我とか神とか、そういう真実のものに心を寄せるようにしていってください」

師は、真実を知りそれを実現すれば、カルマに翻弄される人生を超えていくことができると教えてくださっています。

この世にあって何が真実なのだろう。それを知るべきです。真実ということは実存としてのリアリティをもっているのかということです。そのリアリティという実存は変化をするものであってはいけないし、無くなってしまうものでもいけない。真実というからにはそれは永遠に存在していなければいけない。それは死ぬこともない。その永遠の存在こそが誰もの本性、本当の自分、同時にこの全宇宙の本体でもある。この宇宙の星の流れや宇宙が生まれては消滅するというのも、それはその中における単なる現象にすぎない。その奥には確実なる存在がそこにあるんです。それだけがあるんです。見せかけの世界はこの世も宇宙もみんな幻のようなもの、本当に知るべきことを知ること、それが宇宙の本質、自らの本質、その起源、それを知ることになります。そしてそれだけが起源であり、そして現在もそれによって維持され、それだけが永遠に存在しているのです。

この世の最大のミステリーは本当の自分を知らないことだと師は教えてくださっています。輪廻転生というカルマの循環の輪の中で、幻のような世界を生きていくのではなく、そのカルマを超えて真実を実現していくこと、それが私たちの生まれてきた本当の目的なのだと師は繰り返し、繰り返し教えてくださっています。真実を求め続けるヨーギーたちは、魂の旅の終わりに一歩ずつ近づいているのだと、そう思うのです。

ダルミニー


さまらさの台所10月

今月のさまらさの台所は里芋いろいろ!!4種類のメニューをご紹介しました。
里芋ご飯、里芋の煮っころがし、里芋サラダ、里芋ナゲット
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まずは里芋の皮むきです。里芋はぬれたままで皮をむくと、ぬめりが出て手が滑ったり、かゆくなったりします。洗ってからしばらく置き、表面を乾かすかペーパータオルで水分を拭き取ってからむくとむきやすくなります。皮のむき方のポイントは、里芋の両サイド(頭とお尻)を少しずつ落とし、次に、里芋を横にして持ち、包丁を持った手と里芋を握った手、両方の親指の側面をくっつけながら、包丁を押すようにして皮をむきます。このようにすると、親指がストッパーの役割をするので、指を切りにくく、むきやすいです。
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里芋のぬめりにはムチンやガラクタンという成分が含まれ、胃腸の働きを活性化させたり、免疫力を高める効果があります。ぬめりを落としてしまってはもったいないのですが、ぬめりがあることで味が染み込みにくくなることがあります。そこで、里芋の煮っころがしや、里芋ご飯の時は少しだけ塩水に浸けてぬめりを落としました。

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左上:鍋に昆布だしと本返しを入れ、皮をむいた里芋を入れて中火にかける。
中上:落としぶたをしながら15分ほどコトコト煮る。
右上:里芋が柔らかくなり、水分が減ってきたら、強火にして水分を飛ばす。
下:出来上がり!!

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その他、里芋のナゲットや里芋サラダなど、調理法が違うと味わいもさまざま。
どれも美味しいと好評でした!

試作を通じて発見したこと!
煮っころがしを作っているとき、時間短縮でさっさと作ってしまえないかと思い、少し強めの火で煮ました。里芋は火が通るのにそんなに時間がかからないため、柔らかく、煮汁も飛び、出来上がったと思い、いただきました。確かに里芋は柔らかくなっているのですが何かが違う……。何かとは、味わいでした。
コトコトとじっくり火を入れていくことで、ゆっくりと(里芋のタイミング)で味が染み込み、里芋自体の美味しさが生かされるのだと思いました。反対に私のタイミングで味を染み込ませようとすると、外側に味がついただけで、味が染み込んだという感じではなかったのです。いつもの生活リズムだと、手際よくさっと料理してしまいたい所ですが、煮物を美味しくするコツは、ゆったりした心持ちで、野菜のタイミングで味を染み込ませることだと思いました。何でもそうですが、やっぱり自分本意では上手くいかず、相手に合わせなあかんねんな〜と思いました。


10/5 大阪・特別サットサンガご報告

ハリ・オーム!マーダヴィーです。

105日、私たちの最愛の師ヨギさんに、大阪は中央公会堂までお越しいただいて特別サットサンガを開催していただきました!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大阪でサットサンガを行なっていただくのは、2011年舞道ダンスシアターからの5年ぶり!当日はなんと台風大阪直撃か!?という激震が走りましたが、さすが我が師ヨギさんは晴れ男さんなので、行き帰りとも雨には全くあわなかったです。

さて、今回のサットサンガには、ヨギさんにお会いするのが初めての方(+2回目+お久しぶりの方)がたくさん参加して下さいました。ヨギさんにお会いできるご縁と機会を頂き、それはもうなんという祝福なのでしょう!

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このサットサンガでは、今クラスに熱心に通っておられる方が、サットサンガに向けて自分自身としっかり向き合って、積極的にヨギさんに自分から質問を投げかけられました。慈悲喜捨について、人生の目的、瞑想とその対象、心のあり方、エゴ、死、この世が一切皆苦であるならなぜ生まれてきたのか、愛、アーサナについて、、、内容は多岐に渡りました。

ヨーガの教えを学んでいる中で、教えと自分の心・行為とを照らし合わせて、日常で実践しているからこそ生まれる疑問や葛藤に対して、ヨギさんは具体的な答えと導きを直接的に溢れるほど与えて下さいました。

ヨギさんのお言葉をみんな素直に、無邪気に、純粋に、でもとっても真剣に聞かれていました。だんだんヨギさんに釘付けになって、ヨギさんの教えに、頷いたり、ほーっと驚いたり、笑ったり、涙を流したり・・・ヨギさんのお答えに本当に心から安心された方も多いです。

これから一歩も二歩も百歩も!前に進んでいくための教えと勇気を与えて頂きました!

この2時間のサットサンガが本当に本当に本当に本当に貴重な機会なんだ!ということを、皆さんがはっきりと自覚・認識して参加してくださっていたからこそ、具体的なヨギさんのお言葉はもちろんのこと、ヨギさんの存在そのもの、悟りそのものから発せられる、言葉では到底表現できない!もの(祝福!!!!!!!!!!)を、私たちは心を超えて感じ、たくさん受け取らせていただいたと思います。

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参加された方から感想を頂いていますので、少し紹介させてくださいね。

ーーー初めてヨギさんのお話をダイレクトに聞けて良かったです。一つ一つの言葉が本当に丁寧に出されてきて、心にしみ渡りました。本当にインスパイアされましたし、もっともっとヨーガと瞑想を毎日の中に取り入れて「本当の自分」に立ち返っていきたいと思います。

ーーー最初ヨギさんの存在に圧倒されて、自分がどこにいるのかわからないような感覚になりました。でも、思い切って質問させてもらえて本当に良かったです。瞑想も少しずつかんばっていこうと思います!

ーーー瞑想専科やアーサナクラスで利用している教室にヨギさんがいらっしゃる!より近くに感じることができました。皆さんの質疑応答にすべて答えがあったので、改めて私から質問することもなく、むしろすべてのことを吸収したい気持ちでいっぱいでした。心に栄養をいただいたので、ちょっとでも瞑想を深められるよう精進していきます。

このサットサンガでは、ヨギさんの様々な表情を見せていただいたように思います。

お医者さまをされている男性から、“死の恐怖”についての質問があった際には、ヨギさんは非常に力強くそして誠実に、“死”を正しく理解することについて説明され、このように答えられました。

本当の私というのは、決して死ぬことはない。それは生まれたこともないんです。常に、永遠に存在している。永遠の存在。それは二つとない。・・・肉体を脱いだら(両手を合わせられて)一つなんです。・・・あなた自身が死ぬわけではない。この肉体を脱いで新しい服をもらうように、新しい肉体が用意されているんだよ、と思いながら患者さんに接してください。その人は決して死ぬことはないんです。

また、「自信がなくて、他の人にどう思われているのかよく捉われてしまうので、どうしたら自信を持って、気持ちを強く持つことができますか?」という質問に対しては、ヨギさんはまさに軽快に!

常々開き直ること!!(笑)ね、自分はどう思われてもいいと、そんなん気にしない!という風に常々思って開き直っていること。そうしてヨーガを続けていれば、全部包容してしまうくらいに変化しますよー。

と非常に軽やかに弾ける笑顔で答えられました!そのヨギさんの笑顔を見ただけで、私たちの心にある闇は一瞬にして吹き飛んでいきました!そして、、、

本当に気にしなきゃいけないのは、神の評価ですよ~。人の評価なんてどうでもいいねん!そんな不完全な人間の評価なんて気にすることないやん!気にするべきなのは神の評価です。

なんともチャーミングに気さくに答えられて、その様子に私たちは思わずハートを掴まれ、みんなを瞬時に笑顔に変えてしまうヨギさんなのでした!

「神やグルは弟子が自立することだけを担っている」
我が最愛のグルであるヨギさんから頂いた教えを、ただひたむきに深めていけるよう、これからがまた新たな始まりとして、個々人そしてサンガと共に日々精進していきたいと思います。
ジャイ!ジャイ!!ジャイ!!!グル・デーヴァ!!!!!

ちょっと書いてて、胸がはち切れそうになってきたので、ヨギさんがサットサンガの最後に仰ったお言葉とともに、ご報告を終えたいと思います。

(もうみんな)愛されているんですよ~。本当に、本当に、一番大切な、大切な人からね。神さまという存在から愛されている。それを忘れないでいて下さい。

(マーダヴィーは永遠に忘れないでいたい!いつも神に目覚めていたい!!)
私の最愛の師ヨギさん、本当に本当に本当に本当にありがとうございました!

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宇宙の創造!!
世界への展開!!
あぁそれは歓喜そのもの!!!!
輝く命の躍動!迸る歓び!!
それらすべてを顕現させているのは我が主なる神である!!!!!

というテーマをお花で表現しました。
Mahayogi Yoga Ashrama & Mahayogi Yoga Mission
40周年を
祝して!
ヨギさんへ、
この魂のすべての感謝と永遠の愛を込めて
from Madhavi